ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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生育環境のせいにしない力強さ
幼少期から壮絶な家庭環境、女の子1人で生きていく学校への登校わずか1日ながら賢く学び取っていく。
私が世界名作劇場で1番好きな「ペリーヌ物語」と似た感じ。法廷のシーンなどで活躍する弁護士さんもいい。日本で弁護士、裁判官を描くととびきり変わった人が登場するがこちらは真っ当。エンディングは賛否が分かれるだろうがはっきりそうとは思えない。それよりも老齢まで長い物語にしたことこそこの映画の奥行きの拡がりにつながっているのではないかと思う。
法廷と人間ドラマ全く半々の映画でした
面白く鑑賞しましたが、半々なのでどちらももう一歩欲しいところです。
役者はみんな良かったと思います。特にジャンピン夫妻、弁護士はよかった。演出は悪くは無いのですがもう一歩かなあと。原作未読です。ザリガニのことはもっと詳しく書いてあるのかな?法廷でのやり取りももう少し描写があるのかも。私は犯人テイトかと思ってました。でも塔に初めて行った時伏線ありましたもんね。
それともう少し短く出来たのでは?しかし実際あんなポツンと一軒家に少女が1人で暮らせるものだろうか?周りは意外といい人が多かったのかも。他人に興味がないだけで。
美しく強靭な物語
美しく、聡明で、野生の主人公を見るだけでも一見の価値あり。美しい自然描写も特筆に値する。60年代という、偏見、差別、男性原理の舞台設定も不可欠。家族が離散し、町の人々から蔑まれた少女が、たった一人、湿地でどう生き延びてきたのかというストーリーにグイグイ引き込まれる。「自然に道徳はない」という言葉に納得。ジワジワとクチコミで注目作になるかも。
自然豊かな湿地帯で起こる静寂な事件
アメリカで1500万冊を売り上げた小説を映画化。
舞台は1969年のノースカロライナ。湿地帯に住む主人公カイアがある殺人事件の犯人に疑われ、現在進行形での法廷のシーンと回想シーンが交互に描かれてゆく。
カイアの惨めな幼少期から、プラトニックな恋愛模様、また湿地帯の美しい情景が切り取られ、それだけでも必見の価値がある。
シンプルな相関図で、誰が犯人かは大体予想がつくため、サスペンスを求めすぎると肩透かしを喰らうが、全体としては上質なミステリーとしての輝きを放っている。
メスのホタルやカマキリの話から、自然には善悪がないというカイアの発言は、この話のキーポイントになっている。一般社会から切り離され、偏見の目でみられていた彼女が、自然の中においては力強く生きるコントラストの描写も丁寧である。
タイトルにある「ザリガニ」は当然歌う(鳴く)ことはできないが、男性優位の社会であった当時の女性の立場や、社会から隔絶されたマイノリティを「ザリガニ」と表現しているのではないかと推測する。
アメリカの良心の‼️❓心の叫びを聴いたのだ❓‼️
つくづく思うのですが、セクハラ、パワハラ、いじめ、など表現がソフトですが、加害者は殺しても良いと思うのです、正当防衛、緊急避難で、無罪。
私事ですが、私がいる行政組織では、パワハラセクハラの解決方法は加害者では無く被害者を葬るそうです、簡単だから。
この映画はミステリーですが、大ドン返しが標榜されますが、結末は超現実的で超予想範囲内です。
この物語がアメリカミステリーで最高なのは、現実は悪い奴がのさばる世の中だからでしょう、日本も同じですが。
私もヒロインを支持しますよ、私もそうありたい。
陪審員も理想の姿でした。
天寿を生きられて安心した😮💨
この世を生き抜くための勇気を持つために、是非。
自然の摂理
人間も自然の一部で哺乳類という動物、生存も繁栄も死も自然の中できめられているはずだ。だからそこに善悪はない。怯えながら隠れて生きることを強いられたら猛然と戦うだけだ。映像が美しかった。水、空気、空、昆虫、貝、植物。夢のようだった。
鳥が苦手だが大丈夫だった。
正統派映画久々に2時間短く感じました
正統派映画をじっくり堪能させていただきました
映像、ストーリー共に賞候補の作品らしさが溢れていました
主人公の複雑な生い立ちと成長が軸になっていますが
途中から展開が変わり
グッと映画の中に引き込まれました
エンディングの歌まで楽しませていただきました
