「こだわりの表現に感動」劇場版モノノ怪 唐傘 ももんがさんさんの映画レビュー(感想・評価)
こだわりの表現に感動
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友人に勧められて観に行きました
とにかく表現へのこだわりが凄かった
特に感じたのは「水」
ここ最近、映画では本物よりも本物らしい水の表現がCGで可能になってきていて、そこに感動することも多かったのですが、あと『鬼滅の刃』の浮世絵にとんでもなく躍動感を与えたような表現とか。この作品ではそういった作品とは一味違ったベクトルの水の表現が凄くて、「そこの目を奪われました
あと、この感想は古いと友人にも言われたのですが
正直、真面目なヒロインは黒髪ストレート、その友人はユルふわ茶髪という定番のイメージがあったので、その逆だったのが初めは違和感に思えたのですが、この二人が本当に魅力的で、お互いを思いあい、助け合うシーンにキュンとしました
もっと正直に言っちゃうと、途中「あなた、ちゃんと仕事しなさいよ」とイラッとしちゃう部分もあったりはするんですけどね、社会人ですから
でも、その先にそれぞれの魅力があって、すごく応援したくなる
大奥が舞台ということで、人間関係のドロドロは過去にも多くの作品で描かれているので、そのあたりはステレオタイプなキャラ設定でわかりやすかったです
そうならざるを得ないというか、こうなっちゃうの仕方ないよね、ヒステリックにもなっちゃうよね、わかるわかる、みたいな感じで、いじめ役にもちょっと同調できちゃう
だから割とどのキャラも好きになっちゃう愛おしさがある
そして何より薬売りさんの美しさ、カッコよさ
大奥に乗り込む時の殺陣!足を使って、相手を抑え込む、そのトリッキーだけど洗練された動きとか、本当に素敵でした
続編も楽しみです
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