劇場公開日 2023年1月13日

映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価

全263件中、1~20件目を表示

5.0民放の連ドラ史上初の「刑事裁判官」が主人公という設定に独自性があり、型破りな「検察官」を描く「HERO」と似た雰囲気も醸し出す意欲作。

2023年1月13日
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木村拓哉主演の「HERO」が象徴的ですが、映画やドラマは、あるべき理想的な人物を描けるのが醍醐味だと思います。
しかも、「あり得ない」ことではなく、仕組みの上では可能な範囲でギリギリを攻める型破りな主人公を描くことで、リアリティーかつダイナミックさを与えるのは単純に見ていて面白く引き付けられます。
私は連ドラを見ずにいきなり映画から入りましたが、割とすんなりと「イチケイ」(「東京地方裁判所第3支部の第1刑事部」の略称)の世界観に入り込むことができました。
映画では重厚感を追求するため真面目なシーンが多かったですが、「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮監督はユーモラスなシーンを描くのも相変わらず上手い。そのため、緩急を併せ持つスケール感のある映画のクオリティーに仕上がっていました。
連ドラの際には、もっとコミカルなシーンも多かったのだろうと想像しますが、連ドラファンの人の満足度は高いと思われます。
軸となる竹野内豊が演じる型破りな裁判官・入間みちおと、黒木華が演じる裁判官・坂間千鶴との化学反応が面白く、特に竹野内豊は当たり役だと思います。
「HERO」では当時を反映し「通販マニア」の設定でしたが、本作では「ふるさと納税マニア」のようです。
スピンオフドラマ「イチケイのカラス 井出伊織、愛の記録」では山崎育三郎がメインですが、演出が上手いと「ここまで山崎育三郎が面白いキャラクターになるのか」と驚いたり脇を固める俳優陣も個性的で面白い。
また、映画ではゲストの斎藤工も良い味を出していました。
設定の面白さに加え、それぞれのキャラが立っていて、なおかつ本格的な「刑事事件」もしっかりと扱いリーガル・ミステリー映画としても成立している。
なかなか面白い建て付けですが、シリーズとして続くのか、興味深いところです。

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細野真宏

4.5ドラマ同様、面白かったです

2025年12月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

驚く

ドラマが面白かったので映画も観てみる。
検察官同士から検察官と弁護士と立場は変わったがみちおと千鶴の関係は変わってなかった。
余裕のみちおとつっかかる千鶴。二人の掛け合いは面白いし重苦しい題材だが全体を明るくしてくれる。
オープニングの沈んでいく貨物船は昔の特撮を想いださせるほど陳腐だった。今にもゴジラが出てきそうな雰囲気だ。笑ってはいけないシーンだけど笑ってしまう。
貨物船の船長がぐだぐだになって舵をとれなくなって倒れ込んでいる横に何故か一升瓶が転がっている。他の乗組員も倒れ込んでいる。
見る者に宴会でへべれけに酔っていると思わせたかったのかなあ。話は思わぬ方向へ行くがやがて繋がっていく。
そして意外な結果に。現実的ではなかったけれど・・・

それぞれ個性ある人物を俳優陣がきっちり演技していて面白かった。サスペンスの割には笑いも盛り込んで合って決して暗くならない。(鮫の寝袋、道夫に振り回される書記官等)それでいて重要な法廷シーンは厳かである。
ドラマも良かったが映画も良かった。続編がないかなあ?
今度は弁護士VS弁護士?!

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♪エルトン シン

4.0深いテーマをうまくエンターテイメントに落とし込んだ良作

2025年11月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

斬新

とても難しいお話でしたが、分かると非常に深いテーマを扱っている事に関心してしまう。代償、犠牲、自身の良心に反してでも自分たちの故郷=工場=恩恵・徳として命がけで町民1人1人が守る、その狭間にいて苦しみながらも。。

真実がいつも正義ではない、でも法の下それを明らかにしながら人道を説いていく。そんか凄く難しいテーマを裁判という舞台を通してエンターテイメントに落とし込んでいるこの映画は素晴らしいと思いました。

