「愚かな差別主義者の象徴」バーデン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
愚かな差別主義者の象徴
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サウスカロライナ州ローレンスの町でKKKに育てられた男がKKKから脱会した実話に基づく話。
町のKKKを取り仕切るトムに育てられトムのもとで働くマイケルが、黒人差別の名残が残る映画館を改装して作られたレッドネックショップとKKKミュージアムの代表として祭り上げられる中、KKKを嫌う白人シンマのジュディに惹かれ、思想に迷う様になっていくストーリー。
幼い頃は仲良くしていた黒人の同級生もいた様だし、その息子とジュディの子供は仲良しだし、黒人という括りでは敵対ししているけれど、個々をみると自分の思想に矛盾を感じている様子も見られるマイケル。
祖父がKKKで嫌のものをみてきたジュディはKKKの愚かさを良く理解しているし、「黒人がいるからまだましと…」は強烈。
脱会を決めてから置かれた立場に苦悩つつ、開眼していく姿はなかなか凄まじいし、ケネディ牧師の感情と思想のギャップもとても良かったし、教会が買った建物の権利は、最早その存在を揶揄するようなものに成下げるものだしととても痛快だった。
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