ひみつのなっちゃん。のレビュー・感想・評価
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ドラァグクイーンの不安。
先日読んだ赤松利市先生の犬でも描かれていましたが、LGBTQにたいする偏見は昔よりは薄れてきたとは思いますが、当事者からしたらまだまだ生きづらさや、将来に不安を感じている人も少なくないでしょう。
これはそんな3人のドラァグクイーンのドタバタロードムービーですね。
滝藤さんの安定感はさすがのひと言ですが、渡部秀くんはうちの子どもがまだ小さかった頃に仮面ライダーで観た以来で、素晴らしい俳優に成長されていて感動しました。今後の活躍に期待したいと思います。
シナリオも良かったですね。個人的にはショーパートももう少し入れて、ミュージカルまでいかなくてももうちょいテンポ感が欲しかった気がします。
優しさに満ちた世界
主演3人もすごかったが、脇がまた濃い。
フジのドラマ『罠の戦争』で憎たらしい政治家を演じていた本田博太郎が、元ドラァグクイーンのゲイバーママ(痴呆症あり)を演じていて、落差に大笑い。
と、細かいところは面白かった。
また、優しさに満ちた内容で、性差別的なニュアンスや笑い物にする傾向はなく。
むしろ「楽しい人たち」とゲイやドラァグクイーンの存在を肯定的に描いたのは好感度が高い。
優しさに満ちた世界。
あるがままを肯定する気持ちを、とある人物から受け取る展開の物語はよかったが、今後どうするかを明示しておらず、未消化気味にモヤモヤして終わった印象。
母は結構なんでも知っているよね~って
宿屋での踊りのシーンインパクト大でした。
モリリン・・・妖艶でした。(さすがジュノンボーイ準優勝者)
脇役の面白くて、グローリーの店主に、トラックの運ちゃん。
ソフトクリーム奢ってからの温泉連れてってからのモリリンに逃げられてからの何もしないから~って、ガッツの声優やんけ・・・笑笑。岐阜のスーパーの店員の件は特に大口開けて笑いたかった笑
熱いメッセージに押されて、3人ともHAPPYになる。その前の険悪な件(主にズブ子に問題があるのだけど)はどこに行ったのやら・・・。ズブ子の「ねえさん・・・」って言い方がすごいそれっぽくて(っていったら失礼になるかもだけど)心地よい響きで劇中で何度も聞けて良かった。
パンフレットに書いてあったけど、コロナ渦で開催できていなかった、郡上おどりがこの映画の撮影のためだけに2年ぶりに地元の方の協力を得て再現されたエピソードも素敵でした。
葬儀後、バージンとお母さんのやりとり、知っていたのは秘密だよって、なっちゃんのお母さんが言っていたけど、子供が秘密にしていることって母親は結構知っているもんだよねって、自分に当てはめて腑に落ちる部分もあった。
バージン演じる滝藤さん・・・スタイル良すぎて、私服もドラァグクイーン(モリリン押しですけど)、似合いすぎて、美しかった。
もっと弾けてほしかった
滝藤賢一さんがハマっていた。ウエストほっそ!
ストーリーはかなり強引に感じた。コメディらしく笑えればいいんだけど、あまり面白味が感じられず…
お葬式に行くまでのテンポが非常にゆったり。ポスターはド派手な印象だけど、物語はノーマルスタイルで進むので派手さはほとんどない。
ヴァージンさんの踊りが序盤から振りとして効いているのに、最後まで踊らないのはどういうこと?
人間ドラマとコメディと、どっちつかずなまま終わってしまった印象。
竹山くん
竹山くんの名前が3人の次に書いてあるから
なっちゃん役?と思ったら 当たった〜
この役引き受けるのどんな気持ちよ!
写真の中か、霊安室、棺桶の中 台詞は無し!