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柿男

3.0現実っぽくない

2025年11月9日
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りか

3.0ドラマの特別編だなぁ

2025年9月30日
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鑑賞方法:TV地上波

「職権発動」と言わせるためにイージス艦を絡めた工夫は認めるけれど、これだけのための尻すぼみはだったな。ここには膨らみを持たせられなかったのだね。
相棒判事が今度は弁護士という趣向は面白いし、ドラマのワクワク感あるキャストも登場してそれはそれで十分楽しめる。なぞ解きっぽい展開も面白かった。
けれど、ドラマ版特別編との違いはなんだろうね。悪くはないけどお金払うとなると??かなあ。

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Bluetom2020

2.550点

2025年6月14日
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鑑賞方法:VOD

笑える

驚く

映画評価:50点

下手なミステリー作品より、
ミステリー(謎解き)していて楽しかったです。

ド真面目な新人弁護士と
変わり者で首を突っ込む裁判官
見たことのないタッグでワクワクしました。

根幹の真相部分もしっかりしていて、
飽きない2時間でした!

ただ残念な所をあげるとすれば、
それらの良設定を2時間でまとめてしまったのに、複雑な人間関係が仇となっていました。

あとは後半が駆け足で進んでしまったので、
喜怒哀楽を感じる暇もなく、どんどん解決していっちゃいました。

原作で見たら、もっと楽しめたかなと思うと勿体なかったなぁと思います。

原作は知らなかったのですが、
本作のようにショートミステリーで進んでいくタイプなら、興味がわいたので読んでみたくなったのも事実です。

ps.竹野内豊さんが格好良かったです。

【2025.6.12観賞】

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まぁと@名作探検家

4.0笑顔の裏にあるもの

2025年4月27日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

TVドラマを観ていたのでずっと気になっていました。相変わらず飄々とした入間さん、一生懸命の坂間さん、とりまく人々の様々な想いが切ないお話でした。体制を守るために間違えた方向にいってしまうことは実際にありそう。

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Aki

4.5かなり面白かった・・無条件に

2025年3月29日
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鑑賞方法:TV地上波

怖い

興奮

難しい

脚本と素晴らしい役者陣の共演に至極のドラマを見た思いだ。法廷物はとかく重くなりがちだ。しかしこれでもかと言う程の分厚い俳優陣をそろえ、しかもその役者たちに流されることなく、よく物語がコントロールされている。しかもその隅々にまで配置された役者陣が本当に良い演技を繰り広げる事でこの作品の素晴らしさを表現する事に成功している。泣きの中に笑顔を、笑顔の中にはにかみを、そしてその中にさらに複雑な表現をつむぎだした俳優人たちの演技と、それを見事にコントロールした監督・演出陣に拍手を贈りたい。

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mark108hello

3.5よき

2025年3月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Keita

5.0タイトルなし

2025年3月5日
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TVドラマでアファンだった。豪華キャスト。
黒木さんがめっちゃカッコイイ。
笑い方がいい。
今回は斎藤工にもってかれた感じ。

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Emiri

0.5かなりつまらなかった!!

2025年2月14日
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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

5.0愚直な坂間千鶴さんは変わらない

2025年2月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

あれから2年後、岡山県瀬戸内の隣町で再会する、入間みちおと坂間千鶴。
坂間千鶴さんは、「他職経験制度」のため日尾美町で弁護士として働き始める。

自転車で全力疾走する坂間さんの姿と自然が眩しい。
入間みちお、釣り人も似合う。
「シキハマ株式会社」の大きな工場がある日尾美町。
地元で生きている人達。

坂間千鶴さん、真っ直ぐ。
入間みちお、笑顔で強か。
抗えない現実と零れ落ちる思い。

変わらない2人が観られて、面白かったです。

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naomi

3.5テンポのいい仕上がり

2025年2月13日
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鑑賞方法:VOD

ドラマの良さを余すことなく映画化された
裁判官を目指していた黒木華さんが今回は弁護士として地方に赴任したエピソード

このドラマのおもしろさは竹野内豊さん演じる裁判官
疑問が払拭できないとすぐに発動する職権😊
これがこのドラマの肝である

ストーリーの全体レビューは割愛
何より斎藤工さんの実演(スタント使ってない?)階段落ちのシーン
鎌田行進曲のヤス(平田満さん)をもしのぐ息を呑むシーンだった
ホントに大丈夫なのか!?と目が釘付けになった

