映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
全250件中、1~20件目を表示
民放の連ドラ史上初の「刑事裁判官」が主人公という設定に独自性があり、型破りな「検察官」を描く「HERO」と似た雰囲気も醸し出す意欲作。
木村拓哉主演の「HERO」が象徴的ですが、映画やドラマは、あるべき理想的な人物を描けるのが醍醐味だと思います。
しかも、「あり得ない」ことではなく、仕組みの上では可能な範囲でギリギリを攻める型破りな主人公を描くことで、リアリティーかつダイナミックさを与えるのは単純に見ていて面白く引き付けられます。
私は連ドラを見ずにいきなり映画から入りましたが、割とすんなりと「イチケイ」(「東京地方裁判所第3支部の第1刑事部」の略称)の世界観に入り込むことができました。
映画では重厚感を追求するため真面目なシーンが多かったですが、「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮監督はユーモラスなシーンを描くのも相変わらず上手い。そのため、緩急を併せ持つスケール感のある映画のクオリティーに仕上がっていました。
連ドラの際には、もっとコミカルなシーンも多かったのだろうと想像しますが、連ドラファンの人の満足度は高いと思われます。
軸となる竹野内豊が演じる型破りな裁判官・入間みちおと、黒木華が演じる裁判官・坂間千鶴との化学反応が面白く、特に竹野内豊は当たり役だと思います。
「HERO」では当時を反映し「通販マニア」の設定でしたが、本作では「ふるさと納税マニア」のようです。
スピンオフドラマ「イチケイのカラス 井出伊織、愛の記録」では山崎育三郎がメインですが、演出が上手いと「ここまで山崎育三郎が面白いキャラクターになるのか」と驚いたり脇を固める俳優陣も個性的で面白い。
また、映画ではゲストの斎藤工も良い味を出していました。
設定の面白さに加え、それぞれのキャラが立っていて、なおかつ本格的な「刑事事件」もしっかりと扱いリーガル・ミステリー映画としても成立している。
なかなか面白い建て付けですが、シリーズとして続くのか、興味深いところです。
やっぱりテレビドラマっぽさ全開
CSで録画視聴。
司法がテーマなので、どんな作品か楽しみに
したが、がっかり。
やっぱりテレビドラマっぽさ全開な作品だった。
主演の竹野内豊よりも助演の黒木華が目立っていた。これでいいの?
面白いし、為になる
面白いね。とても良かった。黒木華と竹野内豊の掛け合いがたまらない。政治家の力で言いたい事も言えないような環境にさせられて、地域が異様な雰囲気になっている。仕事がなければ生きていけないから、変だなって思っても目を瞑る。こういう事は現在進行形で起きていそうだと思った。
119分の上映時間にこれだけのことを詰め込んだ脚本家の力量が大したもんだと思った。 たくさん見ているわけではないが、 入間みちおは竹野内豊のいちばんのハマリ役だと思う。
動画配信で映画「映画 イチケイのカラス」を見た。
2023年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年1月13日
竹野内豊(入間みちお)52才
黒木華(坂間千鶴)33才
斎藤工(月本信吾)42才
山崎育三郎(井出伊織)
柄本時生(土井潤)
西野七瀬(赤城公子)
田中みな実(島谷加奈子)
桜井ユキ(浜谷澪)
水谷果穂(一ノ瀬糸子)
平山祐介(木島昌弘)
津田健次郎(島谷秀彰)
八木勇征(植木幸太郎)
尾上菊之助(三田村武晴)
宮藤官九郎(小早川輝夫)
吉田羊(小早川悦子)
向井理(鵜城英二)
小日向文世(駒沢義男)
庵野秀明(裁判官)
テレビ番組はほとんど見ないが、
「イチケイのカラス」というテレビドラマ番組があることは
ベアハグの工藤さんから聞いたことがあった。
岡山県秋名市(架空の田舎町)に異動したみちおは、
傷害事件を担当することになる。
主婦の島谷加奈子が防衛大臣・鵜城英二に包丁を突き付けたというもの。
事件の背後には島谷の夫が犠牲となった貨物船と海上自衛隊イージス艦の衝突事故があった。
その事故は不審な点だらけのものだった。
イージス艦の航海記録は全て国家機密であるため、
みちおの伝家の宝刀である職権発動が通用しない。
弁護士に転身した坂間千鶴は、
みちおの赴任先の隣町に配属され、
地元の人権派弁護士・月本信吾とペアを組むことになった。
