「やさし“過ぎる”物語」金の国 水の国 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
やさし“過ぎる”物語
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ご都合主義と性善説に依りすぎていて、良くも悪くも童話的でした。
また、基盤となる設定に疑問符が多く付く。
交易で栄えているのに水は買えなかったり、水路を引くことに水の国側のメリットがなかったり。
王族を謀れば死罪も免れないのに、気軽に頼み引き受けたり。
そもそも50年前に結ばれ、その後再び戦争にまでなったのに、何故今さら契約を果たすことになったのか。。
キャラ毎の画風があからさまに違うことも手伝い、リアリティラインがとことん低い印象。
クライマックスで「お父様が国王でよかった」とサーラは言う。
が、その男は貴女が「そんなことはしない」と信じたことを平気でやった卑劣漢ですよ。
しかも、それを棚上げして相手国に「水に流そう」とか上から目線で持ちかけるクズです。笑
浜辺美波の声質はよく合っていたし、『HELLO WORLD』の頃よりは上達していたものの、演技面ではまだ今ひとつ。
逆に賀来賢人は違和感のないレベルでとても良かった。
作画も雰囲気も悪くないが、“優しい”というより“易しい”、子供が見やすい作品に感じた。
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