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零式五二型

2.5正義の代償

2025年2月5日
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鑑賞方法:VOD

知的

 ドラマは数回見た程度。裁判官が主人公となる珍しい法廷劇は興味深いものがあったけど、イージス艦衝突事故という大きなテーマで劇場版らしくするのかと思いきや、ちょっとスケールが小さかった。今世間を騒がしているフジテレビだからか・・・と、残念に思う。

 どちらのドラマに重きを置くのか・・・まるでテミス像の天秤のようではないか。事件もそうだったし、斎藤工と黒木華との関係も。深刻な問題が山積みなのにこんな解決法でいいのか?といった終盤も。お前は大岡越前か?!という気持ちになった。

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kossy

2.5やっぱりテレビドラマっぽさ全開

2024年11月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

CSで録画視聴。
司法がテーマなので、どんな作品か楽しみに
したが、がっかり。
やっぱりテレビドラマっぽさ全開な作品だった。
主演の竹野内豊よりも助演の黒木華が目立っていた。これでいいの?

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ナベさん

4.0面白いし、為になる

2024年10月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

難しい

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見聞

5.0119分の上映時間にこれだけのことを詰め込んだ脚本家の力量が大したもんだと思った。 たくさん見ているわけではないが、 入間みちおは竹野内豊のいちばんのハマリ役だと思う。

2024年10月1日
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鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

幸せ

動画配信で映画「映画 イチケイのカラス」を見た。

2023年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年1月13日

竹野内豊(入間みちお)52才
黒木華(坂間千鶴)33才
斎藤工(月本信吾)42才
山崎育三郎(井出伊織)
柄本時生(土井潤)
西野七瀬(赤城公子)
田中みな実(島谷加奈子)
桜井ユキ(浜谷澪)
水谷果穂(一ノ瀬糸子)
平山祐介(木島昌弘)
津田健次郎(島谷秀彰)
八木勇征(植木幸太郎)
尾上菊之助(三田村武晴)
宮藤官九郎(小早川輝夫)
吉田羊(小早川悦子)
向井理(鵜城英二)
小日向文世(駒沢義男)
庵野秀明(裁判官)

テレビ番組はほとんど見ないが、
「イチケイのカラス」というテレビドラマ番組があることは
D-worksの工藤さんから聞いたことがあった。

岡山県秋名市(架空の田舎町)に異動したみちおは、
傷害事件を担当することになる。

主婦の島谷加奈子が防衛大臣・鵜城英二に包丁を突き付けたというもの。

事件の背後には島谷の夫が犠牲となった貨物船と海上自衛隊イージス艦の衝突事故があった。

その事故は不審な点だらけのものだった。

イージス艦の航海記録は全て国家機密であるため、
みちおの伝家の宝刀である職権発動が通用しない。

弁護士に転身した坂間千鶴は、
みちおの赴任先の隣町に配属され、
地元の人権派弁護士・月本信吾とペアを組むことになった。

人々の悩みに寄り添う月本に次第に心惹かれていく坂間だった。

町を支える地元の大企業・シキハマ株式会社にある疑惑が浮上する。

竹野内豊と斎藤工がイケメンすぎる。

それぞれの役者の見せ場がちゃんとある。

119分の上映時間にこれだけのことを詰め込んだ脚本家の力量が大したもんだと思った。

たくさん見ているわけではないが、
入間みちおは竹野内豊のいちばんのハマリ役だと思う。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドンチャック

3.5テレビドラマを見てたので

2024年9月28日
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笑える

楽しい

知的

素直にたのしめた

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four7777

4.0イチケイのカラス

2024年8月29日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

知的

なんの気なしにAmazon primeで見たのだが、案外良かった。ストーリーはそれほど面白いわけではないが、キャストがみな魅力的だ。

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Yuioh

3.5正しいこととは

2024年8月25日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

難しい

ドラマを見ていた流れで見ました。
感想としては、映画館で見るほどのものではなかったとおもいます。
ただ、ストーリーとして面白かった。
ドラマを見ていた人なら楽しめると思います。
ドラマでの背景とかがないと初見の人にはきびしいかなと。
思ったことは、やましいことをは、いずれ破綻するということが教訓になりました。
仕事でもプライベートでも、肝に銘じます。

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たけお