「素晴らしき日々はつくれる」素晴らしき日々も狼狽える BONNAさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしき日々はつくれる
実際に自分が元ライブ民なのでライブの楽しさはよくわかる。モッシュ楽しい。ダイブ楽しい。ただしその感情も《先輩》がやってる姿を見て(やりてえ)と思ったから。
多分、継承ってこういうことなんだろうと思う。先輩から後輩へ。親から子へ。
ただ、コロナが始まってライブが無くなり…いや、ぶっちゃけその前からライブの動員数って目減りしていた気がする。
なんで減ったかと考えると、音楽文化の多様性でハコまで行く必要無いものが人気となってしまったとか、チケ代に充てる余剰がないとか、年食って飛べなくなるとか、いろいろ。
その中で、今回拝見したフェス(恐れながら存じ上げなかった)については、地元の良いところをふんだんに活かしながら、来場者全員が客であり、参加者であり、運営者であるという新しい取り組みが成されていると感じた。
いやこれは絶対楽しいやつですわ。
映像を見てるだけでも十分にそう思えた。
やっぱり人間、役割があるとそれをまっとうしなきゃと思うので、来年こそステージに立つ側になるぞ、来年は出店するぞ、来年もあの会場のゴミを拾うぞ、みたいな役割があると、自然と目標も持てるし向上心(野心?)も出る。
そのあたりの動機づけを基に凄く上手く運営されてるのだなと感じた。
いや、マジで面白かった。
ただ、ある出演バンドのファンである私の友人すら知らなかったような映画なので、もっと作品の知名度上がれー。
コメントする