ザリガニは1匹も見当たらなかったけれど
湿地の娘は独り暮らしにはなったが、決して孤独ではなかった。町民に蔑まれたが、無罪を勝ち取ることで復讐を果たした。ミステリーとして見たら少々がっかりするが、女の半生記としてだとかなり見応えがある。原作本を買って帰ろう
ラストの満足度が高い
この頃はめっきり映画のCMが減ったのに、この映画はものすごくTVで CMが流れていて、配信元の本気を感じる。
そこまでCMをやるなら、絶対に面白いんだろう。よし、見てやろう!!と映画館に行き、
はい、面白かったです🙆♀️
ただ思ってたのとは、全然違った。
ドラゴンタトゥーの女みたいなミステリーかと思いきや、純愛ものを見たような。
ヒロインも舞台となる湿地の景色も美しい✨
湿地に取り残された少女。
彼女にとって湿地は、ホームそのもの。
自然から学び、共存する。福祉を頼ればいいとつい思ってしまうのは、生きてきた場所が違うからだ。
踏みにじられれば、彼女はひれ伏さずに戦う。戦わなければ、人生を奪われてしまうから。
衝撃の結末。
世の正義とは違うかもしれないが、
映画を観た人は、きっと満足するはず。
湿地で生きる少女を通して見せるさまざまな物語
不穏な雰囲気が漂う予告で、公開を楽しみにしていた本作。淡々とした展開の中にも惹きつけられるものがあり、最後まで楽しく鑑賞できました。
ストーリーは、湿地で変死体が発見され、殺人の容疑をかけられた、湿地で一人暮らしをする若い女性のカイアが法廷で裁かれる中で、彼女の生い立ちから現在に至るまでの壮絶な人生が明らかになっていくというもの。変死体となったチェイスの死の真相をめぐるミステリーの体を装いながら、カイアと彼女のよき理解者であるテイトとのラブストーリーでもあり、湿地の自然を堪能する記録映画のようでもあり、当時のアメリカの差別社会への戒めのようでもあり、さまざまな楽しみかたができるのが本作の魅力です。
冒頭で発見された変死体の死の真相をめぐるストーリーではありますが、前半は事件よりもカイアの人生そのものに興味を惹かれます。年端も行かない少女が両親に捨てられ、湿地で一人で生き抜くなんて、とても現実的とは思えません。しかし、これまでの記憶や経験を頼りに、湿地で暮らすことを決めたカイアの覚悟がすさまじいです。そこで母を待つために離れられなかったのか、湿地をこよなく愛していたのか、自分を蔑む人々の中に入っていくことを拒んだのか、カイアの心中には複雑な思いがあったことと思います。そして、これらが全て伏線となり、後半に収束していく流れが秀逸です。
そんな彼女をさりげなく支える店の黒人夫婦、彼女に読み書きを教えたテイトは、カイアにとって実の家族以上に心のよりどころとなっていたと思います。だからこそ、テイトの裏切りは許せなかったでしょうし、心に空いた穴をチェイスで埋めたかったのかもしれません。しかし、その穴をチェイスでは埋めることができないことは、カイアは初めからわかっていたようにも思います。彼女は、湿地とそこで生きる自分をありのままに受け入れてほしかっただけなのかもしれません。
主演はデイジー・エドガー=ジョーンズで、彼女の美しさにずっと見とれていました。テイトとチェイスに見せる表情や雰囲気の違いがとてもよかったです。何気にデビッド・ストラザーン演じる弁護士も有能でよき。ただ、後半はその冴えわたる弁護が仇となり、ラストが予想できてしまったのはもったいないところです。それでもオチの見せ方としては、余韻の残るいいラストでした。
ミステリとしては
原作未読。
アメリカですごく売れた「ミステリ」だという触れ込みに食いついて劇場へ向かった。
主人公の女性はすごく綺麗だし演技も上手。若い頃のアン・ハサウェイを思い出した。
その彼女が、恵まれない境遇から周りの人々との関わりの中で自分の人生を切り開いていくという1人の女性の成長譚としては良い。
自然の映像は美しいし、「湿地」というあまり馴染みのない地域で暮らす人達の生活というのも興味深い。
ただ。
これを「ミステリ」だと思って観てしまうと、かなりの肩透かしを感じてしまう。
少なくとも、あのラストは「衝撃」でも「驚愕」でもない。
「物語の最後に、ちょっとした仕掛けがある。」
そのくらいの気持ちで観るのがちょうど良いのでは。
ラストシーンは衝撃でもなく、ミステリー色も強くなかったですね。
ミステリー色が強くないのは、論点が殺人か事故かの2点に絞られているからかも?
