「大きな愛(男でも女でも、親でも、関係なく)」エゴイスト 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
大きな愛(男でも女でも、親でも、関係なく)
ゲイカップルの愛を描いているようで、本当は人間の大きな愛を
描いた映画でした。
鈴木亮平の芯の強さ、ふところの深さを思い知らされた。
そして宮沢氷魚のピュアな透明感と優しさにも感動した。
手持ちカメラの映像がとても多くて、接写すると心の奥底まで、
掬い取るようなレンズでした。
ちょっと酔いそうだったけれど・・・そこがまた夢見心地を誘う。
2人の濡れ場はかなり情熱的で、激しかった。
愛し合って、龍太(宮沢氷魚)が帰った後で、浩輔(鈴木亮平)が歌う、
メロディと歌詞がすっごい沁みた!!
(ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」って歌だそうなのですが、)
(浩輔のそれまでの夜の孤独と闇と傷を、
(癒す時間が、龍太・・なんだなと、)
浩輔と龍太が、愛し合う2人がもし日本で法律的に結婚出来ていたら、
龍太の命も救えたかも知れない。
法律の傘の下、法的に守られていたら、龍太は浩輔のお金を
当然の権利として受け取れた。
一緒に暮らして栄養ある食事も清潔な住まいもそして十分な
睡眠も取れたと思う。
そして日本がもっともっと福祉の厚い国なら、
龍太は高校を中退せずに通えたし、
母親も早期治療が受けられた筈です。
だから浩輔はエゴイストなんかではない。
心底優しい人です。
母親に対する心遣い・・・常に龍太の後ろにいる母親を思い遣る。
この映画で驚いたのは終盤は龍太の母・妙子(阿川佐和子)の比重が
とても重いこと。
病の重い母親の世話をして浩輔は献身的に支える。
実の母親を12歳で亡くした浩輔には妙子は母親の分身・身代わりです。
ここでも龍太と浩輔が結婚していたら?!
と、強く感じました。
そうしたら何の気兼ねもなく妙子は浩輔と同居したと思います。
原作では妙子と龍太とは健康保険にも入っていないと記述があるのです。
(保険料が払えなかったのです)
結婚して家族になれれば、癌の治療費も浩輔の健康保険を使えます。
浩輔はエゴイストではない。
法の整備が、同性婚を認めるのが、遅過ぎるのです。
宮沢氷魚の初々しさと可愛らしさ瑞々しさに見惚れて、
鈴木亮平のゲイの男らしさに惚れ惚れして、
(亮平のゲイバーでの仕草や語り口、上手い!!)
ゲイカップルの法整備・・・
訴える意図はなかったかも知れないのに、
結果的にその問題点を提起する映画になっている。
優しさの原点。
人を愛することの深さを教えてくれる
「ゲイ映画」の枠を
軽々と飛び越えた傑作でした。
ま、ただただ龍太がもっと丈夫であれば、良かったのも一つ。
G7で日本🇯🇵だけ⁉️
恥ずかしくないんかな。結局差別にもなっているし、ですね。
琥珀糖さんに清き一票を‼️
琥珀糖さんの知性と教養で、
明るい日本の未来を‼️
と願っております。身近におられないですが、大都市に集中されているのでしょうか。なぜ婚姻駄目なのでしょう❓
また勉強しておきましょう🦁
是非、日本政府に物申すべきですよ、琥珀糖さん❣️
生理的に自分に正直に生きているだけで、本人にも直しようがなく
生きるしかないということ。
イギリス🇬🇧は認められているのでしょうね。
国会議員は何してんだ⁉️
琥珀糖さん、賢いですね。
なるほど、法整備の遅れを指摘する作品ですね。でも、先に福祉ですね。原作では健康保険に加入できていなかったなんて⁉️日本の良さなのに。また、二人がゲイではなくノーマルな男性なら成り立たない。だけどゲイ。性にかかわらず婚姻できる国ですね。なぜ、
国は腰が重いのでしょう⁉️
少子化が進むから❓違いますね。
なぜでしょう❓
えっ、そうでしたか。多分wowowでの1回目の放送で、衝撃⁉️
2、3回目、寝ましたね❗️
目が大丈夫で観れました。
究極、『母のない子と子のない母と』につうじるかなぁ、と。
鈴木亮平さん、ゲイでしたね。ジムに通う為身体もあまり絞らずお腹出てて細かいなぁ、と観ていました。ゲイを扱う作品、人間性に溢れた作品多く人としての生き方を学べる作品だなと思います🦁
そうか!そうだったんですね!原作も読みましたが、二人が結婚することができたなら…という発想になっていなかった私はどこか他人事だったのだと思い知らされました。映画を観てから原作本を読みましたが、ストーリーを知っているのに原作のほうには、更なる魂が宿っていて泣かされました。
レビューに同感です。エゴイストはこの映画に一人もいない。幸せになる権利を全ての人が享受できないようにしている国が人を苦しめ殺しているんだと思います
鈴木亮平の役者の幅を見せつけた作品。
彼こそ、邦画俳優界の牽引者になり得る。
世界よ、これが鈴木亮平だ!
(この言い回し、もう古い?)
個人的には、
鈴木亮平は元上司にそっくりで苗字も同じなので、勝手に親近感持ってます。