いつか、いつも……いつまでも。のレビュー・感想・評価
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なぜ、なぜ、なぜの連続。
なぜ、ここにいるの? なぜ、一緒に住むようになるの? なぜ、こんなセリフ棒読みのおばさんが出演してるの? コミカルでハートフルな音楽とストーリーが まったくマッチしてない。 この映画を最後まで見続けるのは、きついな、と思います。 私にはついていけないw
家族であるということ、人と人とがつながるということ。そのどこか懐かしい、温かくて幸せな空気感が観る者をそっと包み込む作品です。
長崎俊一監督は、2008年に公開された『西の魔女が死んだ』で大ファンになりました。 寡作な監督さんで前作の『唇はどこ?』より7年ぶりの新作公開となりました。危うく見逃すところでした。 長崎監督の持ち味は、温かな目線と細やかな心情描写で味わい深い感動を生み出すところ。本作でもその持ち味をいかんなく発揮してくれました。ひょんなことからひとつ屋根の下で暮らすことになる男女の恋と家族の繋がりを描くハートウォーミング・ラブストーリーです。 舞台はとある海辺の小さな町。祖父である“じいさん”(石橋蓮司)が院長を務める診療所で医師として働く俊英(高杉真宙)は、じいさんや家政婦の“きよさん”(芹川藍)と一緒に暮らす、そっけない態度に優しさを隠した不器用な若者でした。 ある日、そんな彼の前に、思い込みの激しい叔母さん(水島かおり)に連れられて、亜子(関水渚)という女性が現れます。なんと亜子は、俊英が思いを寄せていた、ある女性にそっくりでした。胸ときめくも束の間、来た早々に感情をあらわにして“騒ぎ”を起こした亜子の”こじらせ女子”っぷりに、俊英のいだいていた理想像はあっけなく砕けてしまうのでした。 そんな亜子には事情がありました。仕事も続かず何も取り柄のない自分に自信が持てず、不安と苛立ちのなか、親が勧める結婚に応じてしまったのです。でもずっと努力しながらも叶わなかった、漫画家になるという夢を諦めきれず、夫の海外長期出張の合間に東京を離れ、ふらりとこの海辺の町にやって来てしまったのです。 そんな不安からか、亜子は睡眠薬を常に服用していたのです。俊英の家に立ち寄った日の夕食で、誤って酒を飲んだあと睡眠薬を飲んだため亜子は救急車に搬送される事態に。これに医者として責任を感じたじいさんの一言から、亜子はこの家でしばらく暮らすことになりました。こうして図らずも、じいさん、きよさん、俊英、亜子の4人の暮らしが始まったのです。 悪い予感が的中し、亜子の言動に振り回され、腹を立てたり、心配したりと、いつもは冷静なのに熱くなる俊英。でも諦めきれない夢と現実の間で傷つきながらも、自身と正直に向き合っている目の前の亜子の存在が、面倒なことから逃げて、どこか流れのままに淡々と生きてきた俊英の心を揺さぶっていくのです。日々大きな笑顔になっていく亜子。その笑顔を記憶の一部に収めようとする俊英でした。 一方、亜子は、不器用だけど気遣ってくれる俊英やじいさんや家政婦のきよさん達との“家族の食卓”に安らぎを見出します。作ってみた料理に俊英たちが喜んでくれた時、ありのままの自分を認めてもらえた幸せを感じる亜子。 はじめは亜子を快く思っていなかったきよさんでさえ、子供のようにまっすぐな気性を知って、彼女を好きになっていくのです。 ほどなく亜子は心を開き、素直な自分を取り戻していくのでした。 やがて彼女は、診療所の清潔だが何もない壁に、病院を訪れる子供たちが喜ぶような動物のイラストを描いて飾ろうと初めて自ら思い立ちます。クールで殺風景だった俊英のリビングも、タンポポの鉢が置かれ、雑貨が飾られ、亜子の画材が並び、少しずつ雑然とした温かみのある雰囲気へと変わっていきました。それは、亜子と俊英がともに一緒の“居場所”を作っていった時間の証だったのです。元婚約者で女医のまり子(小野ゆり子)が久々に部屋を訪れ、その変わり様をひと目見ただけで嫉妬したように。 次第に二人の心に新たな感情が芽生え、何気ない日常がかけがえのないものになっていきます。一緒にいられるいつもの日常が、いつまでも続くようにとお互いに願うようになるのです。その温かくて切ない気持ちは、ふたりとも口には出さないけれど、今や俊英も亜子も同じでした。さらには彼らを見守るじいさんやきよさんにとっても。 けれども、そんなある日、亜子あてに一本の電話が入って、ふたりの関係に大きな変化が訪れます。 先ずはお互いに惹かれだしているのにケンカの絶えないふたりの関係は、おかしかったです。