「前作もみた上だと」エスター ファースト・キル 無色どん兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
前作もみた上だと
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公開初日に字幕版を観に行きました
前作のエスターのホラー感と残虐性に惚れ込んでいたので今回もそれに近いものを見れると期待して、観ていましたが序盤から躊躇がない。行動力も。目的のためなら手段も後先も関係ないんでしょう。
ネタバレになるので削ぎますがまぁそれは彼女の成長によるもの、それが結びつくのが医学的にどう説明がつくのかはわかりません。
中盤はこそっと一家に居座るようになるエスター、見てる側からすれば次の犠牲者は誰かは予想は勝手に付きます。そこでも受け入れられないですが、絵の上手さに父だけはその画力に惹かれますが女としてはみられず。車のワンシーンはエスターのお茶目さが不思議と可愛かったなぁ。すぐに捕まって振り出しに戻りますが。
終盤にかけてはもうエスターのターンですね、胸が踊りました。残虐というか執拗ですね、エスターは。そこが悲しいというか。一方的に愛した妻子ある男にも突き放され突き放しますから、何もかも手に入らないし失うしで。ラストの不気味なエスターのワンシーンは家族の一員になれないエスターの深い悲しみというか、エンドロールで回想してなんか怖いとういうより悲しいオチでエスターの映画のイメージが変わりました。監督の演出がうまくなったんですかね、演技力もさながら。
次回作もあることを期待してますのでこの評価です。エスターの幸せは望めないですが映画としては面白かったです!
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