「愛とは、エゴとは。」エゴイスト chi-co.さんの映画レビュー(感想・評価)
愛とは、エゴとは。
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体の重ね方は人それぞれで、そこに込められているものが何なのかも人それぞれ。そこにセクシャルなんぞ関係ない。
ファッションで武装していた人が、大切な人にあげた色味がシンプルな服を着て、
彼が続けていたことを守りたくて同じことを続け、時間すら閉じ込めるように冷凍庫へ閉まっていた人が、一人静かな部屋で食べ、
愛が何なのか分からないと言った人が、細く弱くなった手を握り、
辛いことばかりだった世界が、彼によって救われた。
自分を縛っていた物事の対を一つ一つ優しく、愛で結んでいくような映画だったんじゃないだろうか。
エゴとは一体何だろうね。
音がとても良い作品でした。
彼の中学時代の話はおそらく原作だともう少し描かれているんでしょうか。もし、映画でももう少し描かれていたらと思いつつ、あまり説明的に見せられても違ったんでしょう。
関係ないとは思うけど、浩輔さんがふとした時に鼻でよく呼吸をするなと思っていて時々苦しそうで、だげどエンドロールの最後、ゆっくり呼吸をするような息が聞こえて、なんだかホッとしました。
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