レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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「魔王」以外は良かった
Dolby Cinemaで観たのですが、まず、映像と音響、殺陣が素晴らしかったです。
光っていたのは綾瀬はるかさん、中谷美紀さん、伊藤英明さん、北大路欣也さん。何れの役者さんも、所作が綺麗で、台詞回しも良く、特に、綾瀬はるかさんと伊藤英明さんは格好良かった。
ラブストーリーという切り口も、本能寺の変が起きた理由の解釈も斬新で楽しめます。
ただ、惜しむらくは魔王という言葉。この浅い言葉が全体的にそこはかとない馬鹿馬鹿しさというか、違和感もたらしてしまっています。魔王などという言葉を使うことなく、役者を信じ、役者の演技で、信長公のすごさ、孤独と狂気を表現してくれていたらどんなに良かったか。
ひとことReview!
総製作費20億円もかけたせいか、音楽、美術、衣装は見事な出来。木村拓哉と綾瀬はるかの演技も見事。前半は良かったけど、後半はグダグダの連続で、ラストのアレは何だか誤解を招きそうな感じ。
とは言え、東映が思い切ってゴージャスな大作を出してきた事に関しては、高く評価しなければいけない。日本の実写映画の致命的な弱点は、リスクを避けて予算を抑えた事と、「これを全世界に見せよう!」と言う戦略が欠けているから。まぁ、ゼニさえかければいい...ってもんじゃないのだが。
日本のミニ・シアター界がどれだけ頑張っても、東宝、東映、松竹、ワーナー・ブラザーズのメジャー大手が下手糞なコメディ映画や、しょうもないキラキラ青春映画や、忖度だらけの映画ばかり作って、興行面でアニメーション映画に頼ってばかりでは、失笑されてしまう。全世界を唸らせるくらいのゴージャスな実写映画を作って欲しいものだ。
人生の最後に思う人
今までと違う視点で描かれた信長と濃姫の物語
木村拓哉&工藤静香(脳内変換)
クルーズ夫妻が演じたアイズ ワイド シャットみたいにキムタク夫妻に演じてほしかった。そうすれば作品の世界観を決めた古沢良太の独自解釈にも納得出来たろうに。
主役は信長ではなく濃姫、つまりキムタク主演ではなく綾瀬はるか主演、更にはキムタクとW主演。そう考えると今回の作品(史実ではなく脚本家古沢良太の独自解釈)の矛盾がなくなり全てに筋が通る。先ずタイトルが信長では嘘になるし濃姫だと分かりにくいからTHE LEGEND & BUTTERFLYというタイトルにした。レジェンド/伝説の信長と濃姫/帰蝶だからTHE LEGEND & BUTTERFLY。
信長の伝記ではなく濃姫目線の信長だから当然合戦シーンはない(濃姫は合戦に行けない)。
信長との結婚式がオープニング、つまり濃姫と結婚する以前の信長は知らない、だからこそレジェバタはバタフライがレジェンドを知ってから始まる物語。
そして信長の魔王についても奥様の濃姫だからこそ信長が強気に見えて実はテンパってるように見えるからこその離縁(自分がいるから信長が魔王になったと独自解釈)。
信長が草食系男子になったのは濃姫と別れたからだと濃姫が独自解釈。
濃姫が離縁してからの信長の事は見えないのてここからは濃姫の想像の世界。
本能寺の変から脱出して濃姫と船に乗って異国に向かう。愛する旦那様と夢だった異国の旅。そして子宝が妊娠中。これこそ濃姫の理想郷ですね(だからこその信長の幻覚、ちなみに濃姫は既に病死)。
バレンタインはタイタニックで、泣きませんか?
