ミセス・ハリス、パリへ行くのレビュー・感想・評価
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一生に一度くらい、自分を飾る自分だけのドレスを着てみたい。そんな夢を持った老婦人がロンドンからパリへ。果たして無事にドレスを手にする事ができるのか。夢とロマンに満ちた心ときめくお話です。
ボスターの絵が綺麗でした。
作品紹介を読んでみたら面白そう。
ならば観てみましょうという訳で鑑賞です。
第二次世界大戦から8年後のロンドン。
戦争で未亡人になった老夫人が
自分だけのドレスを作ることを夢みて
お金を貯めてパリに行くお話。
バリに行こうと思い立っても
いかんせん先立つものが無い。
稼がなきゃ。 目標は500ポンド。
コツコツ働いてようやく貯めた100ポンド。
気晴らしも必要と誘われて出かけたドッグレース。 えっ
「オートクチュール」
という名の犬に閃きを感じて全額を賭け… ええっ
あー っという間に
全額を失い失意の底のハリス。 あ~ぁ
まさにどん底。 なのだが…
ここから先彼女の人生に追い風が吹き始め
面白いように好転していく。
・拾った耳飾りの謝礼 とか
・死亡が確定した夫の恩給 そして
・ドッグレースで全額スッたと思っていたが…
あれよあれよと言ううちにお金が溜まり
念願のパリ行きが実現します。 やったね。
パリでも色々なトラブルが発生します。
彼女の「天然」な行動由来のものもあれば
彼女に「家政婦フゼイが」と悪意を向けるものも…。
その一つ一つのエピソードに伏線が貼られ
しっかりと回収されていく展開が見事で
最後まで納得感のあるストーリーでした。。
※ どんなエピソードがあるのかは
ぜひ劇場で確かめて欲しいなと想います
最後まで、ハリスの夢が叶うのを願い
応援する自分がいました。 頑張れ~
充実した116分に満足です。
◇
この作品、
ヒロインが少女でなく 「おばあさん」 な訳ですが
「世界名作劇場」 みたいなお話だなぁ と
思えてきました。
# 貧しくとも正直に生きる少女がいました。
# ふと見かけたドレスの美しさに心を奪われ
# 自分も来てみたいと夢を見ます。
# 必死にお金を貯めてようやくパリに。
# ロンドンでもパリでも 沢山の人たちが
# 少女の夢が叶うよう 応援してくれるのでした。
こんな感じのお話の
「少女」を「おばあさん」に変えたのが このお話。
ヒロインを応援したくなるわけだ と納得。
あ
良い人しか出ない訳ではなく
試練が無いわけではありません。
それがあってこその 「世界名作劇場」 なのです。
◇最後に
とにかく映像が綺麗な作品で
衣装が綺麗、
風景も綺麗。
登場人物は美形。 うん。 眼福~
ぼーっ と眺めていても 癒される
そんな作品です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
子供の頃に読んだ大好きな小説✨
フルハウスのシャンテ
「悲しい事、嬉しい事、もうちょっと悲しい事、でももうちょっと嬉しい事」の繰り返しでお約束の展開ではあるけど、登場人物たちの優しさとチャームに心癒されて笑顔で鑑賞する116分です。
人によってはこの手の映画は「映画館でなくても」と仰るかもしれませんが、(例え)隣に連れがいなくても「誰かと一緒に観ている状況」がより多幸感を感じさせてくれる気がするような映画です。
そして、流石にアカデミー賞常連のジェニー・ビーバンの衣装は素晴らしい。(映画内の)ディオールのミューズ的な看板モデル・ナターシャを演じたポルトガル出身のアルバ・バチスタが一段と美しく映るのも、ジェニーの仕事の「間違いなさ」であり、ファッションを描く映画として有無を言わせない説得力があります。勿論、主役エイダ・ジェニー・ビーバンも終始「可愛らしいからゴージャスなものまで」シーンごとに次々と衣装替えする様も鑑賞者を飽きさせません。
本日は冷たい雨がそぼ降る祝日。サービスデイということもあり、シャンテの午前中回はインターネットの前売りで完売のフルハウス(女性が断然に多いです)。知らずに当日券を求めに来た人が券売所でガッカリして帰っていくのを見ながら、TOHOももう少し考えないと、「Withコロナの今、そしてこれから」に映画ファンを劇場に戻し、そして増やしていかなきゃならないのに、下手したら逃げちゃうかもしれませんよ、と感じたり。或いはTOHOにも、本作のエイダみたいな情熱と、新しい時代への推進力が必要かな?劇場も、シアター数も多いのだし、もう少しバランスのいい番組を考えてほしいものです。
観客に夢を与えることも映画の使命だ。しかし、
タイトルの通り、観客に夢を見させることは、娯楽映画の使命である。その意味では、この映画に合格点を与えていい。
しかしである。少数だか、娯楽映画の枠を飛び越えて人生の真眼を見させた映画監督がいた。
この映画もその可能性を秘めながら、娯楽映画にとどまった残念な映画だ。
主人公がフランス貴族の侯爵から、寄宿学校にいた頃、親切だった学校の家政婦に似ていると告白される場面がある。主人公は家政婦と見下されていると自分を卑下する。これは主人公の勝手な勘違いだし、公爵は身分ではなく、暖かい心が大事と言っていることだと私は感じた。
中身(こころ)が見かけ(服)より大事ですよ。となる。ここをもっと突き詰めれば、素晴らしい映画になると思う。そして心が美しい人が素晴らしい服を着れば、もっと輝くという方向で締めれば良かったと考えた。
慎ましく、でも、前向きに
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨
ミセス・ハリスには、正に「毎日がラッキー・デイ!」な映画でした(笑)
俺も宝くじ当たらんかなぁ…。
*Filmagaの初日満足度ランキングで高評価。ロッテントマトでも、94%/93%の高評価ですね。
上映館はそんなに多くないみたいですね…気になる方はお早めに!