なのに3人の後輩たちがなっちゃんって役をちゃんと作ってくれてて
良き良き
でもまぁあんな分かりやすく手を出してきたり
意見してくるようなゲイは居ないでしょ〜
面白くしようとしすぎ〜
面白かったけど
テクマクマヤコン
師匠と慕う元・ドラァグクイーンの先輩のなっちゃんの突然の死。3人の後輩ドラァグクイーンがその秘密(親にカミングアウトしていない)を実母に知られないようにあたふたするが、実は実母は知っていて、3人を故郷の郡上八幡での葬儀に誘うことから始まるドタバタロードムービー。
年を取って容姿が衰え、踊りへの情熱が失せかかっているのを感じているバージン(滝藤賢一)。表情は曇りがち。儲からない。モテない。無理がきかないの三拍子。
なっちやんの死が追い討ちをかけたんだね。
切ないねぇ。
なっちゃんの店に雇われているモリリンの将来のことも心配でたまらない。でも、ほんとは自分のことなんだよね。
対照的にズブ子(前野朋哉)だけ超売れっ子のオネエ。
IKKOばりのギャク。完膚なきまでに盛ったメイクがけっこう可愛かった。すっぴんはどうも・・・
怪しい男三人組は飛び込みでは宿に泊めてもらえない。
野宿しているとなんだかガサガサと獣の気配。パニクって、やみくもに山の方に走り出すズブ子。夜中なのに猟師が。この映画、ホラーだったっけ?撃たれたかと思いきや、物好きの猟師に助けられた。旅館に一人だけ泊めてもらって、浴衣姿で郡上踊りのお稽古をつけてもらっているところへ、二人が合流。
鮎の塩焼き、そうめんにありつく3人。うまそうだった。長良川の鵜飼は出てこなかった。残念。
そして、モリリンとズブ子がドラァグクイーンの衣装に着替えて縁側で踊りを披露。
観客はほとんど近所の子供。
モリリンは素敵~ キャー😆
バージンは踊らないで、二人をみてるだけ。
猟師役は菅原大吉。
縁側に座ってパージンにぼそぼそと話す。
ドラァグクイーンの踊りも郡上踊りも同じだよと。
達観してる。
カメラアングルのせいもあって、縁側に座っている菅原大吉の股間をじっと見てしまっていた。すっかりオネエのロードムービーに溶け込んでしまっているオイラ。
まずい。まずい。
トラックの運転手いい男だったなぁ
スーパーの店員、爽やかイケメン
そして、旅館の女将さん役はなんと、なんと、生稲晃子参議院議員❣
ひみつのアッコちゃん。
幹事長に出演許可取ったのか?
過激なシーンがあったら、生稲晃子の出演シーンは全部カットだったかもしれない。
娘役の新人さんもほんとの親子に見えた。
自宅での葬儀では喪主の母親が幼少期のなっちやんのみにくいアヒルの子の絵本のエピソードを披露。
なっちやんから貰ったマカロンみたいに小さなコンパクト。
「醜い」と「見にくい」をかけたんだね。
人情噺のサゲでしたね。
なっちゃんはカンニング竹山。まったくセリフなし。とても健康そうなご遺体。死後硬直感ゼロ❗
4人で【かんかんのう(フレンチかんかん)】を踊るのかと一瞬、期待してしまった。
それじゃ、落語の【らくだ】だよっ
なっちやんの母親から赦されたような気持ちになって、心癒されたのは、他ならぬバージンさんだった。
そして、郡上踊りに参加する気になってゆくところで終ってしまった。
おばあちゃん役が長~い松原智恵子。若い頃は【吉川ひなの】みたいだったんだね。美人さんの容姿ってずいぶん変わるもんですね~
雰囲気で持っていかれたけど、それでいい!
