「「私は湿地だった」」ザリガニの鳴くところ ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
「私は湿地だった」
ノースカロライナ州の湿地帯で発見された若い男の死体。彼は町の裕福な家の青年だった。
やがてある少女が容疑者として挙げられる。
たった一人、その湿地帯で生きる「湿地の少女」。
彼女はなぜそう呼ばれるのか。
そして男の死の真相は…。
原作はアメリカ合衆国の動物学者、作家のディーリア・オーウェンズの同名小説。
リース・ウィザースプーンの製作会社ハロー・サンシャインが映像化権を獲得し、彼女自身もプロデューサーを務め、テイラー・スウィフトが志願して本作の楽曲を書き下ろすなど話題の多かった本作。
結末は正真正銘の衝撃!
というトレーラーのラストに惹かれて鑑賞したが、正直途中でオチが分かってしまった。
原作は未読なので何とも言えないが、少なくとも映画本編ではそれとなくヒントを出していたような気がする。
「ザリガニの鳴くところ」の意味は最後までいまいちよく分からなかったが、とりあえず本作はミステリー的にどうこうと言うことではなく、さまざまな要素を詰め込んだストーリーがとにかく面白かった。
ー無垢な少女がたった一人であらゆる困難を乗り越えて成長していくー
どおりでペリーヌ物語や小公女セーラが面白かったわけだ。
ちなみにNetflixのテイラー・スウィフトを追ったドキュメンタリー「ミス・アメリカーナ」は、ある意味本作の戦うカイアを地で行く作品となっている。
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