映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
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わかりやすいエンタメ作品。
理屈がわかりやすく誰でもたのしめると思う。全員演技がうまいから重さと軽さの内容が絶妙なバランス。テレビは見たこと無いけど予告編のノリそのままに満足する面白さだった。
TVドラマを見ていた方は、更に楽しめると思う!
TVドラマも見てました!
わざわざ映画館に見に行こうか、TV放映を待とうかと悩みましたが、早めに観たかったので見に行きました!
TVドラマを見ていた方なら面白いと思います。
ところどころクスっと笑える場面も多く、楽しめました!
TVドラマを見ていなかった方でもある程度は、楽しめると思います。
キャストも豪勢ですし、ドラマのメンバーもほとんどでていて、内容も楽しめました。
黒木華さんの演技が上手いのは知ってますが、吉田羊さんとの共演を見てしまうと、やっぱり吉田羊さんの演技の方が一枚上手だな〜と感じます。
さすが、吉田羊さん!
それにしても、最近TVドラマの劇場版が多くないですか?
ま〜楽しんでいる劇場版も多いので、ついつい見に行ってしまいます。
烏の鳴かぬ日はあれど、世に裁判の種は尽きず
ドラマ版は未見。
しかし、通して見た人からは
「随分と面白かった。映画化の企画は納得」との反応。
ならば、と
足を向けた訳だが・・・・。
冒頭からテンポよく、
今回の主人公である『坂間千鶴(黒木華)』が躍動。
本来的にはその役ではないけれど、
本作に限っては、そう見た方が収まりも良い。
まさに彼女の魅力を最大限引き出すことに成功した一本で、
直情で正義感が溢れ、
ボケもかましつつ、時には悩み、しかし
常に依頼人の側に立つ(ここでは)弁護士を凛々しく好演。
ほんの短い時間で、主要な登場人物の人となりや境遇を
映像の構成で手際よく説明し、
それが自分のようなシリーズ初心者でも
すんなりと頭に入って来る組み立ては
『浜田秀哉』脚本の手柄で
彼は〔シン・ゴジラ(2016年)〕の企画協力もしてるのね。
だから『庵野秀明』が「友情出演」しているのだと納得。
物語りは貨物船がイージス護衛艦に衝突し
沈没することから動き出す。
この場面の特撮はかなりチープで、かつ
観客に提示される「レッドヘリング」もこれ見よがし。
誰もこんなことを真相だと思わないよ、と
半ば呆れつつ流れを見守ると
その事件に端を発した裁判が始まる。
国家ぐるみの隠ぺいが疑われる事件にかかわるのは
シリーズ全体の主人公である裁判官の『入間みちお(竹野内豊)』。
そうこうしている内に、もう一つの訴訟が。
『坂間』がかかわるそれは
〔ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年)〕とほぼ同内容。
企業による環境汚染はしかし、
〔MINAMATA-ミナマタ-(2020年)〕でも描かれたように
企業城下町では一筋縄では行かず、
彼女は苦戦を強いられ。
そこに人権派の弁護士『月本(斎藤工)』が現れ
二つの裁判は絡み合っていくのだが、
そのシンクロのさせ方がなかなかに巧み。
一見、関連無さそうな独立事象が、
街の暗部を共通項に、重なり合う姿が次第に浮き上がる。
もっとも、『入間』は勘が良すぎるし、
事件の契機になる出来事も
それほどの短時間で影響が広がるのか、との
疑念は湧きまくる。
裁判は大団円を見はするものの、
其処からの派生はあまりに苦い。
企業が起こした公害がもたらす
分断の帰結でもあるのだが。
とは言え、
裁判そのものの役割は何か
裁判官の「他職経験制度」は何の為にあるのか
裁判員制度は何故導入されたのか
に、改めて思いを向ける契機にもなる一本。
ここで描かれるような有意な人々が多く存在する法曹界ならば、
裁判の姿は、かなり違ったものになるのでは、と
感じさせる。
面白いです。もっと長くてもよかったかも?