プレタポルテが生まれるきっかけを作ったイギリス人のおばさまのお話、...
幸運を呼ぶ
予告を観た時から楽しみにしていた作品。
ハリスさん、家政婦という設定だけど、いやいや、そのままでも可愛らしいし、品の良さが滲み出てる。
旦那さんのことは残念だったけれど、その辺はあまり深刻にならず、常に明るいハリスさんには元気をもらえる。
家計簿が微笑ましい。
周りの人達にも助けられ、ラッキーガール的なところも多いが、それも人徳なのかな〜
ドレス作りをもっと見られるかと期待してたので、少し残念。
やさしい愛と明るい爽快さに満たされる116分。ハッピーは、自分の考え方次第よとミセス・ハリスが教えてくれる。
レスリー・マンビル
演じるミセス・ハリスのチャーミングさに終始やられた〜!
やさしさ、機転のきき方、素直さ、前向きさ、愛情の深さ、公平さ、誠実さ、正直さ…
公爵が、彼女を褒めたことば通り、
これこそ〝美しい人〟だった。
こんなふうな歳の重ね方ができたら人生も楽しくならないわけがなさそうな。
そしてキャストは皆、愛すべき個性派揃いだ。
ナターシャ役のアルバ・バチスタの憂いある表情はヘプバーンを彷彿とさせる惹きつけ力。
華やかな世界で働いているが、惑わされずに自分をしっかり持つ彼女の性格もまた、ミセス・ハリスのような人と親しくなれる運命につながるのだろう。
ヨーロッパの街並み、時間や場所、気温などの様子までがよくわかる情緒豊かな風景描写。繊細な見せ方は、手が届くあたりに自分が立っているかのよう。
夜の橋に佇むミセス・ハリスの心情の細かな表現など、すばらしい。
そんなすぐそこに居るミセス・ハリスに起きる山あり谷ありのいろいろ。
彼女と同時に、どきどき・わくわく・めそめそ・また、うきうきしながら観ていてわかったことがある。
彼女は、何があっても気分を前向きにシフトしなおす。
自分のこころを自分で整えてあげるのだ。
持ち越さないのだ。
それは自分のためであり、まわりのためでもあった。
はぁ〜素敵だな。
歳も関係なく、今、友だちになりたい人ベストワン、ミセス・ハリス。
大好きな映画がまた増えた。
ぜひぜひまたスクリーンで観たい。
推しに恋すればいつでも青春
良作。佳作。
一見すると、冴えない家政婦おばさんのお伽話。
しかし、第二次世界大戦後のイギリス&フランスというのが肝!
家族を戦争で失くし自ら働かなくては生きていけなくなった女性たちの代表として、ミセス・ハリスはそこにいて。
戦前は家庭を守り、夫をたて、透明人間のようにただ「存在するだけ」、下層と蔑まれた階級の女性たちが、「労働者」と「消費者」として変わっていき、生き方を選び、社会に対して声をあげていく。
ディオール本社に、金を支払わない富裕層の雇い主に、どんどん文句をつけるかっこよさ。
そんな時代を象徴するミセス・ハリスにみな惹かれて好きになり、彼女に優しく接することで幸せになっていく。
これは戦後に「庶民の女性がヨーロッパを豊かにした」という讃歌なのだと思いました。
さらに、今この時代に作られた意義。
「萌えはパワー」 「推しは生きる力」
かもしれません。
好きなことに邁進すれば、悪いことは起きないし、皆幸せになれる。
敵対することはないよ、と。
移民(人種)や階層、収入による分断などは、推し活の前に無意味だと。
夢を追うのに年齢は関係なく、推しに恋すればいつだって青春だよ、とミセス・ハリスが画面から語りかけてくるような気がしました。
そして、物語を彩るディオールのオートクチュールドレスの美しさ。
(実際のものではなく、映画用に改めてデザインしたもののようですが)
モデルのナターシャもよかった!
ちなみに映画『ミセス・ハリスの犯罪』とは何の関係もありませんでした。
目覚まし時計が読みづらい。。。
ミセス・ハリス可愛らしいな
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