そんなふたりをけしかける、言い出したら猪突猛進のきよさんと、人の話は全く聞かず、一方的に自己主張を畳みかける叔母さんの熟女コンビにふたりは押されっぱなし。叔母さん役を演じる水島かおりの押しの強さは絶品ものでした。 そんなコミカル仕立てに加えて、ふたりの関係の寸止め描写も絶品もの。とにかくいい感じになってキスしようとしたり、亜子が体調を崩して、俊英が添い寝して、目覚めたときふたりが合体しそうな空気に包まれても、必ず絶妙な邪魔が入り、ふたりは照れながら苦笑するだけで終わってしまうのです。 そんな寸止め描写がいつ結ばれるのかが後半のお楽しみとなりました。 冒頭でも紹介しましたが、家族であるということ、人と人とがつながるということ。そのどこか懐かしい、温かくて幸せな空気感が観る者をそっと包み込む作品です。映画館で温かい気持ちになりたい方に、ぜひお勧めします。
うん…、もうひとつわからない…。
初っぱなから、俊英のおばさんが、なぜ亜子を連れてきたのかが、よくわからない。 全編を通して、玄関でコケる、池に落ちる、階段から落ちるなど、なかなかくどい演出が続く。 おばさんの芝居もくどいし、家政婦の芝居もくどいが、どう考えても演出なので、飽きてはくるが、見続けるしかない。 亜子のキャラクターも酒を飲んで睡眠薬を飲んだのか、突然倒れたり、虫歯になって歯医者に行くのをいやがったり、お菓子や料理をつくり始めたり、まとまりがなく、よくわからない。 そもそも、なんで俊英と同じ屋根の下に住んでいるのだろう。アパートの契約うんぬんも、よくわからない話だ。 まあ、結論をつくりたくて、いろいろとその過程を考えるのだと思うが、ちょっと脈略がなさすぎるし、おばさんと家政婦どちらもドタバタキャラだとストーリーがとっ散らかって、見ているうちに傍観者と化してしまう。 診療所の雰囲気や、高杉真宙、関水渚、石橋蓮司あたりのキャスティングは悪くないだけに、脚本と演出に無理があると思わざるを得ない。 ドタバタコメディをつくりたかったのかもしれないが、決して簡単ではない。 こういった映画は、脚本をこねくりまわさず、演出で完成度を上げていった方が面白いと思う。 人は変わった映画を観たいのではなく、人間を描いた映画を観たいのだと思う。 亜子は離婚して、俊英の元に舞い戻って来たんでしょうか?それをおじいちゃんと家政婦が喜ぶ? ちょっと、よくわからない話だと思うしかありませんね。 #174
いつも可愛い、いつまでも見ていたい!
高杉真宙と関水渚の大ファン!この2人がダブル主演の映画なんて面白くないわけ無いだろ!!! と、制作発表の段階からめちゃくちゃ楽しみにしていた本作ですが、そこまで評価がよろしくない。だったら、ハードルを下げないといけないなぁと、そこまで期待せずに劇場へと足を運んだわけですけれど、映画に不満を持つどころか、このサイトの評価に不満を持ちましたよ...笑 まぁ、確かに序盤は古臭い演出やキャラクターがあったり、いたりでこの先大丈夫かなと結構不安でした。あのうるさいおばさんが、本当にただのうるさいおばさんでしかなくて、この人が喋る度にため息。いるよね〜、昔のドラマとかでこういう人物。引き込みも弱かったし、開始10~15分までは評価3.0。 あと、竹内まりやが主題歌ってこと以外は、ほぼ完璧。めちゃくちゃいい映画だった。作りとしてはドラマっぽいんだけど、この100分ちょっとという尺だったから面白いと思えただろうし、映画としての質も非常に高かった。人物の感情変化、各キャラクターとの絡み、そして全身を癒す暖かな空気。文句なしでした。 高杉真宙と関水渚ファンは見なくてどうする!ファンでなくても、この映画を見たらこの2人が好きになるに違いない!そのくらい、これからの日本映画界を支えていくであろう彼らの魅力が詰まりに詰まった映画です。 高杉真宙はトゲのある役がハマりすぎ!そしてカッコよすぎ!呆れて怒ったり、でも優しさが滲み出ちゃったり。なぜだか愛おしいこのキャラクターを好演。その美貌と繊細な演技力に引き込まれ、毎度毎度この役には高杉真宙しかいない!と思わせてくれる大好きな役者です。賭ケグルイの鈴井のようなへなちょこもいいけど、こういうギャップのあるキャラも最高! 関水渚はもう、あまりにも可愛すぎるっ...!! コンフィデンスJPとか町田くんの世界とかウェディング・ハイとかで十分分かってたんだけど、本作の可愛さは異常!言葉遣いが汚かったり、泣き虫でズボラだったりする今までないキャラクターを演じたからか、より一層、いや、二層も三層も大好きになりました。