ひみつのなっちゃん。のレビュー・感想・評価
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マイノリティの心境を描きつつ、誰にでもある劣等感や自分の本心に焦点...
マイノリティの心境を描きつつ、誰にでもある劣等感や自分の本心に焦点を当てた作品。
スポーツでも趣味でも、それをしたいと思って始めるが、ある日それをしている自分に疑問がでる。
この作品はマイノリティとして生きているのに、一般人の前では自分自身の素を出せなくなったパージーの心境とその変化を描いている。
突然死したマイノリティ仲間の自宅も出身も何も知らない3人。
ようやく自宅の場所がわかりそこに忍び込むと、彼の母が訪ねてきた。
自分たちがマイノリティであることを隠しつつ、郡上八幡で行われる葬儀に出席する約束をさせられる。
彼らにとってマイノリティとは隠すべきことなのだ。
東京から車で向かった3人は、道中様々なことを話しながら郡上八幡傍まで到着した。
パージーは一番年上だったが、マイノリティが読み取れてしまうアイヨクの言動にダメだしする。
お世話になったお宅で宿泊して、そこでダンスを披露することになるが、パージーは踊ることができない。
それは今始まったことではなく、ここ最近ずっとだった。
パージーの中には、マイノリティであるが故の人々の視線などが気になるのだろう。
自分自身の心が女性なのに、今でもそれに抵抗している自分がいる。
楽しそうにダンスを披露する二人とそれを楽しそうに見守る人々。
「自分って、一番近いのに、一番見えない」
宿の主人は言う「郡上踊りと同じだな。みんなキラッキラになる」
葬儀ではマイノリティと悟られないように慎重になるが、母のあいさつの言葉でなっちゃんからもらった小さすぎるコンパクトの意味を悟る。 みにくいアヒルの子
そこでようやく素に戻れるパージー。駆け寄る二人。
マイノリティの様子に周りの人が棺から引き離そうとして、棺がひっくり返ると、スカートをはいたなっちゃん。
母はずっと前から気づいていた。「体は魂の入れ物」
素でいい。
素でいいと気づいたパージー。
この旅は、自分探しの旅。
自分を再発見する旅だった。
素の自分が一番輝いていられる。何も恥じることなどない。
モチーフはマイノリティで描いているが、何でもそうだなと思わせるいい作品だった。
「笑いなさいよ!」そこそこ楽しかったけど笑えなかった
田中和次朗監督作品脚本作品初鑑賞
粗筋
オネエの師匠なっちゃんが急死した
友人の実家は岐阜県郡上市
葬儀に参列するため車を運転するベテランのオネエのバージン
同乗者は後輩オネエのモリリンとTVリポーターとして人気のオネエのズブ子
なっちゃんの母はなっちゃんがオネエだということを知らないはずと3人はオネエだとバレないように葬儀に参列した
一応東京から岐阜までのロードムービーなはずだがその過程がない
東京からいきなり郡上市に入っている
そこからなかなかなっちゃんの実家に辿りつかない
郡上市は塩釜や多賀城に比べたらかなり広めかもしれないがカリフォルニア州ほど広くない
おそらく3人は長野経由ではなく静岡経由で郡上市に辿り着いたと思うが監督からすればそれはどうでもいいことだったのだろう
意外と滝藤賢一映画初主演
なぜか生稲晃子
2人はドラァグクイーンとして郡上市の旅館の縁側で踊りを披露したがバージンは地元住民たちとそれを眺めるだけ
彼がドラァグクイーンとして踊るのは冒頭だけ
年齢的に引退を決意したのかもしれないが
ズブ子がボケでバージンがツッコミでモリリンがフリかな
全体的に物足りない
もっと面白くできた題材だったのに残念
それにしてドラァグ
発音が難しい
配役
なっちゃんの友人でオネエのバージンこと坂下純に滝藤賢一
なっちゃんが営む新宿二丁目の小料理屋の店子として働いているオネエのモリリンこと石野守に渡部秀
人気TVタレントとして活躍するオネエのズブ子こと沼田治彦に前野朋哉
新宿二丁目で小料理屋を営んでいたなっちゃんこと並木ワタルにカンニング竹山
なっちゃんの母の並木恵子に松原智恵子
ショーパブのママの山田茂典に豊本明長
葬儀屋の内藤和彦に本多力
PAでモリリンを誘うゲイのトラック運転手に岩永洋昭
スーパーの店員に永田薫
郡上八幡の旅館の主人の坪井仁に菅原大吉
坪井の妻で郡上八幡の旅館の女将に生稲晃子
郡上八幡の旅館の娘の坪井博子に市ノ瀬アオ
バージンの職場の会社員に西田麻耶
バージンの職場の会社員に宇乃うめの
バージンの職場の会社員に坊薗初菜
新宿二丁目『グローリー』の店主の下田信之介に本田博太郎
名古屋のドラァグクイーンにアンジェリカ
ある意味「ラストショー」
ドラァグクイーンたちが亡くなってしまったなっちゃんの葬式に向かうま...
