劇場公開日 2023年1月13日

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「クイーンとしての生き方」ひみつのなっちゃん。 LSさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0クイーンとしての生き方

2023年1月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

難しい

ドラァグクイーンとは職業のことと思っていたのだけれど、生き方なのだなと知れた。滝藤賢一はじめメイン3人の役への没入度が高く、本当にクイーンとしてそこに存在しているように感じたことが大きい。
クイーンにとって踊るという行為に意味があることは郡上八幡のパートで読み取れたが、それがどういう意味で、主人公(滝藤)がなぜ踊らなく(踊れなく?)なくなったのかは浅学ゆえよく分からず、もう少し知りたいと思った。

全体を通じてゲイカルチャーが前面に出ている。その描かれ方が、最初は揶揄かと感じたが、そうではなくて、コメディとしての誇張はありつつも、特にショービジネスでのゲイの置かれているポジションを踏まえて、フラットに描かれていると受け止めた(個人的にはほとんど触れたことがないので雑駁な印象だが)。

キービジュの人物が松坂桃李だと思い込んでいて、いつ出てくるのだろうと不思議だったw

LS