個人的に大好きな女優三銃士は、山田杏奈、小芝風花、そして関水渚です笑 ストーリー自体、本当に面白くて。 キャラクター設定が上手くできているというのもあって、見応えたっぷり後味スッキリ。衝撃的な展開も、予想外のラストが迎えるわけでもないのに、何故か見入ってしまう作品。こんなにも笑えて、感動して、心が温まって、お腹いっぱいで劇場を出れることなんてそう無い。今年一、優しくて暖かい気持ちになれる、素晴らしい人間ドラマでした。 一言に、こういうところが良かった!とは言えないんだけど、とにかく面白い映画でした。評価あんまり良くないけど、劇場で見る価値のある作品です。ぜひ、1人でも誰かとでもご覧下さい。オススメです!
ワケわからない
情報なしに観ましたが全く感情移入しませんでした
解説読んでやっと分かったぐらい
演出の問題なのか?最初のシーン
オバサンのキャラが勝っちゃって肝心のなぜアコさんがきたのかよく分からん
で、憧れの人に似た人にやっと出会えた割には好きだと伝わってきませんでした
憧れの人ではなく過去に何かあった人かとおもっちゃいました
演出の問題なのかリアリティーがなさすぎ
リアリティーがないストーリーなら役者が表現すべきと思うがよくドラマに出てくるイケメン役のカブリ1000人キャラで伝わってこないしつまらない
渚さんはよかったです
こんな女絶対嫌だなと思わせたみごとな演技でした
ストーリーが、「いつか、いつも、いつまでも」の題名に則してるのは理...
ストーリーが、「いつか、いつも、いつまでも」の題名に則してるのは理解できる。 ストーリー的にはまあまあ。 ただ、この手のストーリーで、全体的にあのオーバーアクションはなんだか受け付けない。浮いてる感。
高杉真宙の色気がたまらない
高杉真宙の数少ない恋愛作品。とにかくキュンッキュンしました。 序盤はギャグ漫画をそのまま見てるようなエキセントリックな展開に度肝抜かれました。 ですが、徐々にその世界観に引き込まれていきます。 最初は仏頂面でぶっきらぼうな俊英(高杉真宙)ですが、アコ(関水渚)を見る目が優しく変わっていくんです その過程がたまらない・・・ 2人が急接近するシーンは悶絶ものでした。 決して過激ではないのにキュンキュンさせられました。 表情、声、仕草全てが良かったです。 ラストシーンも明るい未来しか感じない多幸感に包まれるラストで最高でした。 余韻がとまらず既に2回見ましたが、また見に行きます。
新作だけど古典
ストーリー自体は特に珍しくはなく、昔TBSでやってたホームコメディのような昭和っぽさで、逆に新鮮。 2022年に、漏らしたとか池が浅いとか、ちょいちょい差し込まれるダサい演出が、徐々に心地良くなってくる。縁側のシーン、猫が子どもでも産んだのかと思ったら、そこは意外すぎて読めなかった。 ところどころ端折ってる感も否めないけど、ああ楽しかったで帰れると思う。 予告編では、ほのぼのラブストーリーのような印象だったけど、このジャンルは、完全なる飯テロ映画。 食事シーンになるたび、"明日はコレにしよう"が更新されていく。フードコーディネーターさん良い仕事してる。 よく喋るおばちゃん、絶対知ってる女優さんだと思っていたけど、エンドクレジット見て、わぁ懐かしい名前。随分とふくよかになられて。 DJ松永は、イベントかなにかのシーンでの賑やかしのDJ役かと思っていたら、医者友達っていう普通の役でびっくり。でも思っていたより酷くはなかった。
『また観に行きたくなる映画』
『いつか〜』を観に行って2日経ったが、また無性に観に行きたくなった。私にとって、とても魅力的で、印象深い映画となった。それは自分の周りに1人はいるなと思える登場人物、また自分と重なる様なところがある登場人物で描かれており、それを役者さんがあたかもその人物であるかの様に演じていたからだとわかった。そして4人がまるで家族の様に、楽しく食卓を囲む、蟻地獄を覗き込む等が、温かくて、ほのぼのしていて、観ている私まで居心地の良い場所にいる様な気持ちになれた。
じいさん役の石橋蓮司さんのみんなを大きく包み込む様な安心感のある雰囲気。キヨさん役の芦川藍さんの明るさと優しさでみんなを元気にしてくれる様な雰囲気。この映画において2人の存在はかなり大きいと感じた。今回の映画で初めて知った芦川藍さんのファンにもなった。なんかとってもチャーミングで。
