「群集心理」ザリガニの鳴くところ みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
群集心理
高評価と聞いたので映画館で観るつもりだった。
しかし、地方では上映館や時間が限られて短期間で終わってしまった。
期待に胸を膨らませてBD観賞。
悪くはなかったが、サスペンス的要素は薄くストーリー展開は意外に平凡。
ラストも何ら驚きはない。
それよりも本来は救済すべき娘を町ぐるみで卑下し蔑む、
人間の奥底に蠢く汚さ、醜さがベースに流れていて終始陰鬱だった。
そんな中、ヒロインの証言拒否の言は痛快で胸に刺さった。
支える弁護士、店の夫婦の存在にも心温まった。
やっぱり自分が人間嫌いであることを再認識し、
少数のいい人とだけ生きていける幸せをかみしめた。
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