「湿地と周縁に生きる人の伝説」ザリガニの鳴くところ kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
湿地と周縁に生きる人の伝説
手付かずの湿地の風景と、主人公カイアと、カイアの描く絵が美しかった。
法廷を軸に過去と現在を行き来する脚本、2時間飽きることなく一気に鑑賞。
小説の中でイメージしていた彼女はもっとワイルドだったけど、ファッションも含めて綺麗すぎじゃない?と思わないでもなかったが、リアリズムよりも映像美を優先したということで納得することにした。
時代は半世紀以上前の設定だけど、普通の人々による悪意のない差別意識、デートDV問題など、現代の私たちをも責めてくるものがある。
対照的な性格の青年が二人登場したけど、あの時代のいわゆる白人のイケメン。最初区別つきにくかったですわ。
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