ドラァグクイーンたちが、師匠的存在のなっちゃんの葬儀に参加するために彼の地元に向かうというコメディ。ゲイであることをカミングアウトしていないなっちゃんのために(自分たちも含めて)ゲイであることを隠そうとする。
車でなっちゃんの地元に向かうので、いわゆるロードムービーだ。ロードムービー好きな自分としてはそれだけで楽しくなってしまう。彼氏とモメて帰ると言い出すズブ子のくだりは、当然予想できるけど好きなんだよなー。なんならもう少しトラブルが起きて、ロードムービーっぽさがもっと濃くてもよかった。
コメディとしての笑いどころはそれほど多くなくて、むしろハートウォーミングな感動モノに仕上がっていた気がする。最後の終わり方は若干分かりづらいが、それでも個人的には許容範囲だ。いろんな生きづらさを抱えながら、でもそれらを笑い飛ばす彼らの生き様を、いつの間にか応援している自分がいた。観る人を選ぶかもしれないがいい映画だった。
あと、この手の映画でのLGBTQの扱い方が変わってきているのも印象的だった。バージン姉さんが職場でカミングアウト済みだったり、岐阜の田舎町でクイーンたちの踊りに地元民が湧いたりするなんて、偏見や悪意だけではない社会になってきているってことを表現したかったんだろうな。普段、ポリコレが酷いと逆に嫌悪感が増すけど、こういう映画なら大歓迎だ!
個性とは自分自身の価値のこと。
突然訪れる死に対して、
人は生前の秘密を隠す事が出来るのであろうか。
物やデータは捨てられるかもしれない。
けれどその人の個性や価値を消す事は出来るのだろうか。
消してしまって良いのだろうか。
なっちゃんの死によって浮かび上がってくる、
人のアイデンティティの行方。
亡くなった人の個性や価値って、
一体誰のものなんだろうか?
生きている人の価値って誰が決めるのだろう?
ドラッグクイーンという眩い個性の3人が、
地方のお葬式に出席するという人生最大のミスマッチ。
そのシチュエーションだけでも面白くない訳がない。
リーダーの滝藤さんの艶のある表情と葛藤、
渡部さんの現代っ子ぽい感性と美しさ、
前野さんの激しい感情とカリスマ性が
亡くなったなっちゃんとは逆に、
強烈で鮮やかな光を放ちながら
波乱万丈な旅を通して美しく調和していきます。
旅の途中でで出会う素敵な個性の方々との出来事。
ちょっと天然だけど優しいなっちゃんのお母さん。
バージンさんが思っている以上に
個性への偏見を乗り越えてくる地元の方々。
郡上踊りの中でのバージンさんの心の開放。
どれもが、とても楽しく、ほんのり切なく、
そして全てが愛らしい映画です。
極めつけは、
滝藤さんが喪服の上着を肩に掛けて歩く姿の妖艶さ!
これだけでも映画を観る価値があります。
そして最後にお葬式で明かされる、
なっちゃんの個性の行方。
映画は一期一会だと思います。
大きなスクリーンで映画だけに集中して観ることで
感じれる事もたくさんあると思います。
是非みなさんも映画館でご覧頂けたらと思います。
予告通り面白いです
笑のところは、予告通りそれ以上でも、それ以下でもなく、お約束通り笑わせてもらいました笑
ストーリーは、凄い感動するわけでもなく、とはいえ退屈するわけでもありません。
ただ、LGBTQについて、嫌みなく考えさせられるメッセージ性は感じました。
墓場まで持っていく思っている人が一人でもいなくなる時代、LGBTQとそうでない人が当たり前のように一緒にいる時代が来ればいいなーと思います。
そういう意味でも、松原智恵子さんが演じるなっちゃんのお母さんは、いい味を出していたと思います。
早くLGBTQという単語がこの世の中から無くなりますように。
最後に、やっぱり滝藤さんの演技は凄いなあー(^^)
もったいない
14本目。
ひみつには納得。
コメディかとは思ったけど、ちょっと違う感じ。
いや、中途半端かな。
そっちに振れてくれた方が最後はと思うし、設定、素材を生かしきれていない感じがする。
意図的な間、ストーリーが自分にはストレスだった。
豊本さんまでいた(笑)
秘密の多かったなっちゃんが亡くなったということからのお話しでしたが。。
実はお母さんがなっちゃんの秘密を知ってたことを本人には秘密にしていた、という物語で、やっぱりお母さんは解ってくれてるんだ!という安心感がありました。
3人のドラァグクイーンの中で一番若くイケメンの彼(彼女)の苦悩を話す場面、自分はどうして人と違うんだろうっていう苦しさとか色々あって、
心は女子なのに高校の時は無理矢理空手をやらされてたとか、女子として見ると辛い人生だったんだな。。と思いました。
何気に東京03の豊本さん、コントでも女子を演じてるからとても自然な演技で良かったです!