最近は録っておいたドラマもBlu-rayに焼いておいて老後の楽しみにとっている状態のものが多いのですが『イチケイのカラス』は全話とても面白く、友達にも観るように『いらぬお世話』で薦めてました。各クールで薦めたくなるドラマが少なくなっている今日この頃、ドラマ作製チームには頑張ってほしいものです。
『イチケイ』の竹野内豊と黒木華、『HERO』の木村拓哉と松たか子、『マスカレード』シリーズのやはり木村拓哉と長澤まさみのような絶妙なバディぶり(イチケイはまだバディではないようですが今後の期待を込めて)には非常に面白く観ることができます。
無理矢理2人を地理的に近くに配置していることはまあドラマや映画なら許されるというか面白くする意味ではありでしょうね。やはりこの2人が絡まないとお話になりませんでしょうから。
国家レベルの事件と片田舎の高齢者ドライバーの事件、地域をある意味支えている企業の問題。これらがどう絡むのかワクワクしていましたが見事なまでの伏線回収、あっぱれです。
よく報道でも米軍基地問題がありながらそれに関係する仕事に従事している住民の方々の思いを取り上げられることがよくありますが、このお話の中でも、違った方法でなんとかできたら不幸な犠牲者は出なかったんじゃないかと思います。
「常識ほどすぐに変わるものを俺は知らないよ、坂間千鶴」って『Z空調』のCMで斎藤工と共演して欲しいものです。山本耕史との『シン・ウルトラマン』オマージュCMの第二弾として!
同じく田中監督作品『コンフィデンスマンJP』のごとくシリーズ化、およびドラマの続編を切に希望してます。
ありえんだろ、って所も有るが面白かった
東京地方裁判所の裁判官・入間みちおは岡山県の海辺の町に異動となり、防衛大臣を狙った傷害事件の裁判長を担当した。
この事件を起こした女性の夫が操縦していた貨物船が海上自衛隊のイージス艦との衝突事故で沈没し、夫が亡くなった事が関係していると指摘し、みちおが職権を発動し衝突事故の捜査を始めたため、上から圧力をかけられて裁判長を外された。一方、坂間千鶴は、裁判官の他職経験制度により、弁護士として働き始め、偶然、みちおの町の近くに配属となった。坂間は事件のあまり無い小さな町で、高齢者の交通事故裁判の弁護人を引き受けていた。それと、この町では、体調不良の人達が多くいて、その原因が地元の大企業が関係してるのではという疑惑が発生した。さてこれらの案件はどうなる、という話。
テレビ未視聴だが、なんとかついていけた。
キムタクのHEROや松潤の99.9の様にちょっと変わった司法従事者の話で、実際にこんなことする裁判官が居るかどうかは別にして、そこはなかなか面白かった。
ただし、すぐに担当替えされたし、司法の独立性は担保されてないのはやはり現実なんだろう。
堅物の坂間がみちおや月本に影響されて成長していくところが見どころなのかも。
最初の貨物船の乗組員もこの大企業の汚染水の影響って事なんだろうけど、ちょっと有り得んだろ、って感じた。あんなに急にバタバタ倒れるものか?と。
ちょっと詰め込みすぎてそのあたりの説明の尺が足りなくなったのかもしれないが、もっと慢性的に発症するもんじゃないのかな。
題名のイチケイは第1刑事部の略らしいので、実際は何部まで有るんだろうと調べてみたら18部(欠番あり)まで有った。さすが首都東京、規模がデカい。
みちお役の竹野内豊はほんわかして良かったし、坂間役の黒木華も頑張ってる感が有って良かった。
盗んだチャリで走り出す
斎藤工演じる月本が駆るチャリに委員長こと
坂間千鶴がわざわざ「委員長乗り」するという
絶対にオッサンしかわからない小ネタを何人が拾ってくれたのだろうか笑
何言ってるのかわからない人はナナハンライダーで検索してみてください
(追記 調べたら750ライダーの作者さんが昨年夏に亡くなっていたのですね。知らなかったです。自転車で逃げる設定や委員長という呼び名も全て用意したもので、車体は赤である必要があった。ただの遊び要素ではなく監督さんからの愛あるオマージュだったのだと思います)
人によって正義の定義は違うかも知れませんが
ドラマシリーズで入間道夫の真っ直ぐさに
坂間千鶴が引き込まれていき
今回は坂間の真っ直ぐさに月本弁護士はじめ
町の人々まで引き込まれていきましたね
色々な見方がありますがこんな物語に