誰が殺したのか?なら疑惑のベクトルが幾方向へと向かうからミステリー色は強くなったんじゃないかと思う。
自然に善悪はない
そこには生き残るための知恵があるのみ
捕食されるのを黙って待ってる奴はいない
これがこの映画の過不足のない回答ですかね。
アメリカの美しい法廷ものと言う劇レア作品
アメリカ文学って日本じゃ誤解されてると思うんです。文章の美しさって言う点では、今の日本文学じゃ歯が立たない、的な感覚を個人的には持ってますが、それを映画で証明されちゃったよ、的な。
洋画の年一候補でした。
ラスト5分の多幸感からの、ダーーークな締めの心地良い緩衝撃。コイツはたまらーんw
暗い沼。美しい浜辺。
求愛の光。捕食のための発光。
分かりやすい対比と、意味的な二面性を、脚本と映像でしっかり描写して行きます。一本の劇場用映画としてのクオリティの高さが際立ってますし、要するにオチの示唆は、そこら中に振り撒かれてると言う。
そーなんですよ。
不憫な少女の物語りに始まり、美しい愛の物語りに騙されて、基本は法廷サスペンスだってことを忘れてしまうと言う。
この、狙い澄ましたフェイクが最高に好き。
良かった。
とっても。
コレは悩む事なく⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎だす。
と、年一候補だす。
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(11/21 追記)
グリーンビルのホテルで出版社の人達との会食で、カイアはこう話します。
「おそらく、そこには善悪は無い。ただ生きるために必要な事をするだけ」
その直後、彼女は、自らの口で語った、湿地帯の昆虫たちと同じ行動を取ったことになります。
本当に危なくなったら「ザリガニの鳴くところ」に逃げろ。
カイアを置いて出奔する兄が彼女に残した言葉。真意は、湿地帯の奥深く、誰にも気づかれることの無い暗い沼に隠れろ、だったかも知れませんが、これは所謂 Double Meaning . 別の解釈は
「自然に学び、自分の身を守れ」
でですよ。最初にポスターのデザインを見て思っったことは「羊たちの沈黙に似てる」だったんです。羊たちの沈黙の意味は「羊たちの悲鳴が止み沈黙が訪れる」=「羊たちに死が訪れた」。クラリスにとっては「トラウマからの脱出」と言うダブル・ミーニングが準備されていました。
カイアは羊たちの様に座して暴力に曝されるのを待たず、行動を起こして自分自身の身を守った。羊たちと逆なんですよ。原作出版は2018年とのこと。羊たちの沈黙の逆張りってのは、意識してるよねぇ、って勝手に思ってます。
ザリガニが鳴く描写がみたかったんですぅ😡
いつものように原作未読でございます
胡散クセェ金持ちの息子が死んで辛気臭ぇ湿地女が容疑者にされてるって話
私はねザリガニがキシャー!キシャー!って鳴くところが見たかったんですけど…ないじゃん!!そんなシーン😡(残念ポイント)
結局裁判で無罪は勝ち取るけど真相は闇の中にみせかけて…それが納得いかない
ようするに痴情の絡れってやつですよ
人間関係に恵まれないカイアには同情しますけど
要するにテイトにいろいろ変えるチャンスをもらっていたのにそれを拒んだ結果、口の上手いバカ男に騙された結果やっちまったわけでしょう
途中まで応援していたし信じていたんだけどラストで全部吹き飛んだ!!あれはどう解釈すればいいの?