人々の悩みに寄り添う月本に次第に心惹かれていく坂間だった。
町を支える地元の大企業・シキハマ株式会社にある疑惑が浮上する。
竹野内豊と斎藤工がイケメンすぎる。
それぞれの役者の見せ場がちゃんとある。
119分の上映時間にこれだけのことを詰め込んだ脚本家の力量が大したもんだと思った。
たくさん見ているわけではないが、
入間みちおは竹野内豊のいちばんのハマリ役だと思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
正しいこととは
ドラマを見ていた流れで見ました。
感想としては、映画館で見るほどのものではなかったとおもいます。
ただ、ストーリーとして面白かった。
ドラマを見ていた人なら楽しめると思います。
ドラマでの背景とかがないと初見の人にはきびしいかなと。
思ったことは、やましいことをは、いずれ破綻するということが教訓になりました。
仕事でもプライベートでも、肝に銘じます。
コミカルの陰にある真摯さは痛い
<映画のことば>
原告にどうするか一任されて。坂間さん、悩み抜いた末に(被告からの和解の申し出を)断りました。
坂間千鶴は、依頼人のために、最後まで真実を追い求めるつもりです。
こう言い切った時の入間判事の表情を、評論子は忘れることができません。
「法曹の意地」みたいなものが坂間弁護士から垣間見えたようにも思われました。
評論子には。
主役の裁判官・入間みちおを演じた竹野内豊自身が持っているのキャラクターもあって、どことなくコミカルに描かれている本作ではあるのですけれども。
しかし、事案の妥当な解決に腐心する法曹の真摯な苦悩も、そのコミカルさの陰に、しっかりと描かれていた一本ではなかったかと思います。
佳作であったと思います。
(追記)
<映画のことば>
悩んで、悩んで、悩み抜く。
結局…それでしか一番いい答えは見つからないと思うよ。
もっと悩め。坂間千鶴。
人の価値観を扱う法律学は、科学(社会科学)と言っても、多くの場合、法の適用結果には「結果的な妥当性」ということが常に求められますし、自然科学のように実験によって再現性を確認することが出来ないので、その意味では、「法律学の科学性」というものには、自(おの)ずから限界があるといわざるを得ないことでしょう。
とかく法律家が三百代言的に見られがちなことも、理由のないことではないと思います。
しかし、法律も、事案に応じた柔軟な解決策を求められながらも、なお紛争の解決のための指針となるような普遍的な真理を常に求めているという意味では、なお「科学」としての性質をを失ってしないようにも、評論子には思われます。
言い古された表現で置き換えるなら「法的安定性」と「具体的妥当性」とのバランスをどこで(どのレベルで)、どのように(どのような形で)図るかは、本当に悩ましいところで、上記の映画のことばの坂間弁護士のように、実務に携わる者は、悩んで、悩んで、悩み抜いているのが、実際ではないかと思われます。
その意味では、ずんと胸に重たい一本でもあったように思います。
(追記)
他のレビュアーの方々が指摘しているとおり、日本の刑事裁判所は、捜査まがいのことはしません。
法律=刑事訴訟法の建前としては、「真実の発見」が裁判所の責務にもなっているので、必要であれば職権での証拠調べができることにはなってはいるのですけれども。
(この点が、「当事者間に争いのないことは前提としなければならない」ということで、裁判所も、相対的真実に基づいて判断すれば足りる民事訴訟との大きな違いです。)
しかし、多数配置されている裁判所事務官は、組織としての裁判所の所属であり、決して裁判体としての裁判所に所属しているその「手足」ではないので、刑事裁判官の手足は裁判所書記たった一人で、証拠を整理したり、裁判の記録を管理したりするのがやっとこさで、とてもとても捜査機関がするような捜査まがいのこと(職権による証拠調べ)など、できる仕組みにはなっていないことを、申し添えておきたいと思います。
(ちなみに、行政事件訴訟法の規定によれば、行政事件でも裁判所は職権での証拠調べができることにはなっていますけれども。裁判所が職権で証拠を探してきたり、証人を採用して尋問したりしたという経験は、「訟務官」を務めていた当時には、それなりの件数の事件を扱っても一度もありませんでしたし、他の機関を含めた訟務官仲間から聞いたことも、ついぞありませんでした。)