素直に感動出来る人間でありたいです
もちろんラストは号泣ですよ笑
いつかまた続編を作って欲しいシリーズです
嘘ではない、根拠はある、が、絵からごとに近い。職権発動。❓竹野内豊の飄々さに救われる。
イヤイヤ裁判官がこんなに捜査的に動いてたら日本の司法回らない。しかも民事と刑事がこんがらかってる。
でも、TVドラマ的には面白いですね。
竹野内豊が飄々と引っ張る。痛快、それはわかりました。勿論フジテレビのドラマは未見。
だがお涙頂戴の、コレまた泣いてる観客がいて
青臭すぎて、チコっと引きました。もっと泣かせる話が良かった。2時間ドラマの岸壁の方が泣けるなぁ
要するに大きな枠組みで動かしすぎて感情移入しづらい印象。
【以上まとめ、あとは全文蛇足です。】
でも気楽に観るとなかなか力作感はあった。
でも理屈以前にテンポが鈍重だし
ワシの屁理屈頭脳には暗雲が・・
ナニコレ❓
しかも、傷害事件【実際の描写は明らかに未遂事件】
なのに、ダイレクトに関係のない海上保安案件。
イヤイヤ裁判官というのは
俯瞰した上で、突き詰めて刑を確定、精査するのが仕事。
【動機の究明】というのは警察の仕事です。
実は検事なんてコレほど気楽な稼業は無い。
警察がひたすら苦労したものを検事が指揮、自分の手柄にして
狭い視点から裁判官が偉そうに上から目線で判決するのが伝統。
まぁそれは
TVドラマあるある→監修者がいても、大量に盛り込みが行われる
司法に限らず、いろんな仕事がそうだからまぁ
それは屁理屈。ドラマ映画はファンタジーだから
スーパー裁判官もいいんじゃないと思った。
イージス艦事故、海難、国防 と 企業の巨悪を チカラワザで 結びつけ・・😵💫😵💫クラクラしてきた。
泣いてる人が結構いたのはなぜ?❓
確かに【浪花節のお涙頂戴図式は理解したが、全然、俺の心の琴線動かず・・俺って結構泣く方なんだけど・・】
ただ、竹野内豊の飄々としたキャラクターは面白い
斎藤工の【一筋縄ではいかない、清濁理解している】人権派弁護士の力量感は良かった。
確かにこういう清濁両面理解してないと物事は解決しない。まぁ工場内に侵入と
意味わからない【雨中の神社での話し合い】は引いたケド
企業城下町は確かに現実に即したベクトルの描写。たが問題は【こんなに簡単に全員が体質を変えるというのはあり得ないねぇ・・】勿論公害問題は看過できないですよ・・ただ少し違うと思う
岡山に転地してきた子供がさらに病状悪化だけでは【酸素マスク描写】ねぇ
今は完全男女平等を目指す社会だから黒木華的な描写の必要性はわかるが、黒木華さんは上手い役者だけど
娯楽的にはイマイチ、しっくりこない。
まあ竹野内豊にかなり救われてる。独走状態、追う斎藤工という感じ。
主文 『本作品は降雨コールドとし、再試合を命ず‼️』
ちょっと監督❗️
これでゲームセットって、本当にいいんですか?
原作もテレビも知らないんですけど、いつもこうなんですか?
粗のない映画なんて滅多にないから、始めから多少の無理くりや矛盾は織り込んで見てます。だけど、脚本や編集での修正について、かなり手を抜いてませんか?
・シリアス要素とコメディ要素の使い分けが杜撰なので、竹野内豊裁判長の意味ありげな笑顔や法廷での仕切りが中学や高校で模擬裁判でもやってるように軽い印象しか受けない。
・工場のフェンスに残った指紋で、自転車窃盗犯として、翌日には捕まってるのでは?(街ぐるみなのだから、情報提供者には困らないはず)
・現金受け渡し場所の唐突さと不自然さに加えて、斎藤工弁護士の、これも唐突な開き直りの態度が伏線としてはわざとらし過ぎる。
・500万円の和解金。店に嫌がらせを受けた精神状態(今後の営業への不安だって相当ある)と治療費負担を考えたら、原告の父親は、普通は拒否せず受け取る。それでも真実を追求することにするのなら、黒木華弁護士との激しいやり取り、もしくは説得があって然るべきだが、そのシーンがあっさりスルー。
・5人組のリーダーシップがほとんど描かれていないので、〝街ぐるみ〟と分かった時のあまりの説得力の無さに拍子抜けしました。あれだけの規模の集団は、サリン事件を起こしたカルト宗教の人数よりもずっと多いので、緘口令も含めた統制についての現実味がまったくありません。
裁判長‼️
主文は『降雨コールドで再試合』じゃ駄目ですか?
