劇場公開日 2023年2月10日

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エゴイストのレビュー・感想・評価

全254件中、81~100件目を表示

4.0ふたつの喪失を取り戻す物語

2023年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

●公式サイトからあらすじ
14 歳で⺟を失い、⽥舎町でゲイである⾃分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、仕事が終われば気の置けない友人たちと気ままな時間を過ごしている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである⺟を⽀えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。

自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の⺟も交えながら満ち⾜りた時間を重ねていく。亡き⺟への想いを抱えた浩輔にとって、⺟に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし彼らの前に突然、思いもよらない運命が押し寄せる――。

***

作品の冒頭、母の命日に、故郷に帰った浩輔が幼年期に自分を「オカマ」と罵った、今も地元で暮らしているらしい、よれよれの作業着を着たいじめっ子と横断歩道ですれ違う。

浩輔は、当時のいじめっ子たちを「豚」と呼ぶ。そして、大人になったいま、自らが着る高級ブランドの洋服を「鎧」と称し、無理解の敵から、自分を守ってくれるものだと心の中で呟く。

他方、偏見に満ちた田舎から都会へ飛び出し、同好の士に囲まれ、一定の理解が進むファッション業界で高い収入を得てもなお、浩輔にはどこか隙がなく、幾重もの「鎧」を身に纏っているようにも見受けられる。

鈴木亮平演じる浩輔は少年期にすでに同性愛性向があることを自認したようだ。そして、時同じくして、母を喪う。この多感な時期に、愛することと、愛されることの両方が、身のまわりにある多くのケースと異なっているという自覚が、後のかれに重い「鎧」を着せることになる。

ドキュメンタリー映画のように寄りが多用されたカメラワークが何度も捉えるのは、浩輔が鼻で強く息をする瞬間だ。ため息のような、深呼吸のような、忘れていた呼吸を思い出したかのような、あるいはどこか不浄な白い粉を勢いよく吸い込むときのような刹那、かれはふと鎧を脱ぐ。

表題の「エゴイスト」には、自分本位、利己という意味が充てられる。長い行列をなす人気店に我先にと割り込むその人は文字通りエゴイストである。

では、視力を失った人が星空を見たいと願うことはエゴなのだろうか?幼いころに愛すること、愛されること両方を喪った人が、時を経て、鎧を脱いでも良いと思えるパートナーやその母親と出会い、かれなりの不器用な方法で埋めようとする、どこまでも利他的な情動はエゴなのだろうか。狭いキッチンで阿川佐和子演じる母と、「わがまま」という言葉が飛び交う押し引きの場面は特に象徴的である。

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えすけん

5.0エゴイストの意味

2023年3月25日
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泣ける

知的

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ひー

3.5愛なのか

2023年3月24日
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鑑賞方法:映画館
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ジョンスペ

4.0タイトルの意味を今でも考えています。

2023年3月23日
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のりたまちび

5.0意外な結末でしたね。 途中の歌唱シーンかなり笑いそうになるのを我慢...

rさん
2023年3月22日
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意外な結末でしたね。
途中の歌唱シーンかなり笑いそうになるのを我慢しましたが終わってみれば余韻の残る良い映画でした。

宮沢氷魚肌白っ!
鈴木亮平えろ!!って感じ。オネェ言葉も様になっててよき。

母親の方に依存するのは何かな、、、って感じでしたけどそれもまた愛かな

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r

4.0何回か見たい

2023年3月21日
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泣ける

難しい

幸せ

前知識をほとんど入れずに見に行ったため、息を飲むような展開でした。
舞台挨拶などで「心情をセリフにしていない」とあったので、受け取れている部分と、まだ受け取れてない部分が自分にあると思いました。
何回か見たいな、と思うくらい見てよかったけど、顔、顔、とにかく顔のアップって感じなので慣れるまで状況や場所の方が気になりました。ちょっとだけ引の絵が欲しい…と何回か思いました。顔のアップでも成り立つので役者さんすごいです。

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桜さんです

3.0演技と演出がマッチしてるのか

2023年3月18日
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鈴木亮平の演技は芸としての細やかさでは完璧。ただ、これはフィクションとしてがっつり描いていれば大当たりだった気がする。それをドキュメンタリーとは言わないけれど、リアリティのある方へある方へという手法とマッチしてない気がする。そのリアリティではどうしてもホンモノに勝てないというか。まあ勝てなくてもいいのだと思うけど。

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ONI

4.0前半と後半

2023年3月17日
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鑑賞方法:映画館
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WELOVEMOVIES

3.5エゴイスト

2023年3月16日
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最初はつまんなかったけど
ラストは泣いてた
BL感を一切排除した感じ
監督が俳優経験があるだけあって人物の表情や仕草にカメラがすごく近い、
それもいいんだけどもうちょっと違うパターンの撮り方があった方が飽きなかったと思う。