行政事件でも裁判体としての裁判所の機構は同じで、裁判官の「手足」の裁判所書記官(民事事件と行政事件ではこう呼び、刑事事件では裁判所書記としか呼ばない。なぜだ?)は、たったの一人ですから。
たぶん、刑事事件でも、そうなのだろうと思います。
(追記)
もっとも…。
映画作品としての本作と言うことでは、本作がそういうふうに実態をはみ出していることを、減点要素とはしていません。
それは、「映画作品=常に真実の生き写し」とは、評論子も考えてはいないからです。
しかし、全くのフィクションとして物語を構築するならいざ知らず、「裁判所」「弁護士」「刑事裁判」といった現実のある現場を物語の舞台として設定するなら、全くその実態を踏まえない作品は(少なくとも実態を知っている者には)荒唐無稽に見えてしまいますし、せっかくそこに着想を得て映画を作るなら、実態の良いところをクローズアップする、良くない点を(必ずしもその世界にいるわけではない、いわば素人の視点から)痛烈に皮肉るなどすることで、現実を止揚して、製作陣には製作陣なりの「考えていること」「理想とするところ」を観客には見せて欲しいところです。
そして、映画というものは、そういうチカラを備えていると評論子は信じているからです。
そういう映画は、実態を知る者の胸にも、知らない者の胸にも、深く深く突き刺さる作品になることでしょう。
そして、評論子は(も?)そういう作品を探し続けているからだろうとも思います。
(ドラマが当ったから、二匹目の泥鰌を狙ってただ映画化するだけのことなら、もはや論外なのですけれども。)
ドラマ未見。でもまあ楽しめた。 面白くはあったが、今どきこんな街あ...
ドラマ未見。でもまあ楽しめた。
面白くはあったが、今どきこんな街ある?主役は竹野内豊かと思ったが、黒木華でしたね。ラストの涙にちょっとやられました。
本作、細部はかなり雑です。毒性強すぎやろ、だいたいどこ捨てるつもり?
揖保乃糸の美人お姉ちゃんが最後に法の道目指す場所にいてほしかったな(笑)
カンテレ土曜プレミアム本編ノーカット
豪華キャストで送る学園祭の演劇
キャストが豪華だったから映画、て感じだったけど、
内容は大したことなかったし、
かなり胸くそだったな
豪華キャスト使ってこれはお金持ちの御遊び
簡単に人の命奪ったり、
重病そうでもう先長くないみたいな描写しておいて
謎に回復して外でスポーツできるようになってたり、
無駄なダンス、クソみたいな恋愛描写、
感情論ありきの進行
誰も犠牲者が出ない、
犠牲者が出たとしても
それは事実を知って納得した上でのこと、
ならまだわかるが、
こんな頭悪い隠蔽で
犠牲になるリスク負わされるなんて最悪がすぎる
こういうことは
世の中にごまんとあるのかもしれなくて
こういうバカみたいな感情論で動く人間たちによって
それらは進行している、というのも
ある意味リアルなのかもしれないけど、
作品としてわざわざ取り上げるなら
もっと人間の感情の動きや深いところを描くなりが
できたんじゃないかと思う
作品としては普通にひどかったし
もっといくらでも面白くできただろうに
もったいないな、と思うけど、
お金と力があると面白くなくても
こうやって人を集めて大きな作品を作れるのだからすごい
<ネタバレ>
これまで工場で使われてきた薬品が
国の規定で環境汚染物質とされ
本社からは2年以内に代用品を探し、
それができなければ工場は閉鎖と伝達された
その町は工場とともに発展してきており
多くの町民が工場で働くことで生計を立てている
ここで工場が潰れてしまっては
町民が路頭に迷ってしまう
そのため本社には
環境汚染物質を辞めた形で虚偽報告を行い
表面上は何も問題がないかのようにしていくことが
その町育ちの幼馴染たち
工場長、工場の顧問弁護士、工場の産業医、
船長、町役場職員の中で取り決められた
工場の汚染物質は船に乗せて不法投棄されていたが
ある運行時にそれが漏れ出し、
船員が中毒に陥り死亡
操縦されなくなった船は衝突事故を起こし沈没
最終的に沈没原因は公となったものの、
その船では国家機密の新型ミサイル開発を行なわれていたため、
防衛大臣が筆頭となりその事実を隠すべく、
航海記録は紛失したことにし、
船員の運行に問題があったこととし幕引きさようとしていたことが
映画冒頭の船長婦人が殺傷事件を起こすところに繋がる
ドラマを観ていないので、
ノリについていけず温度差感じて引き気味で観ていましたが、最終的には泣きました。
