エゴイストのレビュー・感想・評価
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ゲイのレベルの上がった愛物語
愛の意味とは?
男性同士の「純愛物語」です。
ファッション誌の編集者の浩輔と、彼が出会ったパーソナルトレーナーの龍太との純愛物語です。
「浩輔」を演じる鈴木亮平さん、「龍太」を演じる宮沢氷魚さんとも、俳優やモデルとして活躍しており、この二人が、自分たちのイメージを壊しかねない、「ゲイ」が主役の作品の出演を、なぜ、承諾したのだろうか?という疑問が、この作品を観ようと思ったきっかけになりました。
この作品は、作者の高山真氏の自伝的小説が原作だそうで、ここ最近、何かと話題になる「LGBT(エルジービーティー)」問題を描いた作品だと思っていました。
しかし、そうでは無くて、お互いに惹かれあって、男性同士の恋人の関係になる迄の過程が描写されています。
小説を読んでいないので分かりませんが、作者の高山真さんは、実際に、このような体験をされたのでしょうか?
私は、観終わって、かなり衝撃を受けたのですが、「エゴイストは誰なのか?」、「龍太は何故、『この世は地獄だけじゃなかった』と思うに至ったのだろうか?」と想いを巡らせました。
そして、鈴木亮平さん、宮沢氷魚さんが、この作品の出演を承諾した理由が、何となく分かるような気がしました。
宮沢氷魚2回目のゲイ映画鑑賞
坊主好きなら袈裟まで好き。
BLとエゴの要素がメッチャ濃い目だけど自分がイメージしていたのと全く違ってとても素晴らしい邦画。 本年度ベスト!!
予告編のBL度が濃かったので全く観る気も無かったけど何気に高評価なので鑑賞を決意(笑)
メッチャ素敵な作品に出会えて満足度は超高め!
鈴木亮平さん演じる出版社で働く高収入のゲイの浩輔。
宮沢氷魚さんが演じるのは母一人に育てられ、母を養う為にジムのトレーナーとして働く龍太。
龍太が浩輔のパーソナルトレーナーとしてトレーニングする中、二人の間にある思いが芽生える展開。
龍太が生活の為に色んな仕事をする中、浩輔がお金や物で龍太を支援すると同時に龍太の母へも気を遣う感じが、まさにエゴイスト。
途中から龍太の母と浩輔の二人のシーンが多くなる展開は予想も出来なかった。
浩輔のエゴが龍太から母親に切り替わる感じなんだけど、これはエゴではなく愛と言った感じ。
愛とエゴに違いがあるのか?
気になる感じ。
鈴木亮平さんの演技がとにかく素晴らしい。
出だしからゲイの雰囲気が全開(笑)
個人的に主演男優賞を差し上げたい位の演技。
宮沢氷魚さんも同様に素晴らしい。
龍太の母を演じた阿川佐和子さんも良い。特に後半、浩輔との会話ややり取りが自然過ぎて素晴らしい。
本作は観る予定が全く無く、前情報は一切無く観たのも良かったかも!
もっと早く観ていればと反省。
隣に座っていた同年代の男性。
鑑賞中に大笑いしたり大泣きしたり。
かなり心が揺さ振られていた感じ(笑)
自分はそこまで表には出さなかったけど気持ちは同じでした( ´∀`)
観ることでタイトルの意味が変わってくる
屈強な見た目とその中に隠れた脆さを持つ浩輔と若く透明感に溢れた龍太、二人の満ち足りた時間を描く前半、そこだけで終わってくれても良かったが、辛い展開が続く後半。救いがないように見えるがラストで良かったと思えるからさすが。
浩輔の自己犠牲が過ぎるなと感じてしまう献身は前半では愛情、後半ではどこか利己的に感じた。だけど後半でタイトルの意味が分かってくるから良い。
エゴの中には愛することが含まれているんだなぁ。
今作はドキュメンタリータッチのカメラワークで描かれる。
二人のSEXシーンはかなり生々しく、綺麗な体と美しさが印象的。
ゲイ友との会話が面白いが、その中にいるとちょっとだけ鈴木亮平は浮いてるなと感じてしまった。
愛の本質を投げかけた作品
鈴木亮平と宮沢氷魚という組み合わせで、これは観なければ!って感じたのを覚えています。
少し切ない男性同士のラブストーリー。
ではなく、様々な形を包む、愛の本質を投げかけた作品でした。
「his」でも見せた宮沢氷魚の美しさは変わらず、今作でもその澄んだ仕草は愛おしさを含んでました。
