「愛が国家を救う感じ」金の国 水の国 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
愛が国家を救う感じ
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昔から争いが絶えない隣国同士で
美しい女性と賢い若者を政略結婚させる取り決めで
お互いに子猫と子犬を送ったことを秘密にするために
偽りの夫婦を演じるようになり
それが国家間の諍いを収束していくようになるという物語
ナランバヤルの言葉にすぐ説得される感じがして
ご都合主義っぽいかもしれないが
そこまで違和感がなかった
全体的に物語で完全な悪人はそこまでいないように思えた
イケメンの左大臣はお飾りっぽい設定だが
そこまで無能さは感じなかった
お姉さま方は国のことを考えているようだが
ちょっとそこはわかりにくい
しかし、隣国としても徒歩で移動できるってのは
ちょっと近すぎて現実的にどうなのかな
国王はどちらも国のことを考えて戦争という選択をしようとしているが
バイカリの族長は全体的に無能っぽい感じがある
酒飲み競争を自分から誘っておきながらサーラに負けたり
ラストで金の国の技術力に驚いていたので
子犬を送って、戦争を仕掛けようとしていたのに勝算を考えてないのでは?
全体的に優しい世界なのでそこらへんで好き嫌いはわかれそう
現実は50年も先を見据えている政治というのは
非現実的だとか思う人もいるかもしれないが
個人的にはよかった
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