最後にあんなもの見せられたテイトが哀れでならない
証拠隠滅して尚且つ似顔絵と一緒にもってるなんてテイトからするとNTRとほぼ一緒。荒々しいバカ男のカラダが忘れられなかったととれなくもない。
途中までテイトが犯人だろうと思っていた罪悪感もあってテイトにすっごく同情してしまいました
ちょっと考えすぎでしょうか
追記
観てる側からすればチェイスのバカなんて見えてる地雷。遊びのくせに逃げられたら暴力で服従させようとするようなヤバいヤツだから生かしておけんと思ったのかもしれんがなんとも後味の悪いお話でした
ノースカロライナ州の湿地帯で若い男性チェイスの死体が発見される。近...
ノースカロライナ州の湿地帯で若い男性チェイスの死体が発見される。近くには展望台があり、そこから転落したようだ。周囲には足跡が無い。
チェイスは裕福な家庭に生まれているそうだが、そういった描写は殆どなかった。
チェイスの殺害容疑で湿地の女カイアが疑われる。結論から言うと、その後の裁判で無罪となる。
カイアはとても悲しい育ちをしている。カイアは両親と兄妹で湿地に住んでいたが、父親の暴力によって、まず母親が家を出て行った。そして兄妹たちも出て行ってしまい、最後には父親にも出ていかれ、一人で湿地に住み続ける。
カイアは学校に通っていないので字を読めない。一度だけ登校したが、周りにからかわれ、二度と登校しなかった。カイアにはテイトという同じくらいの子と友達となった。
カイアは成長すると、昔の友人テイトが現れた。カイアは字が読めないが、テイトに読み書きを習う。やがて二人は恋に落ちる。
テイトは大学受験に合格し町を出ることになる。テイトは必ず戻るとカイアに約束するも、約束の日に帰ってこなかった。カイアは捨てられたと思い、失恋する。
しばらくしてカイアはチェイスと出会う。やがて二人は恋に落ちる。カイアはチェイスが見つけた珍しい貝殻を加工して首飾りにしてチェイスにプレゼントする。
テイトがカイアのもとに戻ってくる。カイアは激怒する。話を聞く気にもならない。テイトはチェイスとは関わらないように忠告をする。
カイアはチェイスが他の女性と歩いているところに出くわす。その女性はチェイスの婚約者だと言う。
カイアはまた孤独になる。チェイスが訪れてくるが接しようとしない。チェイスにレイプされそうになると、石で殴り難を逃れる。
カイアが暴力を受けたその夜、テイトが訪れる。カイアはチェイスに殴られて顔を怪我しているので出版社の編集者と会うことを躊躇っていたが、テイトはカイアに約束通り編集者に会いに行くようにアドバイスする。
カイアが編集者と出会った日にチェイスは死んだ。
チェイスは普段カイアから貰った首飾りを身に着けていて、その繊維からカイアに殺害容疑がかけられる。しかし死体発見時には首飾りが無かった。
また、死体発見現場には足跡が無かった。カイアの指紋も無い。編集者と会うために予約したホテルがバス停に近いことと、そのバスが深夜に湿地帯の町に往復していることから、事件を起こそうと思えば起こせるため、犯人がカイアの可能性はあるものの、証拠不十分で無罪になった。
無罪となったカイアはその後にテイトと和解し、そして二人は幸せに暮らした。時間が経ち老いると、カイアは湿地のボートの上で亡くなる。テイトが遺品整理していると、チェイスの首飾りを見つける。カイアがチェイスを殺害したと思わせて物語は終わる。
カイアが足跡を消す行為は描かれていた。展望台の床が外れていることも知っていた。カイアは頭脳明晰である。なので計画的に殺害することも可能だと思う。
なぜ殺害したのか?
