素晴らしき日々も狼狽える

劇場公開日:

素晴らしき日々も狼狽える

解説

鹿児島の野外音楽フェス「WALK INN FES!」の10年間を追ったドキュメンタリー。

2014年に桜島で誕生した同フェスは、「僕らの街は、僕らで創る。」をテーマに掲げ、協賛に頼ることなく活動を続けてきた。参加アーティストはKen Yokoyama、BRAHMANといった人気バンドに加え、地元のミュージシャンも多数出演。ジャンルも音楽、ダンス、食、アートから子どもが運営するお店まで多岐にわたり、規則や禁止行為を極力設定せずに参加者自身が考えて場をつくり出す。それは日本で数少ない「自立するローカルカルチャー」の雛形であり、まさに小さな「街」のようだった。しかし2020年、コロナ禍によって音楽フェスが次々と中止に追い込まれてしまう。

自身も2018年より同フェスに参加してきた「ちょっとの雨ならがまん」などの安田潤司が監督を務め、ライブやインタビューなどのアーカイブ映像を通してその軌跡を振り返る。

2022年製作/111分/G/日本
配給:安田映像研究所
劇場公開日:2022年10月15日

スタッフ・キャスト

監督
撮影監督(2014-2018)
コクボアオイ
撮影
安田潤司
照明
白石香織
編集
安田潤司
編集協力
コクボアオイ
監督助手
PETTAN
モノローグ
塩屋楓優
塩屋楓優
ナレーション
安田有希
PETTAN
原案協力
ヨシナガユウキ
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フォトギャラリー

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(C)WALK INN FES MOVIE製作実行委員会

映画レビュー

5.0素晴らしき日々はつくれる

2022年11月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

実際に自分が元ライブ民なのでライブの楽しさはよくわかる。モッシュ楽しい。ダイブ楽しい。ただしその感情も《先輩》がやってる姿を見て(やりてえ)と思ったから。
多分、継承ってこういうことなんだろうと思う。先輩から後輩へ。親から子へ。
ただ、コロナが始まってライブが無くなり…いや、ぶっちゃけその前からライブの動員数って目減りしていた気がする。
なんで減ったかと考えると、音楽文化の多様性でハコまで行く必要無いものが人気となってしまったとか、チケ代に充てる余剰がないとか、年食って飛べなくなるとか、いろいろ。
その中で、今回拝見したフェス(恐れながら存じ上げなかった)については、地元の良いところをふんだんに活かしながら、来場者全員が客であり、参加者であり、運営者であるという新しい取り組みが成されていると感じた。
いやこれは絶対楽しいやつですわ。
映像を見てるだけでも十分にそう思えた。
やっぱり人間、役割があるとそれをまっとうしなきゃと思うので、来年こそステージに立つ側になるぞ、来年は出店するぞ、来年もあの会場のゴミを拾うぞ、みたいな役割があると、自然と目標も持てるし向上心(野心?)も出る。
そのあたりの動機づけを基に凄く上手く運営されてるのだなと感じた。

いや、マジで面白かった。
ただ、ある出演バンドのファンである私の友人すら知らなかったような映画なので、もっと作品の知名度上がれー。

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BONNA

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