劇場公開日 2022年10月29日

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ノベンバーのレビュー・感想・評価

全29件中、21~29件目を表示

4.0Blu-ray買っちゃうやつ。

2022年11月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ちょっと前の「マルケータラザロヴァ」見たいな感じかなと思って観たけど、やはり現代に作られた物でテンポが良く、表現が多様で飽きずに見れた。

エストニアといへば今でこそIT先進国として有名ですがこんな自分達の古い部分を認めている所も素敵すぎて羨ましい。ハロウィンや万聖節はもともとキリスト教拡大のため古いアニミズムをキリスト教的にとり込んだ物、その自然への恐れを内包する土着で人間臭い、獣臭い感じが全編に濃厚に吹き出しています。
死人の魂と食事してサウナ入るの凄いな、、、サウナがどんだけ古くから北欧で生活の一部だったのか再確認した。
まあ話は報われぬ悲恋物なんだけど、森の魔物、使い魔、魔女、農民、領主、牧師、総動員で白黒なのに情報量多めで賑やかです。映像も美し過ぎる。

ムカデ人間博士の遺作ですが、怪しい領主役を見事に演じて居ます、、R.I.P.

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masayasama

3.0不眠症アイテム

2022年11月5日
PCから投稿

眠気との戦い、想像はしてたけど。
夢現の世界にいるよう。
眠剤代わりに見ると眠れるかもよ。

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Oyster Boy

3.0欧州モノクロあるある

2022年11月4日
Androidアプリから投稿

2022-209M 「ノベンバー」
 なんだか解らないが、意識高い系な劇場の芸風と、ポスタービジュアルのジャケ買いで鑑賞を決意。たいてい、この手で決めた作品は退屈極まりない場合が多く、マーケットでは10分で退散ということがママある。
 まあ、結果は予想通りだが、欧州のモノクロ作品にありがち(『ニーチェの馬』や『ライトハウス』)な、映画作家の陰キャな世界観が満溢した、評価とビジネスが反比例する、バイヤーが10分でスクリーニングルームを飛び出すタイプの一品だぅた。

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t2law

3.5ワンダを見た時に予告でとても気になっていて、ビル・エヴァンスのun...

2022年11月3日
iPhoneアプリから投稿

ワンダを見た時に予告でとても気になっていて、ビル・エヴァンスのundercurrentのジャケットのような
美しいポスターが前売り特典についていたので即購入し、公開を楽しみにしていた
不気味でとても美しい映画でした
クレプスキュールフィルム配給第二弾も好みでした
第三弾も楽しみにしています

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m m

4.0幻想とリアリズム

2022年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

魔法の世界を描くとだいたいディズニーみたいなファンタジーになるのだけど、
この作品は妙な生々しさがある。残酷おとぎ話だ。

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ドラゴンミズホ

3.5狼、山羊、黒豚

2022年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

宮崎駿の世界観をダークファンタジーに、違うか、勝手なイメージで未鑑賞ながらチェコの『マルケータ・ラザロヴァー』に近い雰囲気を、アンジェイ・ズラウスキーの『悪魔』を思い出したり、年寄りたちを映す映像がタル・ベーラの作品を観ているようで、一番近いのはロバート・エガースの『ウィッチ』が鮮明に、陰鬱で重苦しくて小難しい、そんな感じで物語があるかと思いきや全体的にポップな感覚の印象を、十字路での悪魔の契約はロバート・ジョンソンか、オマケに「ひょうきん族」に出て来る懺悔のオッサンみたいなコミカル描写、棺を乗せた馬車のすれ違いは素敵に思われ。

御伽噺のような映像の美しさに魅せられ、不思議な世界観と緊張感が途切れてしまう場面の数々に笑わせられ、残り過ぎる謎を楽しみながら次作にも期待してしまう監督ではある。

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万年 東一

4.5暦の上では

2022年10月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「ノベンバー♪」

日本人の半数が「ノベンバー⁉何月だっけ⁉」となる単語だし、エストニアといえば元大関「把瑠都」と料理?

画が徹頭徹尾シャープで美しいのでポスターにしたいくらい

話自体は「花王 愛の劇場」みたいな話で難しくはないが、前半はやや退屈なので、劇場で観るのが吉

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たれぞう

3.0ハロウィン映画

2022年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

 当たり前に死者、悪魔さらには疫病神とも身近に暮らす世界。そんな世界のラブロマンスはさぞ美しいのだろうと思いきや……。

 モノクロームな美しい画面の中に醜悪な現実を叩き込んでくるイジワルさ滲み出る本作。ラストの悲劇のヒロインになりたくともなれないやり切れなさがまあ切ない。

 渋谷はハロウィン(という名のコスプレ)で賑わうが、本来のハロウィンとはこの映画のような趣旨なのであろうなと思った。

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ゆうれい

3.0民話・神話を絡めたダークな恋愛模様

2022年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

難しい

自分は、映画を観る前はなるべく情報を入れずに観るようにしている。だから本作冒頭で怪しき物体(「クラット」と呼ばれる使い魔だとか)が登場した時点で、「?(ハテナ)」の嵐に襲われた。
舞台となるエストニアには、亡き先祖を追憶する「死者の日」とやらがあり、死者はその日に遺族の元に帰って過ごすという風習があるという。日本で言うお盆に近い。
寒村に住む住民は、クラットを使って隣人から物を盗み生活する。その村に暮らす娘リーナは、青年のハンスに想いを寄せるも、ハンスはドイツ人男爵の娘への恋心を募らせ…という、民話・神話を絡めたダークな恋愛が展開するが、本作ほど鑑賞前に情報を入れておけばよかったと後悔した作品はない。
初見では分からないから何度でも観たいと思わせる。初見時に「?」の嵐が吹く作品は、『イレイザーヘッド』然り『ブレードランナー』然り、後年カルト・ムービーとして評価されている。最近観た『マッドゴッド』同様、本作も間違いなくその系譜にあると思う。
「全てのものには魂が宿る」という、所謂アニミズムを具現的に描いた一本ともいえる。

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regency
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