劇場公開日 2024年7月26日

「良いとこも悪いとこも」劇場版モノノ怪 唐傘 相楽んさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5良いとこも悪いとこも

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

公開初日と盆初日の2回鑑賞

良いとこ(+☆5)
演者側のトラブルで声優交代となった薬売りに違和感がほぼない。
新・薬売り役の神谷浩史さんがTV版の薬売りの雰囲気等を大事にして演じてくれてるのがわかる。
少し軽く感じる部分もあったが、厄介オタクが感じる違和感程度。

制作前(CF開始前?)に総作画監督&キャラデザインの方と一悶着二悶着ありその方が降ろされてしまっていたので不安だった演出、表現もモノノ怪らしさが見え良かった。
文句のある方も居るとは思うがテクスチャ貼り付けただけの別作品に堕ちるかと思っていた身としてはちゃんとモノノ怪として楽しめたので良かった。

悪いとこ(−☆1.5)
『形』と『真』と『理』、このシリーズにおいて最重要なポイントであるはずなのだけど、『真』以外にモヤる要素が。
まず『形』、さらっとわかりすぎ。
尺が決まってるとはいえTVアニメ3〜4話分あるのだからもう少しどうにかならんかったんかな。
そして『理』、これがもうボヤけてて曖昧過ぎて一緒に観た友人と帰りに「え!?アレでいいの??」と悪い盛り上がりをしてしまう程度にボヤけてる。
スッキリしないまま『理』を得てバトルシーンへ進んでしまう。

3部作とのことで次の火鼠の舞台も大奥なのかはたまた外からのアプローチとして舞台変更(大奥の内と外に縁はできてる)なのか来年3月が楽しみではある。

相楽ん