実質的に今回の主役は黒木華さんでした
映画「イチケイのカラス」を劇場で鑑賞しました。
普段はあまり連ドラは見ません。邦画もあまり劇場では観ません。ましてやドラマの映画化作品は、わざわざ映画館で観なくてもTV放送で観ればいい派です。
しかし先日、CSで「イチケイのカラス」を一挙放送していたのを録画して観たら意外と面白くて、しかも、主人公の裁判官:入間みちお(竹野内豊)の同僚裁判官役の黒木華さんが好みのタイプ😊ということもあって、映画館に足を運びました。
期待していませんでしたが、その期待通り、映画としてはイマイチでした。少し脚本に無理がありすぎですね。
日本の防衛問題とか環境汚染とか、問題を少し大きく広げ過ぎて、それを無理矢理に2時間に収めようとしてしまってます。そのせいか登場人物の行動が都合良すぎて、えっ?、えっ?、あれっ?て感じ。法廷ドラマなので、裁判シーンでセリフが説明的になるのはしょうがないけど、それ以外の場面でも説明がちなセリフが多い。
なので、ストーリーのテンポも今ひとつでした。法廷ドラマといっても、テレビ版はコメディ調が強めでしたが、今回の映画版はテーマが重い割に、ドラマ性もミステリー性も中途半端。コメディ色も中途半端でした。
でも、満足です。
黒木華さんの愛しいお顔が大画面で鑑賞できましたので。(星⭐️1つは、黒木華さんの加点)
しかし、中途半端といえば、たまに登場する環境保護団体がなんかウザったかった。あのシーンは必要なの?
入間と坂間をずっと見ていたい!
毎週楽しく視聴していたテレビドラマ「イチケイのカラス」の劇場版。劇場版らしい広がりと収束を見せる展開で、期待にこたえるおもしろい作品でした。
ストーリーは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)を去り、岡山県に異動した入間みちおがイージス艦の衝突事故に端を発した傷害事件を担当していた頃、イチケイで入間とともに裁判官を務めていた坂間千鶴は他職経験制度のもと弁護士として入間の隣町で高齢ドライバーによる交通事故を担当していたが、それぞれの事件に繋がりが見え始め、しだいに裏に隠された真相が明らかになっていくというもの。
一見、関わりのないようなイージス艦の衝突事故と高齢者の交通事故、さらには地元大企業の化学工場が原因と疑われる健康被害、それに付随して起こる傷害、放火、殺人と、これでもかというほどの内容を詰め込み、それらが一本の糸で結ばれていくようなを収束を見せる展開はなかなか見応えがありました。
さらには、人権派とも悪徳ともとれる月本弁護士の過去に触れ、地元を愛し愛され育った大人たちの複雑な思い、国家の未来を案ずる若き防衛大臣の矜持なども絡め、坂間千鶴の成長譚としても成立させています。これだけの内容をテンポよく2時間にまとめ上げている脚本は大したものです。
深刻な事件を描く一方で、入間と坂間のやりとりは終始コメディタッチで描き、笑いを誘います。特に法廷でのやり取りはめちゃくちゃおもしろかったです。そんな笑いを誘うシーンではありながらも、法に携わる者として大切なことを示唆し、坂間に考えさせて導くような、入間の優しさや懐の深さを感じさせる描き方が秀逸です。
とはいえ、全体的にはやはりちょっと詰め込み過ぎな印象を受けました。その一方で、テレビドラマのような職権発動からの地道な調査、入間に振り回される同僚、入間の手のひらで踊らされる坂間などをもっとたくさん見たかったとも思います。そう考えると、やはりテレビドラマでじっくり描いた方が見応えがあったかもしれません。
主演は竹野内豊さんで、飄々とした見た目とは裏腹に、熱い思いに裏打ちされた裁判官・入間みちおを好演しています。それに勝るとも劣らないのが坂間千鶴役の黒木華さんで、どんな役でも見事に演じきるすばらしい女優さんだと感じます。脇を固めるのは、斎藤工さん、吉田羊さん、向井理さん、平山祐介さんらで、確かな実力を備えた俳優陣の奮闘が光ります。
脚本にもう少し力が欲しい
原作漫画よりも、ドラマの方がエンターテイメント性は高い。今回の映画のストーリーは、昭和30年代以降のチッソによる水俣病問題をベースにした様に思われた。
コミカルな演出はTVドラマ同様に楽しかったが、最後の寸劇は今ひとつ。
一番残念だったのは、このドラマの華であり、肝である判決を言い渡すシーン。イチケイのカラスは判決文にこそ、入間みちおの人間性が表れ、ストーリーに骨を通していると思われるが、しかし、この映画においては判決文は殆ど省略されており、その点が不完全であり、消化不良であった。
脚本家が書き切れなかったのであろうか。甚だ残念である。
とは云え、全体を通してみれば、先ず先ず楽しめる作品に仕上がっていると言って良いであろう。
ウ~ん…何とも?
