「続編あれば観たいくらいに好きだ」嘘八百 なにわ夢の陣 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
続編あれば観たいくらいに好きだ
一応、詐欺師ものとして始まったこのシリーズだが、本作ではもう詐欺師ものといえるかどうか曖昧なことろまできた。
しかし、それが駄目かというと、そうともいえない。なぜならば、このシリーズの一番の魅力は、本当とファンタジーが合わさった歴史探訪と、茶器を作るという部活もののようなお仕事パートだからだ。
騙すとか騙されるというのはその先にあるもので、そこまで重要ではなかったんだな。
そして何より、子どもみたいな則夫と佐輔が翻弄される姿を見るのが楽しい。
ユルユルでいい加減なキャラクターものの魅力がある。
もちろん傑作などではないし、人に薦めるほど面白くもないけれど、続編あるならまだ観たいと思えるくらいには好きだ。
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