面白かったけどカタルシスが欲しかった
上映時に映画館で観ました。冒頭の主人公の部屋のシーンの後しばらく珍道中が続いたので後半か、エンディングロールで滝藤さんの本気のダンスが観れると期待していたので踊らないのは残念でした。
お話全体の雰囲気はコメディ調なので一人の人の死から始まる割に重すぎす観やすかったです。風景も綺麗でラストも優しい終わりで良かったです。
もうちょっとドロドロでも良かったかも!!
ドラァグクィーンのロードムービー。
意外とアクが強くなくて上品にまとめてました。
役者の個性が引き立っている。
バージンさん(滝藤賢一・・・気品が匂い立つ)
ズブ子(前野朋哉=芸達者=嫌味がなくて好き)
モリリン(渡辺秀・・・ダンス・シーンで目を見張りました)
渡辺秀さんはお初でした。
ダンスいつ習得したんでしょうか?
メッチャ器用なんですかねー。驚きました。
ズブ子は前野さん、以前からバイプレーヤーで強烈に印象的ですが、
今回の役は、やり過ぎない、くどく無い、そして可愛い!!
バーのママのなっちゃんが急死した。
秘密主義で、オネエなのをひた隠しにしていた。
その気持ちを汲んだオネエ友の3人、
バージン、モリリン、ズブ子が
なっちゃんの故郷の郡上八幡(ぐじょうはちまん=岐阜県)まで、
レンタカーで旅するロードムービーなのです。
故人になった“なっちゃん“
なんとカンニング竹山さんでした。
このキャスティング!!
ビックリ仰天!!
これだけで映画は成功したようなものです。
オカマ3人の道中、ちょっと良い男を見ると、
目がらんらん!!
ズブ子の不機嫌も、イケ面店員さんの言葉で直ぐにご機嫌モード。
この映画のほんわかムードに貢献したのは、なっちゃんのお母さん役、
松原智恵子さんでしょうね。
松原さんは78歳。
日活時代の清純派のまま。
歩き方の美しいこと。背筋がピーんと伸びてます。
ムツクケキ息子がいつの間にか、オネエになってたのを
知るか?知らぬか?
ラストの心配りが母の愛・・・なのでしょうね!!
お葬式のシーンは出色でした。
バージン、モリリン、ズブ子のブラックスーツ・・・
カツコ良かったなぁ!!
エンディング曲の“渋谷すばる“の歌う「ないしょダンス」
作詞作曲も渋谷すばる。
歌詞も曲もガンガン攻めてましたねー!!
それにしてもバージンさんが綺麗に女装して、踊るところを、
見たかったなぁ・・・ないしょダンスだもんねー、
(仕方ないね)
ボスの故郷でお葬式、宿なしドタバタ珍道中
オネェ3人が、お世話になった故人ボスの
故郷の岐阜県の郡上八幡(郡上市)で
行われるお葬式に出席するお話です。
道中、車の旅ですが、何も起きないわけもなく…。
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滝藤賢一さん演じるバージンさんが、
最後まで"みんなの前で"フルメイク、
ドレス姿でダンスしなかったのが
この映画視聴1番の心残りです。
ほか2人のフルメイクと衣装の
ダンスシーンは素敵でした!
(郡上八幡のシーン…。
あんな優しい人ばかりじゃない。
オネェ3人をみんながあんなに
暖かく迎え入れてくれるシーンは
正直、違和感が強かったです…。
現実は、もっともっと厳しいはず。
映画だからあんな感じにしたんでしょうけど…
人と違う・男性性、女性性から
著しく離れている人をこの国は
よく思わない節がある…
いや、私がよく思ってないのか…?
そんなことないと、思いたい……)
美しさとはなんなのか
姉さんたちのロードムービー
本名や出身地やら細かいことは知らなくても、忘れられない思い出があったり、言いたい事言っていても繋がっている仲がうらやましい。
大きな盛り上がりや事件はないですが、ほっこりするお話です。遠藤さんはじめみなさん演技と思えなくてすごいです。なっちゃんのお母さんも可愛らしいなと思いました。
後半とても見応えありました
監督デビュー作らしいので!!
違和感なし😄いるいるw
「おネエ最高」
ポスターが一番良かったかも?!
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