「お仕事映画」グッドバイ、バッドマガジンズ LSさんの映画レビュー(感想・評価)
お仕事映画
あらすじから社会派ドラマかと思うとちょっと違うが、出版人たちのとても真っ当な仕事映画だった。(正確ではないが)先輩編集者の、いったん客観視して、その上で自分ならと想像するという教えは、どんな仕事にも当てはまるなと感じた。
雑誌の対象ゆえに、突き詰めていくと自分にとってセックスとは何かという点を考えざるを得なくなる。そこに向かう描写からやや抽象的になってきたと感じたが、一般映画として収まるよう、かつ映画のテーマに立ち返るようきれいに回収されたと思う。
個人的には大変おもしろかったが、当該ジャンルの雑誌を読んだことがあれば、編集者がこだわっている部分がより理解できるのかなという気はする。
なお、PG12でモロはないが誌面や商品は映り台詞もキツめ。途中で退場するお客さんもいたので、性的描写に抵抗ある方は注意。
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