竹野内豊、すごいいい味出しててびっくり。
思っていた俳優像とほぼ真逆なのにハマり役。
ドラマも観てみようかな。
あぁ、プラチナデーターの脚本家かぁ
原作未読、ドラマ版未視聴。と言うか、原作漫画が有るのも、ドラマが有った事も知らず、Amazonプライムの画面で、竹野内豊の裁判ものかぁと言う情報だけで視聴。なので、開始数分で、黒木華と竹野内豊一行が会った時の反応が「ん?」と思ってスマホでググったらドラマが有っての劇場版と知る。フジテレビって、たいしてヒットしてないドラマを最初から決めてたのか劇場版まで作るの好きだなぁ。シャーロックとか。
HEATは流石にコケすぎたので諦めたけど、いい加減劇場版有りきの作り方止めれば良いのに。
でっ、本作。ドラマ版見て無くても、まぁ支障は無い。小日向文世さんとの関係性がイマイチ分からんとかは有るけど。
冒頭、田中みな実が揉めてバックから包丁が落ちて逮捕・・・・これって、最初から殺すなり怪我させるのを前提。普通に揉めている内に相手に怪我させたじゃアカンのかなぁ。と全体的に、雑だなぁと言う作り。なるほどプラチナデーターの脚本家かぁと納得。それなのに、イージスの事故と、公害問題を一緒に進行するから・・・・
加害者と言うか、隠蔽に走った住人側が上から目線なのが・・・焦点をぶれさせるかなぁ。
人として面白味のある男、変わり種ではあるが法の前に真っ直ぐ向き合う姿勢が好感!
やっと今週も終わった~の安堵感。
ご褒美に「イチケイのカラス」 を早速鑑賞です。
この作品ですが、TVドラマも毎度見てまして
多分映画化するやろうと思ってました。
観た感想:ちいかわ風に言うと、
これってぇ~地域ぐるみ犯罪ってぇ、ことぉ~
(。´・ω・)?
正月映画の重い大作を連続観た後、
(アバタ-、ラーゲリ、Drコト-、すずめ、スラムダンク等)
七草粥の如く、心に優しく思考を元に戻したい人には
お勧めかな。
(*´ω`*)
イチケイとは東京地方裁判所第3支部第1刑事部の略称の様です。
法廷物ですが、HEROとは違って
判決下す判事側からの視点での話で ちょいと変わっていて
オモシロい。
裁判話って案外好かれなくて(特に裁判官席の人達)
中々理解がされてないのが現実かなと思うわぁ。
判決下す側は 人間身あるのか、ロボットマシンか~って
思うこと多いんだけども。(; ・`д・´)
この作品に出てくる 入間みちお、坂間千鶴を通して
法律って実際どうなん?
その真の役目や関わりを少しでも感じれたらとは思う。
(やっぱ無理か~ぁ (´д`)・・・)
こんな砕けたヤツ(裁判長)居るんか~
(;・∀・)(・∀・) と
生の現場関係者からは声がでそうなのだが、
こう言う作品が出てくるくらい 理解難なんだと
受け止めてはどうか。
でなきゃ 裁判員制度なんか生まれないでしょ。
話展開は、
毎度おなじみの
みちおと千鶴の掛け合いコンビのハチャメチャで
進みます。ほぼこの人達の漫才コントですね。
(それは言い過ぎでしょ (*´ω`*) )
岡山県瀬戸内へと別々に異動していた彼等。
地元企業 運搬船の起こしたイージス艦衝突沈没事故。
この事件を巡って、この地元を支配し有数のグル-プ企業の
顔を暴く。
この街全体が、街の雇用を支える企業が起こす公害に悩み
体を冒されて~ 誰も訴えることが出来ない魔のジレンマから
脱することが出来ず、声も上げられない~
コレをいかに 真実と向き合い晒して行くか・・・
話展開ですね。
いつもなら 職権を発動します~ の名文句で
事件を裁判所主体で色々調べるのに、
民事訴訟では発動せず
坂間千鶴が 汚染証拠発見に穴掘り。
孤軍奮闘で頑張るが
”みちお~ みちお~許さん”の連呼が楽しめたかな。
あと、借家の家燃やされて
行くところないけど、月本の誘いには乗らず
みちお宅へ・・・
みちおと玄関先の攻防やり取りが笑えた。
やっぱり二人仲イイんじゃん。
二人横に寝ながら
法の意味する解釈を語る所が
まあ映画ドラマらしいかなと思うね。
真実を探っていくと 誰もが法的に犯罪加担してて
誰もその間違い指摘が出来ない状態って、
ここの事実だけが 妙にあるあるそんな事ってと
思いましたね。
ここだけの話じゃなさそう、怪しい金の動き。
東北の原発事故処理関係とか、
これってそうなのかも的な・・・。 "(-""-)"
やばそうなのでこの辺でw。
気軽に楽しみたい方は
劇場へどうぞ。
イチケイって何?