前半、なかなかテンポ良く、引き込まれていったが、マンガ的なオーバーアクションは私の好みでは無いなぁ…って思っていたら、途中で寝てしまった。
何かやっぱり足りないんじゃないかな。
まあ、こういうコミック系が好きな人には面白いのかと思うが…こういう系は映画としては物足りんな。ごめんなさい。
法廷ものにリアルじゃないとコメントするのは大人の対応じゃない
法廷ものって、昔の時代劇みたいなもんじゃないかと最近思う。
決して、法律は勧善懲悪じゃないし、局面局面、視点視点で見えてくる姿も違うし、だからこそ正義という名の刀の冴を楽しむのが法廷ものなんだと感じる。
そういう視点から見れば本作は合格だし面白いんじゃないかと・・・
個人的にはDr.コトーよりは良かった。
豪快な映画化作品
一話完結型TVドラマの映画化版って前提が既にある中で作り込めるからグッと深くなることが多いけど、こらまたずいぶん大きく振りかぶった判事モノ、オイオイってなるとこも多いけど勢いよくて楽しい
田舎のいわゆる企業城下町って確かに苦しい所はこれから窮していくんだろう、結構切実で重要なテーマだと思う
名優をふんだんに登用した贅沢な構成、でもそれなら全員やり切らないと、そうでない人が酷く浮いちゃう
なかなかよかった です
原作,TVドラマ,番宣を観ておらず、ポスターもろくろく観て無くて、視聴しました。なので主役は月本信吾(斎藤工)さんだと思ってみていました。ところがまさかの途中退場。裁判官・入間みちお(竹野内豊)さんが主役だったとは途中まで気がつきませんでした。登場が遅すぎですね。ドラマもこんな感じなのでしょうか?
結論ですが、和風映画としては、なかなかよかったと思います。若干、難しい法曹界の話がでましたが、雰囲気はわかるので楽しかったです。あと、冒頭の大桃コロコロ事件が、後半に、こんなふうに伏線回収されるのか!? ということになった時には、ちょっといい意味で感動しました。伏線がいろいろと回収されていくのは面白いです。
ただ、3点突っ込みどころに気がつきましたので、そこだけ茶々を!
