エスター ファースト・キルのレビュー・感想・評価
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悪い奴の上を行くサイコパス少女
前作で、孤児院から優しい家族に引き取られたエスターが巻き起こした惨劇から14年の時を経て、その惨劇を引き起こす前章譚を描いた本作。時間的にも前後するが、前作当時、11歳だった、エスターを演じたイザベル・ファーマンが、25歳となって本作でも再び、10歳の少女エスターを演じているのが、最大のホラーとも言える(笑)
前作では、少女と言いながらも年齢不詳な立ち姿や言動に、実は大きなサプライズが隠されていて、最後に明かされたエスターの意外な秘密に、上質なミステリー・サスペンスとして、猟奇的な恐怖が描かれていた。
そして、本作では、その秘密を当然観る者は理解した上で鑑賞するわけで、今回はどんなミステリーやサプライズを仕掛けてくるのかと思いきや、まさかまさかのエスターを凌ぐ悪い奴を登場をさせてきた。そこでエスターへ同情する気持ちも少し動きかけたが、そこは百戦錬磨のエスター。悪い奴らの上を行くサイコパスとしての本領を発揮し、危機を乗り越えていく。
本作は、6歳の時に行方不明になった、裕福なオブライト家のエスターが、4年の年月を経て発見される所からに始まる。父と母と兄は、エスターを迎え入れ、気持ちを落ち着かせる為に、セラピーにも通わせながら、離れていた4年の年月を埋めようと努力した。しかし、戻ってきたエスターは、どこか違和感を感じ、次第にエスターの本性もほころびが見え始める中で、エスターの正体を知る悪い奴らが現れる。それこそが、本作の一番のミステリーであり、サプライズとなる。
14年ぶりに、10歳のエスター役を演じたイザベル・ファーマンは、確かに幼い少女に見えるのが、本作の最大の驚き。背の高さはもちろん、言葉遣いや表情も様々な撮影技術によって、描かれているのだろう。しかし、ちょっとした横顔や顔のアップの際には、映像技術だけでは隠せない年齢を感じてしまったのは事実。
しかしながら、決して超常現象やオカルトに頼らない、サイコパスによるミステリー・サスペンスとしての、ゾクゾクやゾワゾワする感覚を味わせてくれる作品だ。
怖いというより、えぐい人々
海外版予告編の出来がなかなかだったので、配信を楽しみにしてました。Amazon prime videoに多謝。
いい意味で予告編からの連想を裏切られたわ。確かにじわじわくる怖さで前作を上回るのは結構むずかしかろうし、今作でも冒頭でエスターの正体は明かされているから、何か仕掛けが無いと面白くなりようがない。そこのところ考えた上でのストーリー展開は面白かった。エスターよりある意味怖いというか、厭ミス的なえぐい人たちたちが出てこようとはね。
とはいえ、エスターと偽家族との水面下バトルは、もう少し心理面で頑張ってホラー仕上げにして欲しかったかなー。割と単純な力技バトルになってしまっていて、それもそれなりには面白かったんだけども…
こういう前日譚があって、力技バトルに懲りたエスターがより賢くなりました、というお話ですね。
面白かった。 前作を観ているので、エスターの軌跡が細かくわかって興...
普通でありたい
前提:本作鑑賞後に、前作を鑑賞
本作では、前作で明かされたエスターの謎を起点に、エスターの過去が掘り下げられる。そのため、本作の肝はエスターの謎や恐ろしさを描くことではなく、エスターに寄り添って描写することである。
前作では、物語の終盤に謎が明かされたことで、幼くも完璧に見えていたエスターが実は…という形でエスターの行動の意味付けがなされている。その意味付けを前提に、より詳細にエスターを描写したのが本作である。
それは「普通でありたい」という思いである。エスターは普通の女性と同じように恋をし、愛されることを望んでいる。しかしそれが困難である上、不満を発散させる方法が特殊であるため、崩壊するまで一家に寄生することでしか生きることができない。
エスターが幸せになる日は来るのだろうか。
期待したほどではなかった
「エスター」の続編(時系列的にはもっと前のお話)ということで鑑賞しに行ったが、はっきり言って前作よりも面白くはなかった。
「エスター」よりも前のお話ということで、しかもタイトルからエスターの最初の殺人について焦点を当てたストーリーなのかなと思いきやそうでもなかった。
最初の殺人とは思えないほど躊躇なく人は殺すしバッサバッサと大量に殺していく。鑑賞してて途中からスプラッター系のように感じた。殺すだけなので当然面白くない。
映画館で見に行くほどでもないのでおすすめはしない。DVDで暇つぶしにみるくらいがちょうどいい。
興味がある人は「エスター」の方をご鑑賞してみてほしい。そちらは自信もっておすすめできる。
なるほど。そう来たか…!