2024年4月13日
映画 #イチケイのカラス (2023年)鑑賞
岡山に異動したみちおが担当するのは主婦が防衛大臣に包丁を突きつけた傷害事件
イージス艦と貨物船の衝突事故
町の地元大企業の疑惑
それぞれの疑惑の点が結びついていく
映画人としてやってはいけないこと
安●政権にべったりだったフジサンケイグループがよりによって政府の隠蔽を批判する映画を作るとは・・・と半信半疑で観てみたら、まさかの「死亡した貨物船船長の妻による”イージス艦と貨物船の衝突の原因を政府が隠蔽している”との訴えは事実無根だった」という結末。
これは明らかに、公文書の改ざんを強いられ自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さんの奥さんによる懸命の訴えを、あたかも言いがかりであるかのように貶めています。
いやぁ・・・恥ずかしくないんですかね。戦時下でもないのにこんな卑劣なプロパガンダに映画を利用して。もちろん戦時下ならいいという訳ではありませんが。フジサンケイグループにせよ、製作委員会のメンバーにせよ、プロデューサーや監督、脚本にせよ、よく恥ずかし気もなくこんなプロパガンダ映画を作れるものです。映画人としての矜持はどこへやら。全く嘆かわしい限りです。
竹ノ内豊や黒木華をはじめとするキャスト陣も「へぇー、こういうことに加担する人達だったんだ」とすっかり見方が変わってしまいました。大変残念です。
まるで八つ墓村のような不気味さ・・・
味方だと思っていた周りの人達が全員敵で、部屋を放火されたり、
知合いの弁護士が殺されたり。
裁判でもアナタが来なければ、この町は壊れなかったと恨み言を言われ、
仲良いフリしてずっとそう思ってたんだ・・・という人の怖さがあった。
閉鎖的なコミュニティはよそ者には分からない事情がありそう。
そして裁判終わった途端、首謀者の一人が偉そうに坂間弁護士になんか言ってたが、
お前が言うなと呆れてしまった。
感動したり、涙流せる、いい話では決してないと思う。
❇️真実だけで人は幸せにはなれない事を知れた。
イチケイのカラス
🇯🇵京都府、神奈川県寒川町など(ロケ地)
元弁護士で異色の女判事が現在は他職経験制度で弁護士をしているヒロインの黒木さん。
裁判官で特例判事補の豊さん。
シージス艦と貨物船の衝突事故で、夫の死で不正を訴える妻が刃物を持っていた罪で裁判。
地域の住人が大半を務める大型工場の水質汚染問題での裁判。
正義とは何か?国家権力や地域や街ぐるみでの不正、真実を捻じ曲げる闇の影と戦う、判事と弁護士のドラマから2年後を描く!
❇️真実だけで人は幸せにはなれない事を知れた。★彡中々深いストーリーでした。
◉74D点。
★彡久しぶりの竹野内豊さん
すっかりおっさんになってしまったけど、異色の裁判官は悪くない気がしました。
🟢感想。
1️⃣軽いテイストベースなのに後半は重い事件ストーリー⭕️
★彡予想外の嫌がらせで闇が深かった。
2️⃣伏線か多し。⭕️
★彡後半細かく回収していくので、なんか気持ちいい😆最後はグッときた😭
3️⃣予想以上にやるせない結末。⭕️
★彡誰が正解なのか?考えさせられ、わからなくなります。真実が全てと思っていたのにな。
😢🏭🧑🏻⚖️👨🏻⚖️🛢️⚖️🚢🔪🎣🌫️
全250件中、1~20件目を表示