「沼地で生まれ育った女性の一生の物語」ザリガニの鳴くところ ケンジさんの映画レビュー(感想・評価)
沼地で生まれ育った女性の一生の物語
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いきなりスタートで男性の死体。そこから、犯人は?のサスペンス要素から始まるので、引き込まれる。沼地で育った若い女性が疑われる展開へ。ただ、この女性がいかに過酷な人生だったかが語られるので、観客はこの女性の味方になっていくはず。裁判でも勝訴して無罪を勝ち取ったときは私もやったと思った。
しかしだ。時が経ち、最後、年老いて死んだ女性の旦那が、無罪を勝ち取ったはずの事件の証拠となる物を遺品から見つける。本当は殺したのか?ハッキリしないまま終わる。
という流れだが、美しい沼地や湖、鳥などの生物が描かれていて自然の風景に魅了される。そこに生きることに意味があるんじゃないかと感じた。いい1本だと思う。
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