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すぱーくりぃ

5.0優しいエゴ

2023年3月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

萌える

演出も出演の皆さんも本当に素敵でした。
語り尽くせない。多くの人に見て欲しい。

恋愛、同性愛、エゴ
このキーワードからもっとどろどろしたストーリーかと思ってましたが、優しいエゴしか出てきません。

序盤ベッドシーンの畳み掛け
あ、ヤバメの映画かなぁ
とドキドキしましたがちゃんと純愛でした。

二人の愛を否定する人は登場しないながらも、どちらの母親もが浩輔に結婚の話をする描写は切なさを感じます。終盤に浩輔が「愛がわからない」というセリフもくるものがありました。

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やんやん

4.0

2023年3月15日
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ブレミン

3.0ゲイのレベルの上がった愛物語

2023年3月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

男同士の恋愛に焦点を当てた今作。肉体描写もさることながらなかなか過激な性描写もありました。
ゲイである苦悩というよりは今作は愛の対象が深く描かれており、鈴木亮平さん演じるゲイはとても作り込まれており、リアルなんじゃと少し思ってしまうほどでした。
最初タイトルがよく意味がわかりませんでしたが、これは確かにエゴイストでした。

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シネマスター

3.5優れた表現スタイルと、1点の疑問

2023年3月12日
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komagire23

4.5愛の意味とは?

2023年3月12日
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役者陣の演技、映像、演出が抜群に良かった。
過剰な演技、過剰な演出が無く、邦画でありがちなそんなことあるかな?という疑問が無い作品だった。
そのため作品の世界にストレス無く入り込んでいける。

2人の関係性を見ているだけで幸せな気持ちになれる。
阿川佐和子さん演じるお母さんが語る、愛の意味についてのセリフは心にグッとくるものがあった。

純度の高いラブストーリーだった。

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モトコ

4.5男性同士の「純愛物語」です。

2023年3月10日
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鑑賞方法:映画館

ファッション誌の編集者の浩輔と、彼が出会ったパーソナルトレーナーの龍太との純愛物語です。

「浩輔」を演じる鈴木亮平さん、「龍太」を演じる宮沢氷魚さんとも、俳優やモデルとして活躍しており、この二人が、自分たちのイメージを壊しかねない、「ゲイ」が主役の作品の出演を、なぜ、承諾したのだろうか?という疑問が、この作品を観ようと思ったきっかけになりました。

この作品は、作者の高山真氏の自伝的小説が原作だそうで、ここ最近、何かと話題になる「LGBT(エルジービーティー)」問題を描いた作品だと思っていました。

しかし、そうでは無くて、お互いに惹かれあって、男性同士の恋人の関係になる迄の過程が描写されています。

小説を読んでいないので分かりませんが、作者の高山真さんは、実際に、このような体験をされたのでしょうか?

私は、観終わって、かなり衝撃を受けたのですが、「エゴイストは誰なのか?」、「龍太は何故、『この世は地獄だけじゃなかった』と思うに至ったのだろうか?」と想いを巡らせました。

そして、鈴木亮平さん、宮沢氷魚さんが、この作品の出演を承諾した理由が、何となく分かるような気がしました。

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The_Winnie

4.0亮平さん最高

2023年3月9日
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阿川佐和子さんもぼくとつとした話し方が良かった
これは考えないと行けない問題

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れこほた

3.5鈴木亮平さんの演技が凄い

2023年3月8日
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鈴木亮平さんの演技には他の作品で何度も驚かされてきましたが、今回も凄かったです。喋り方、目線、手つき…。演技の神だと思います。

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そるたん

3.0宮沢氷魚2回目のゲイ映画鑑賞

2023年3月8日
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泣かせにきたって思った瞬間からさめた
突然すぎて、物語変わるんだなって感じた

母親お金かかりすぎじゃない?そんなものなの?
自分の母親と重ねてたのかな。愛とはお金なのかな。
鈴木亮平何考えてるか分からなかった

りゅうた?ゆうた?トレーナーはやめたの?
あと冷食食べたの何日後???

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ニア・ロベッカ・クロニクル

4.0坊主好きなら袈裟まで好き。

2023年3月8日
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鑑賞方法:映画館

原作者(2020没)の自伝的原作だそうです。

同性愛の話と思いきや、、もっと大きな愛の話でした。
愛の押し売りって意味のタイトルなんだと、後半気付いた。そもそも愛とか恋なんて感情は一方的なもんだよな。

鈴木亮平って凄い!と毎回思わせてくれる俳優だよね。
とにかく自分の位置から一番遠い球をあえて取りに行く、そして毎回完全にキャッチして見せてくれる。
で、さらに今回は後半重要な阿川佐和子が可愛いくて良い感じでびっくりした。こんなおばちゃん好きになるに決まってるよ。

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masayasama

0.5虚無・退屈

2023年3月7日
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単純

寝られる

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エイ