これが『タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター』の宣伝文句です。
タイタニックとレジェバタ、似てると思いました。
そしてキムタクがレジェバタの脚本を読んで監督に直訴したと取材で答えてます。
つまりキムタク流の愛の告白がレジェバタなんです。
だからこそ時代劇の書き入れ時である年末年始を外してバレンタインシーズンにした。
そしてタイタニックと被った。
信長を使った時代劇をラブストーリーにするなんてキムタクにしか出来ない芸当ですね(苦笑)。
予想とは違う映画でした
制作費20億円
上映時間3時間近い大作
主演は木村拓哉と綾瀬はるか
日本史好きとしては期待値MAXでのぞみました。
桶狭間合戦シーンなし
道三討死はセリフ説明
稲葉山城攻略はスルー
姉ヶ崎合戦も合戦シーンなし
延暦寺焼き討ちは少し戦闘シーンあり
長篠は終結後のシーンだけ
本能寺の変は
正直、制作費20億円は何に使った?
安土城?
どうせなら、ifに振り切るか
ガッツリ戦国モノにするか
割り切った方が良かった気はします。
つまらなくはないが、
期待値が高すぎたから
残念な気がしますね。
ただ、明智光秀の扱いは面白かったですね。
新しい解釈で。
ラブストーリーとして観よう
綾瀬はるかの強さ、アクションのかっこよさ、快活な魅力に前半は釘付け。
身をやつしての市井でのお買い物シーンにほのぼの。
大量虐殺後の血まみれのラブシーンにもドキドキ。
キムタクは悲しいかな何をやっても役よりキムタクが透けて見えてしまう。キムタクが信長を演ずる学芸会。いつも通りのかっこいいキムタク。あくまでも主役向き俳優だ。
それ故に綾瀬はるかや中谷美紀の演技力がいかに素晴らしいかよくわかる。
特に綾瀬はるかがこの荒唐無稽な映画全体を牽引しているように思えた。
側室はほとんど出てこなくて、一夫一婦制のように思えるラブストーリーだった。出てきた側室も論外のおブスでとてもキムタクが気に入るとは思えず。
床に穴開けて脱出して海外に2人で渡るあたりは古沢さん脚本だけにコンフィデンスマンか?このまま痛快な感じで終わるのか?と思ったけど、残念、そうはならず。
幻想から現実に戻って、やはり本能寺の変へ。
人間五十年…の名シーンは歌わず舞わずだったのはもったいなかった。
キムタクが歌って舞えばさぞかしかっこよかっただろう。なんで棒読み?
歴史ものとして真剣に観ていると色々ツッコミどころもあったし、信長を他の演技派俳優が演じたらさぞかし素晴らしかったのでは?と途中チラチラよぎりもしたけど、いやそうじゃない。これはあくまでもラブストーリーと思って観れば良いのだという結論に至る。
そうなのだ。ラブストーリーならばやはり信長はラブストーリーではテッパンのキムタクで良かったのだ。
信長がうつけものの姿をしていたのは、 有り余る野心と才能を隠すため...
信長がうつけものの姿をしていたのは、
有り余る野心と才能を隠すためと思っていたのだが、
この映画の信長設定では
本当にただのうつけものだったからという設定だからこそ、
信長が父の地位を継ぎ、
綾瀬はるかの力を借りて頭角を現し、
うつけものから魔王へと、
人格がどんどん変わっていく描写も素晴らしい。
国の主として、
個人の感情に浸っていられなくなりながらも、
愛する人を思う姿は涙します。
欲しい戦闘シーンが省略されたり、
比叡山の焼き討ちの説明が少なかったりで、
編集に多少の不満がありつつ、
信長が本能寺の変で追い込まれた時の
妄想シーンが長くて、
変な終わりしないかドキドキしたり、
映画のタイトルの意味が分からなかったり、
多少の不満はあるが、
最後のキムタクの気迫ある終わり方はすごかった。
キムタクは、
どんな役柄、時代背景であっても、
常にキムタクの世界観を作り上げる。
信長が年老いてきても、
キムタクの立ち居振る舞い、
鍛え上げた姿勢の良さから
キムタクを消し去ることはできない。
それでいいんだと思う。
キムタクだからこその信長だった。
キムタクこそレジェンドだ。
綾瀬はるか、大なり~
一番の見所は、冒頭辺りの信長家臣の『大なり~』でした🎵
三時間近くあり、さすがに長かったです😞💦
恋愛映画として観ると良かったですが、歴史映画としては賛否両論ありそうです
綾瀬はるかさんの演技は良かったです😊
レジェンドの後ろ姿
死が身近だからこそ生を堪能しつくす人々がまさに在る戦国。生きる苦しみ、生きることの難しさ、死ぬことが日常の中で、いかに生き尽くすか、どんな夢を持ち、どこに行き着くのか、しゃぶるように生を味わう日々。人生五十年と舞うその姿は潔くレジェンドそのものなのに、たった一言が言えなかった男の情けなさが味わい深かった。不器用な男の思いは蝶となって愛する人のもとへ帰っていけただろうか、不器用な女の奏音は届いたのだろうかと刹那の余韻を味わう。
どんな「信長も信長」という不動の存在を、どんなときも「キムタクはキムタク」が演じる信長は無様で不器用、言葉足らずのワッパ。
人生80年の現代.信長の時代の濃密な50年を比べることは無理があるのは重々承知した上で、あえて言いましょう。3時間が短く感じた!