(1)映画の紹介に「史上最年少の防衛大臣に対する傷害事件を担当することに。事件の背後にイージス艦の衝突事故が関係していることに・・・」とあったので、防衛大臣が地元大企業の工業用水汚染問題の黒幕か!? とよんでいたのですが、思いっきり外しました。
(2)地元大企業の工業用水汚染問題ですが、「法律で規制されたから、対処方法が無く・・・・」という言がありましたが、ここはおかしいと思いました。あれだけの疾病者がでているのなら、工場の製法を変えていないのであれば、法律で規制される前の過去から、疾病者が多数出ていたはずです。
(3)ストーリー中に坂間千鶴(黒木華)さんが、自分の貯金を下ろして、土壌汚染の調査をしているかのような言がでてきましたが、通常(?)このようなことはありません。民事事件なので調査費用は依頼者の負担となります。なので、約1000万円を企業から損害賠償として受け取っても、土壌汚染の調査経費と、弁護士の着手金・成功報酬で半分近くは、原告からお金が飛んでいくと思います。民事の原告にはなるもんじゃありませんね。勝っても負けても大損です。
補足
自分の評価基準に従うと、3.5と4.0の間なのですが、「主人公※が 頑張って ピンチになりながらも努力して 最後に目的を達成する体の作品」を自分が好きなため、ちょっとプラス評価ギミにしました。
(※:厳密には主人公ではない、坂間千鶴(黒木華)さん、月本信吾(斎藤工)さんが頑張ったのですが、まぁーよしとしています)
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
映画なので少し展開早め
イージス艦が衝突事故から話が始まっていきますが
それは最初と最後あたりだけ、、
中盤は工場の環境汚染の話になります笑
入間みちおさんは相変わらず周りを振り回します
いきなり裁判長を外されたのはびっくりしました😳
そこで一旦、イージス艦衝撃事故は終わりました、、
そこから工場の環境汚染についての話に移りました
月本さんは最初は裏切りますが
最後には関係者を説得に動いて命を落としてしまいます、、
「委員長、自転車返したよ」
という台詞がなんとも言えない気持ちになりました
いろんな人が加担していて若干ガリレオっぽいなと思いました笑
吉田洋さんが出てたからかな🤔
最後にはそういうことで3つの事件が絡むんだと思いました!
途中から
「職権を発動します」
って言ってないのに捜査して大丈夫かな?
と思ったし偏りすぎだよとも思ってしまいました笑
入間みちおと坂間千鶴の掛け合いは
ドラマと同じく面白かったです!
いつか続編ないかな〜と個人的に思ってます笑
とても楽しめました😊
面白い映画をありがとうございました☺️
TVサイズではありますが飽きずに楽しめました!
金曜レイトショー『イチケイのカラス』
月9でやってた時から裁判官版のHEROって感じで外さない感じの物語
テンポも良く面白かったので、劇場版も楽しみでした。
独特の思考感性と間をを持つ竹野内豊演じる入間みちおと黒木華演じる超真面目な裁判官・坂間千鶴のやり取りが面白い。
今回は、お互いに地方勤務になっていながらもまさかの再会・・・・
2つの事件が交差して行きながら物語は進む!
WOWOWの”ふたりのアキラ”の向井理&斎藤工が、大臣と弁護士で対峙する!!
他の出演者の顔ぶれでだいたい展開は読めてしまいますけど最後まで飽きずに安定の面白さでした。
今晩SPドラマがあるので、ドラマと映画の比較を楽しみたいと見たいと思います。
しかし最近、津田健次郎さん出過ぎくらいに出てますね。
映画館では職権の発動は禁止です。
ドラマは毎週楽しく観てました。映画になってどんなバージョンアップするんだろうと思いながら着席。
あら、岡山県の話。知らない町の名前だけど、倉敷の近くかな。で、そこにやってきた、黒木華演じる坂間弁護士、え?裁判官が経験を積むために弁護士になるって?そんな事本当にあるの?ま、検事よりは人に寄り添う感じはあるけど、必要ある?
近所にもう1人、竹野内豊演じる入間がやって来る。こりゃ運命的だわ。もしかして恋愛モードもありか?って思ってたら、斎藤工演じるやり手弁護士の月本登場。坂間と組んで事件に挑む。なんかカッコいいぞ。こいつかぁって思ってたら坂間と同じで騙されてた。正義の定義って難しいな。
話としては裁判官の入間が担当する事件と坂間の担当事件が別だったので、どこでまとまるのかモヤモヤしてたら、ジワジワ真相が明らかになっていきます。
でも、こんな裁判あり得ないよね。裁判官が裁判しながら自分の考えをぶつけるなんてね。
自分の利益の為ではなく町を守る為に、違法な情報を隠すって、犯罪なんだろうか?難しい。
テレビと同じで入間の言動で結構笑えます。で、もやっとしていた月本の事件が最後に伏線回収されてウルウル。
楽しかったです。
期待以上の面白さで満足
劇場版としての醍醐味を感じる秀作。テレビシリーズはチラ見でしたがとても良い作品だと思います。
二人の関係性ややり取りがコミカルで全体的に軽快でリズミカルな雰囲気がでています。内容も納得できるもので展開やテンポもとても良いと思いました。
今夜のテレビシリーズ新作も楽しみです。
是非映画館で🎦
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