そして俊さん役の高杉真宙さんのクールな雰囲気から表情が豊かで優しい雰囲気に変化していく様子が本当に変化したのでは?と思えた。亜子役の関水渚さんは、しゅうまい、カレー、きんつばを作ったり、ホースからの水が顔に思い切りかかり、池に落ちる等々のどのシーンにおいてもとにかく愛しく、可愛らしくて。そしてなんでも許せてしまいそうになる不思議な魅力を感じた。それが映画の中での亜子の魅力であり、周囲の人に愛されていった。まるで子犬の様な。関水渚さんがそのままその不思議な魅力を自然に出せており、まるで亜子そのものだと感じた。
そんな映画だからこそまた観に行きたくなったのだと思う。私にとって魅力的で、印象深い映画となった。
ほっこりします
昭和感漂う、展開が分かるストーリーですが笑もあって飽きずに観れる事が出来ました。 この作品に対して上手くレビューを書くことが難しいなと思っているんですが、食事が美味しそうなのでそこは絶対見て欲しいです! 高杉真宙くんが終わった後心がポカポカするような映画と仰っていましたが、私はほっこり笑顔になる映画でした。
なんか良かった
海辺の診療所で祖父と働く医者の俊英の家に、以前から憧れてた女性にそっくりな亜子が現れた。しかし、俊英の想像とは全く違い、亜子はさまざまな揉め事をおこし、それに振り回された俊英から憧れは消えてしまった。何事も上手くいかず、精神的に追い詰められていた亜子は酒と睡眠薬を多量に飲み昏睡状態となり、また同じ事を繰り返すおそれが有るため、俊英と祖父とお手伝いさんの家族のもとでしばらく一緒に生活することになった。諦めきれない夢と上手くいかない現実の間で傷つく亜子の素顔を知るうちに、これまで淡々と生きてきた俊英の中で変化が起きてきた。一方の亜子もまた、俊英一家の温かさに触れることで自分自身を取り戻し、夫の元に帰って行った。そして・・・てな話。 俊英役の高杉真宙がだんだんと心を開いていく変化が良かった。 亜子役の関水渚はハチャメチャやっても可愛かった。 高杉真宙のじいさん役の石橋蓮司と家政婦役の芹川藍がほのぼのとしてすごく良かった。 アリジゴクを4人で眺めてるシーンはジーンときた。 それと竹内まりやの曲も合ってた。 なんか良かった。
二次元に憧れ、三次元で恋をする
ハートウォーミングなラブストーリー。 偶然手にした一枚の写真に写っていた女性に恋し、 たまさか彼女が目の前に現れたことからすったもんだがあり、 最後は大団円を迎える、との。 プロットそのものはありがちで、 {ボーイ・ミーツ・ガール}の王道を行くものの、 中途予想だにしなかった仕掛けもあり、 出会いのシーンも含めツイストは効いている。 とは言え、作品の魂は細部に宿ると言う。 役者も脚本も、杜撰な面があまりにも多い 残念な仕上がりの一本。 先ず、演技の点からは 周囲を固める人々に瑕疵はない。 とりわけ主人公の祖父を演じた『石橋蓮司』 姦しい叔母役の『水島かおり』、 家政婦役の『芹川藍』の何れもがイイ味を出している。 しかし肝心要の二人、 『高杉真宙』にはまだ目を瞑るとしても、 『関水渚』の駄目さ加減は目に余る。 〔コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年)〕の『コックリ』役は 科白が少なくてぼろが出なかったが、 今回は泣く/驚く/怒る/痛がるの全てのシーンで演技が白々しい。 〔町田くんの世界(2019年)〕で新人賞を席巻も こんなに下手だったか? 脚本の流れも良くはない。 冒頭からして人間関係が判り辛く、 それは建物の造作の描写も同様 (ストーリーに大きく膾炙するポイントにもかかわらず)。 それらはおいおいと分かっては来るものの、 頭の中での再整理はかなり必要で すんなりとは入って来ず、 観る側にストレスを感じさせるだけで この手の物語りでは駄目な要素だろう。 加えて、ピースの納まりが悪く 取って付けたような、無理に次につなげるためのエピソードが多すぎで、 登場人物の重要な行動の殆どに肯定できぬ唐突感があり。 人物の描き分けも、 女性は揃いも揃ってエキセントリック、 それに比して男性はイイ人ばかりで寛容度が強すぎて 違和感がありまくり。 とは言え、若い二人の男女の成長譚。 微笑ましく最後まで鑑賞をはしたのだが。 監督の『長崎俊一』と言えば 〔ユキがロックを棄てた夏(1978年)〕 〔九月の冗談クラブバンド(1982年)〕 〔ロックよ、静かに流れよ(1988年)〕 あたりが同時代も、最近はこんな作品も撮るようになったのね。 往時の片鱗はあまり見られぬけど。 そして主人公の叔母役の『水島かおり』は 監督の奥さんのハズだが、 実際にはあんなヒトじゃないよね?