たまたまドラァグクイーンの話だけど、なかなか人に話しづらい、他人と違う自分に悩む人にもちょっと通じるところがあるのかな、と思いました。
人生、どうにもならないときもあるし
泣きたい時は泣けばいい、っていう言葉が良かったです。今はどうしようもないとか、どうにもならないからやり過ごすしかない場面も人生にはある。
たまに挟み込まれるわざとらしいムキムキイケメンと、スーパー店員のイケメン君を出してるのが面白かったです!!
女子旅で、旅先のコンビニとか寄って
「ね〜!さっきの店員さんめっちゃカッコ良かったーー!!」
「だよね~私も思った〜分かる〜!めっちゃ素敵〜!」
などとのたまって女子どうしでワチャワチャ盛り上がる所はめっちゃ面白かったし、
「なんだ〜男子の見た目だけど心は私達とおんなじ女子じゃ〜ん!!」と、なんだか共感しました(笑)
見て良かったです(ほっこり)。
クイーンとしての生き方
ドラァグクイーンとは職業のことと思っていたのだけれど、生き方なのだなと知れた。滝藤賢一はじめメイン3人の役への没入度が高く、本当にクイーンとしてそこに存在しているように感じたことが大きい。
クイーンにとって踊るという行為に意味があることは郡上八幡のパートで読み取れたが、それがどういう意味で、主人公(滝藤)がなぜ踊らなく(踊れなく?)なくなったのかは浅学ゆえよく分からず、もう少し知りたいと思った。
全体を通じてゲイカルチャーが前面に出ている。その描かれ方が、最初は揶揄かと感じたが、そうではなくて、コメディとしての誇張はありつつも、特にショービジネスでのゲイの置かれているポジションを踏まえて、フラットに描かれていると受け止めた(個人的にはほとんど触れたことがないので雑駁な印象だが)。
キービジュの人物が松坂桃李だと思い込んでいて、いつ出てくるのだろうと不思議だったw
滝藤賢一以下3人のオネエのなりきり度が絶品です。オネエが男装するとどう違うのか?
3人のドラァグクイーンが繰り広げるハートフルロードムービー。監督と脚本を務めた田中和次朗のデビュー作品です。
ある夏の夜、新宿2丁目で食事処を営む元ドラァグクイーンのなっちゃん(カンニング竹山)が急死します。その店で働くモリリンは(渡部秀)、仲間のバージン(滝藤賢一)とズブ子(前野朋哉)を呼び出します。
彼らがまず考えたのは、なっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。そこでなっちゃんの自宅に忍び込んで証拠隠滅を図ろうとしたところ、そこでなっちゃんの母、恵子(松原智恵子)と鉢合わせしてしまうのです。
何とかその場を取り繕った彼らでしたが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、思わず承諾してしまうのです。
こうして3人は、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになるのでした。
ハプニング満載のオネエたちの旅が面白くないはずがありません!大笑いした後、目頭を熱くするエピソードも仕込まれ、心はぽっかぽか。年始めの1本に最適です!