魔王信長の心の闇
スターウォーズとタイタニック(他にも同じようなタイトルの方がいました、スミマセン)…⭐︎
時代劇ではないだろうと前もって思っての鑑賞。
…で、鑑賞後に最初に浮かんだのがタイトル。
エンタメとして楽しむ。
さすが東映70周年の映画、って言うか東映って、やっぱり会社が大きいんだ…と変なことに
感心してしまった。
例の岐阜の信長祭りにも、馬などを提供したのは東映とのこと。
人気のある時代なので、歴史に詳しくない人でも知っているエピソードが次から次にと登場して
来るので、3時間弱という長い映画だが中弛みはあるものの短く感じる。
主役の二人、木村拓哉も頑張ってはいるけど やはり綾瀬はるかの身体能力が素晴らしい。
「奥様は取り扱い注意」の際にも際立っていたが、日本の女性の役者でも動きはダントツと思う。
物語は、二人のラブストーリー(?)を軸にあの時代のその他いろいろな出来事が絡められていく。
前評判で、斎藤工の特殊メイクがすごいとか言われていたが、明智光秀役の宮沢氷魚もなかなかだった。
光秀は、大河で描かれた光秀のイメージとは全く真逆のような性格で演じられて、それはそれで
面白かった。
伊藤英明演じる福富平太朗が、一番良いところをもっていったかなぁ…各務野の中谷美紀と。
乗馬のシーン、戦闘シーン、楽市楽座のロケなど、お金がすごくかかっている。
今、放送中の大河よりもずっと良かった。
しかしながら、作品としての印象は何だかすごく軽くなってしまっていて、見終わった後に
余韻のようなものを感じることが出来なかった。
主役の二人は、結構好きで出演作はほとんど見ているが、70周年で頑張り過ぎたのか⁈
本能寺のところから、タイタニック(笑)のシーンに飛ぶのも面白いかもしれないが
やり過ぎの気がした。
でも、やっぱり見て良かった。
いろいろな意味で、楽しめる映画。
ほんの一部分の信長像
『本能寺の変』はもはやおとぎ話。
ライトノベル的戦国絵巻
歴史好きです。信長よりも秀吉よりも家康です。というか水野勝成です。でも、脚色時代劇も大好物です。「戦国自衛隊」も「信長協奏曲」も。今作も監督&脚本が、自分好みな両者だったのでそこそこに期待。時代劇の木村拓哉も嫌いじゃない(武士の一分、無限の住人(←原作ファンなので思う所はあるが))。そして綾瀬はるか。物語の世界を肌感覚で掴むのが上手く見える彼女。今回も抜群でしたね。だがしかし、何よりも抜群な三人が。信秀、道三、家康ね。良かったなぁ…。特に家康は劇中も痺れたけどもスタッフロールで声出そうになったよ(知らなかった)。伊藤英明も立ち振る舞いメインの役どころで格好良かった。そして木村拓哉。ラストだよねぇ、ラスト。あそこで全部持っていかれました。流石でございます。
でもね、色々と力が入りすぎて長過ぎかな。美味しい所が尽くボヤケた印象になっちゃった。それでも美味しかったけども。
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