笑っている人がいてもそのポイントが全く分からず、 いつかもうすぐ理...
笑っている人がいてもそのポイントが全く分からず、 いつかもうすぐ理解できるだろうと見続けたが、 結局理解できないままで終わってしまった
鑑賞後に幸せな気持ちになれた映画
ハートウォーミングな映画という言葉通りで、私は鑑賞後に幸せな気持ちになれた。その気持ちになれたのは、俊英と亜子の感情が変わっていく様、それに伴い周囲の人々の2人を思う気持ちがとっても温かいものに変わっていくその情景を観ていたからだと思う。
私は亜子がこれまでどんな思いで生きて来たのかを想像しながら観ていた。仕事をバリバリしている双子のサコと母親への劣等感にさぞ苦しんでいたんだろうと、亜子の言動、行動から感じた。そして亜子の諦められない夢。それがまた叶わなかったと分かった時の悲しさや無念さを、受け止めてくれた俊英。亜子と出会うまで、感情表現が上手ではない俊英が、こんなに変わるのかと嬉しい気持ちになった。亜子のことを毛嫌いしていたキヨさんが、気がつけば亜子の側で支えてくれていた。じいさんも亜子と出会った最初の頃の医者としての思いだけでなく、同じ屋根の下に住む子を大切に思っている様子が伝わって来た。私はこれらの変化を観ながら、ずっとこの家族のままでいてほしいと願うようになっていた。後半、俊英と亜子が月の道に向かって立っているシーンと、東京に帰るために家を出る亜子にキヨさんが声をかけるシーンでは、涙が出そうになった。そしてまた亜子がこの家に戻ってくると分かった時、私はキヨさんと同じようなはしゃいだ笑顔になっていた。鑑賞後にとっても幸せな気持ちになれた。また亜子、俊英、キヨさん、じいさんに会いに映画館に行きたい。そして幸せな気持ちにまたなってこようと思う。
たまーにツボあり
151本目。 始まりからの狙った感じ、態とらしさが気になってしまう。 それがいいと思う人もいるのだろうけど、後は時間との戦いと覚悟。 たまーにツボはあるけれど、全体的に安っぽさが見えてしまう。 でも食事だけは美味しそうかな。
甘酸っぱい不倫
2022年劇場鑑賞236本目。 一回も居眠りしてないんですが、状況が飲み込めないまま若い医師のいる診療所兼自宅に新婚一ヶ月目の女性が転がり込む話。 とぼけた人がたくさん出てきてそこはすごく良かったのですが、上記の事も含めてなんかシーン飛ばしてない?と思うことしばしば。編集の時に必要なシーンまでカットしちゃった感じがしました。 町田くんの世界の時の関水渚の声にならないセリフをそのままセリフにしちゃう感じ(ハックションをそのまま読んじゃうみたいな)は初々しい高校生という感じで良かったのですが、今回の人妻の設定でやられるとわざとらしさが目立ってしまいました。これは演出なのか分からないのでとっちが悪いか分かりませんが「あっ」言い過ぎ。 適当婚とはいえ旦那がいる人を好きになる話なので不倫ものといえば不倫ものなのでしょうが、高校生の「彼氏がいる人を好きになってしまった」みたいな雰囲気なのでそれほど嫌悪感なく見られました。 石橋蓮司がすごくいい感じでしたし、あまり名を知らぬ近所のおばさんや家政婦さんもいい味だしていました。
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