ヘンゼルとグレーテル
9歳役は無理がある。
成長しすぎて流石に9歳役は無理があった。
おそらく身長も伸びたのだろう、顔が映るカットはほぼアップかバストショットのみ(身長差はアングルの工夫。)
全身のカットはバックショットのみ(おそらくボディダブル。 2・3ある顔付き全身ショットはCGと思います。)
顔もティーンならまだしも9歳には見えない。
ストーリーの構造は、前作とほぼ同じだが、
エスターの正体が最初から提示されていることから、前作にあったヒリヒリ感は薄い。
中盤で今作のママが、エスターの正体に気づき、脅迫し始めたところから前作のストーリーの枠から外れ始める。
前作鑑賞済みの観客としては、下記から今ひとつストーリーに乗り切れなかった。
・エスターの正体が最初から割れている。
・前作とは異なる二癖あるママの存在。
・エスターが絶対に死なないのはわかっている。
特に、前作ママは「トラウマを抱えながら純粋に家族を守りたいママ」という共感できるキャラだったため
ヒリヒリしながら応援出来たが、今作のママは自業自得に見えて全く応援出来なかった。
最後に、となり席の大学生3人組の上映後の会話
大学生BC「(スマホを見ながら)これ続編らしいやん」
大学生A「知らんの、最初のはこれの最後のシーンから始まるんやで」
大学生BC「へえ、じゃあ続けて見れるやん。」
君ら前作の最大のオチ見ちゃってますから!
「ホラー好き」
そういう展開にしてくるのか!
エスターの気持ち悪さと・・・
オルブライト家の一人娘で6歳のエスターが行方不明になってから4年の月日が流れた。ある日、エスターが見つかったという連絡が警察からあった。父、母、兄は数年振りの再会という奇跡にこの上ない喜びを感じ、10歳に成長したエスターを迎え入れた。しかし、4年ぶりに戻ってきたエスターは何かが変わってしまっていた。実はエストニアの療養所から逃げたリリーがエスターになりすましていたのだった、という話。
2009年製作の前作で当時12歳でエスターを演じたイザベル・ファーマンが、25歳で再び少女エスター役を再び演じているのが凄い。
エスターの狂気と気持ち悪さが存分に堪能できるホラーだと思った。
エスター失踪の秘密が、なるほど、と納得した。
前作観てほしい
よーく練られた続編
頑張ってエスター
まさかの利害一致!?
小さな殺人鬼で有名なエスターの前日譚を描いた物語。
前作の鑑賞は必須ですね。
本作は前作の前日譚ですが、例の衝撃の真実を冒頭で言ってしまうので、見る順番は注意‼
序盤から猟奇的な展開。エスターがエスターになり、裕福なオルブライト家へ。
後は自分の思いのままになるよう、必要とあらばさっさと一家も始末し、恐ろしいエスターの一人舞台が始まる…と思いきや!?
前作を観てればニヤりとさせてくれる展開も沢山。
エスターもアレなわけですからね、やっぱり子ども扱いはプライドが傷つくのかな。トイレで癇癪を起すのはこのときからか(笑)
そして嘘の達人と言われつつも、詰めが甘いのも相変わらず(笑)
滅茶苦茶悪い奴だが、どこか憎めない部分があるのもエスターの魅力かな!?
また、今回も中々の衝撃展開。思いがけぬ発砲後は頭が混乱してしまいそうになる程。なるほど、そういうことが…。ともすれば、最初に一番ヤバいと感じたのは寧ろこちらの方か。
クライマックスはやっぱりバトル。相変わらずお強い…。こうしてつながっていくのね。
全体を通し、面白かったが大方のあらすじは前回でちらっと言われているし、結果もわかっているから前作を超えるほどではなかったが、今作も充分に面白かった。
なんならこれ、更なる前日譚も作成可能!?新作出るたびに遡るのも斬新で良いかも。ファーマンさん頑張って‼
そんで是非もっとイティの活躍も見たい‼
そしてどうでも良いが、エスターが車を走らせながら音楽を聴いているシーン。
追ってくるパトカーのサイレンが見事なまでに曲にマッチしてて、一人笑いをこらえるのに必死だったw絶対に笑う場面ではないんだけどねwww
また、ホームページの予告編、「怖い版」と「可愛い版」があるが、どっちも殆ど同じで笑いそうになったw
これからのエスターの活躍に期待‼…してはダメか。
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