チェイスはカイアの父親に似て暴力的だった。やがて自身の危機を招きかねないと思い殺した?
ミステリーではあるが、切ないラブストーリーでもあった。カイアもテイトもインテリで教養が高く、羨ましい。
映画としては見て損はないだろう。
ザリガニは鳴かない
この映画のタイトルを初めて見た時はちょっとぶったまげた。
原題が「Where the Crawdads Sing」であるから日本語に直訳すると「ザリガニが鳴くところ」になるとは言えども、ザリガニが鳴くってどういうこっちゃ?
そんな不思議なタイトルに惹かれて見ることにしました。
まず予告編を見た時はサスペンスがメインの物語かなと思いましたが、実際は恋愛がメインでした。
うむ、なるほど、確かにこれはいい映画である事は間違い。映像もきれい。
ただ突き抜けて感動したとか、良かったと思える点は特になかったかな。
現代でやったらどうなってたんだろう。
タイトルの意味が、作品鑑賞し終わっても理解出来ん・・・
字幕で2回位出てくるんだけど・・・
まぁいいや。
物語の時代設定が1960年代。
物語の舞台もこうしないとしょうがないか。
時代設定かなぁ…
殺人事件が題材なんだけど、プロセスが安っぽい。
これが終始気になってしまったのか、物語もテンポが悪く思え、「この流れで、結末どうすんの?」
頭の中はこんな感じだったが、結末は悪くないんだよねぇ…
結末そのままで、現代の設定でやっていたらどうなっていたんだろう。
とは思えた。
[原作読了]心に染みるミステリの傑作
映画を観てすごくよかったので原作も読みました。その上での感想です。
原作を先に読んでいたらまた違う感想になるかもしれませんが、映画→原作の順番でみた限り、映画の出来が素晴らしいことが改めてわかりました。
映画版は原作でやや冗長に感じられる部分をカットしたり、順番を入れ替えることでよりわかりやすくなっています。脚本が相当練られており、原作の魅力を余すことなく2時間に収めることに成功しています。
原作の特に前半は、風景描写や細かい心理描写に充てられた部分が多いため、ミステリ的な展開を期待しているとちょっとヤキモキします。
映画はそういった文学的な部分とミステリ要素のバランスが後者寄りになっているので、緊張感をもって楽しめます。
主人公の業さえ感じさせる真相と湿地帯のコントラスト
1950年代のアメリカのノースカロライナ
父親の暴力により、一家離散した湿地帯に住む貧しい一家の末娘が、運命に翻弄されながら生きていく姿を描いたサスペンス
時間枠が前後しながら進む構成ながら、テンポ良く展開も分かりやすい
湿地帯の自然の美しさと主演のデイジー・エドガー=ジョーンズのナチュラルな魅力が、主人公の生きる現実の過酷さと、抱える孤独の深さを際立たせてる
主人公は被害者を殺したのか否か
事件は差別意識が作り出した妄想なのか
暴力により家庭が壊れていく様を目の当たりにし、愛する人に捨てられた過去を持つ主人公の業を感じさせるラストに、彼女が生涯を捧げた湿地帯の自然が寄り添う
見応えのある映画だったけど、逆に全体的に良くできている域を超えられなかった印象も
完成度の高いミステリー
人気小説を映画化したミステリーで一人で力強く生きる少女の半生を描いた物語。裁判シーンと交錯しながら進む展開が絶妙で湿地帯の美しい映像も相まってスクリーンに引き込まれた。起承転結もしっかりしていて完成度の高い作品。
2022-212
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