劇場公開日 2024年7月26日

  • 予告編を見る

「やっぱり面白かった。」劇場版モノノ怪 唐傘 h.iさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0やっぱり面白かった。

2024年7月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

TVシリーズ放送時より大ファン。
結論から話すと満足度は非常に高く、様々な映画を観てきたが久しぶりに映画館で観て良かった、面白かったと喜びを得られた内容であった。
ファンであるが故に公開までにあったトラブルなどを踏まえ、思い出を汚されない様に見ないほうが良いかも知れないと怖気付いていた。
が勇気を振り絞って見に行ったところ
話の内容、画風はいつものモノノ怪。
あのTVシリーズが映画のスケールでダイナミックに帰ってきたと言う印象。
製作陣はさすが、内容と雰囲気を誰よりも理解されていると実感できる充実した内容だった。
また
◯良かった点
・音響、画風共にかつての作品がきちんと踏襲されている内容であったこと。
・演者達も飛ぶ鳥を落とす勢いの流行りの実力派ばかりで演技に不満点がなかった。
・映画ならではの予算をかけた豪華な演出、派手さがTVシリーズより増していた。
・モノノ怪+Ayakashiシリーズのコンセプトでもある「本当に恐ろしいのは人か妖怪か。」が今作でも色濃く描かれていたところ。また、その心理描写も語りすぎる訳ではなく視聴者に理解させるヒントを出すような形であったがすんなりお入ってくる内容だった。意味がわからないという方は理解力が乏しいとさえ感じてしまった。(私がファンであるが為に内容を理解しやすかったかもしれないが。
・最大の論点に上がると思われる、「薬売り」のデザイン変更と声優の変更も登場シーンが少ないが為かましだった印象。

◯不満点
・唯一の不満点は内容が素晴らしかったために櫻井孝宏で元のキャラクターデザインであれば非の打ち所の無い完璧な作品であった。
また、その案が存在していた為、悔やまれるポイントと感じた。

総括すると次回作が本当に楽しみで熱烈なファンである私も満足できる内容だった為、初見の方、ファンの方双方に鑑賞をおすすめする。

h.i