特に滝藤賢一以下3人のオネエのなりきり度が絶品です。なっちゃんの遺族にオネエだったと絶対にバレてはいけないと葬儀に向かうのですが、そこで魅せる「男装」ぶりがビシッと決まっていて実にかっこ良く、普段との落差に驚きました。
オネエが男装するという演技は、素の男に戻るのと違って、微妙な違いが求められます。オネエが男装すると普通の男立ち寄りも魅力的に見えるのだということを本作で実感しました。それくらい3人の演技が素晴らしかったです。特に前野が演じるズブ子の人気持ちネタの「100万エ~ン」と絶叫するところは、IKKOさんの絶叫ネタにそっくり。ズブ子のキャラのままで、タレント活動すれば、スブ子同様に人気が出そうです。また渡部の演じるモリリンはなかなかの美人。同じオネエでもイケメンがオネエになればそれなりに美人になれるようです。
最後にラストで、バージンがなっちゃんとの別れを偲んで、つい強く遺体を抱きしめたあまり、棺桶をひっくり返してしまいます。オネエを抑えきれなくなったバージンに加えて、遺体が露出してしまって大ピンチ!果たしてなっちゃんの秘密は守られたのでしょうか。ここから最後の意外なオチに向かって、ホロリとさせるドラマが描かれます。乞うご期待!
ひゃくまんて〜ん♡
おネェの一行が葬式に行く(東京→岐阜)だけの単純なストーリー。
道中のすったもんだが楽しい。
ラストのコンパクトのくだりはホロリとくる。
バージンさん踊らないのかよ!
モリリン3人分衣装持ってきてるんやぞ!
脇役陣も充実している。
ライダーオーズ渡部とバース岩永の共艶(アッ!)が面白い。
けっこう笑えた トヨタのPR感が強い
お姉系は苦手なんですが、ミスセブンティーンの市ノ瀬アオちゃんの出演に気づいて観賞しました。
ドラァッグクイーンの3人が、なっちゃんのお葬式に行く物語です。
好みが分かれると思いますが、意外と何度も笑えました。
ただ、これって郡上八幡のPRよりもトヨタのPRが勝っていると感じました。赤いカッコいいヤリスが登場し、案外ヤリスに乗るのも悪くないなと思いました。
低予算で物語を上手くまとめており、まずまず楽しめる作品でした。
最初から最後まて笑いっぱなし🤣
最初から最後まで笑いっぱなしでコメディ映画だけど、最後の最後は、ポロリ🥲笑いたい人、滝籐ファンの方にオススメです。でも、私の笑えたツボは、ズブ子さんが最高でした🤣🤣🤣普通に話してる声だけで笑えるー⁉️
主役を食っちゃうくらい⁉️楽しかったです〜🙆🏻♀️
優しい人達の温かい温もりです。
なっちゃんの実家までの珍道中も温かい。
遭難した。ズブ子の面倒を見るオジサン役の菅原大吉さんの。多くを語らないけど、優しい眼差しがとても素敵です。
スイカの種を撒き散らすのでは、なくて、左手に吐き出し、種入れの器に入れる食べ方の綺麗さも、素晴らしい。
全てを承知のなっちゃんのお母さんがとても素敵です。
題名、ひみつのなっちゃんの意味が府に落ちた
あらすじは知っての鑑賞だったが、ドラァグクイーン三人のおねえの演技、ダンスは指先まで綺麗に表現されてて素晴らしい。
笑いどころ満載で楽しいなかにも性的マイノリティーの悩みや葛藤を観るものにわかりやすく表現し、考えさせるところは巧妙。
それも三人の演技力の賜物、アクの強さを松原智恵子さんの品のある岐阜弁と優しさに中和されてる気がします。
どんな性質を持っていようが子を愛し、しっかり見ている母親。母の偉大さをあらためて知ります。
偏見等回りの目を気にする滝藤賢一さん演じるバージン、葛藤に押し潰されそうになるモリリン、おねえを売りにして活躍しまくるズブ子、それぞれに悩みを抱える三人に優しい山あいの田舎町郡上八幡。
その優しさに観てる私すら救われる、何よりも滝藤賢一さんの様々なシーンで見せる表情の演技は必見。
小さなコンパクトの意味、みにくいアヒルの子との比喩、やっぱりコンパクトと言えば「ひみつのアッコちゃん」。ドラァグクイーンに変身するんだね。
個人的にはとても笑って最後に泣いて、おしまいには前向きになれる良い映画でした。
沢山の人に観て欲しい映画ですよ。
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