そして、それをねじ伏せるでもない絶妙な芝居を見せる鈴木亮平ですね。いや、本当すごいです。
今回もそのアプローチが凄くて実に自然。ゲイそのまんまでした。
それと全く期待してなかった阿川佐和子、思いの外自然で良かったですね。
音楽が寄り添うようで自然。変に盛り上げる事もなく、二人を邪魔しないのが凄く良かったです。
カメラが独特で寄りばかりなんですが、これも何だか二人それぞれの視点のように見えました。
不安定な、先のわからない二人そのもののような。情熱的で今だけを必死に生きている感じとでも言うのでしょうか。
少し可笑しかったのが二人が一緒に映っている時です。
鈴木亮平はかなり落としていますが、それでも隠せない肉体が目について目について…。
トレーナーとトレーニー、ネコとタチ、どちらも逆では?と何度も観ていて微笑んでましたw
最初は同性愛者との恋愛、そして疑似家族としての家族愛。
初めは金で繋ぎ止めてしまうエゴでも、ちゃんと相手は受け止めていてくれていた優しさ。
形は様々でも、どれも愛の本質は変わらないんですね。
そして孤独だった浩輔も、ふと気がつくと愛に包まれていました。
静かでとても優しい物語でした。
いろいろ考えさせれる内容の映画でした。 阿川佐和子さんがよかった。...
恋愛とは、人生とは、を考えさせられる
同性愛者が周りにいないと思ってる人が多いと思っています。実際にも周りがそうだと言う人も少ないと思います。私は友人と映画を見に行き、最初はBLが好きだったので見に行きたい気持ちであり、友人はBLが嫌いな訳じゃないですが、普段から見るような人でもなかったのですが、全体的に通して、気に入ったと言っていました。個人的に宮沢氷魚さんが役者として好きであり、友人は鈴木亮平さんが好きだったのでお互いの好きな役者さんの演技を見ながら、人生について、役者について見ることが出来ました。男同士の濡場シーンは嫌煙する人が多いと思いますが、それもひとつの愛情表現で後半につれて、異性同性関係なく一人の人間を愛する恋模様が細かく表現されていて、異性愛中心で広げられる世界でもこういうひとつの世界もあるんだよというのが伝わる気持ちがあります。これからの人生誰を愛して、否定や反論されてもその人のことを愛していける私でありたいなと思いました。
あくまでも「家族」「愛」がテーマ
「ゲイ」や「同性愛」を全面的に推しているかと言われたらそうでもなく、映画の後半は「家族」や「愛」にフォーカスが当てられているように感じた。
前半こそ映倫の年齢区分に当てはまるような肌色のシーンが多め。主演の鈴木亮平は当事者と思わせるほどの演技力に感嘆。宮沢氷魚も役に自然と溶け込んでおり、違和感なく観ることができた。
どことなく、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』にも似ているようにも思えた。
地方から上京し自由に暮らす浩輔と、母を支える龍太には経済的に格差があった。また、龍太が浩輔に「会わない」と言い放った後のシーンでは、深夜の仕事に就く龍太の姿と、突然出ていかれ困惑する浩輔に、寒暖色の差があった。都会のきらびやかな感じと、実家や田舎特有の暗さや静けさなど、こういった「差」をまざまざと見せつけることで、経済的価値感や恋愛的な感情をよりリアルに引き立てている。
愛の形は人それぞれ。まさにこれに尽きると思う。
相手を求めること、見返りを求めず人に尽くすこと…
これを単に愛と表現しても良いのだろうか。
色々と考えさせられた作品であった。
ドキュメンタリー映画を観ているかのような感覚。 一人の人間の人生が...
鈴木亮平、良い
あったかくて優しくて、すこし悲しい
ゲイのカップルの話というより、普通にラブストーリーです。
お互いを思いやる優しさが、あったかいです。
大切な人は、異性でなくてもいい。その言葉に愛があります。
日頃テレビは見ないのです。
なので、鈴木亮平さん…前回スクリーンで見たのは虎狼の血LEVEL2でした。
あまりのギャップに唖然。
宮沢氷魚さんの、白い美しい背中、ピンク色のくちびる、ポッと染まるほっぺた
この人たちは演技なの?地なの?と思ってしまうほどでした。
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