カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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綾野剛の不思議な魅力
原作は読破済み
原作の再現とオリジナルをうまく混ぜて上手に実写化していると思う
聡実くんは原作より少し年相応に、狂児は原作よりつかみどころなく、それでいて人たらしな人物に
大枠としてヤクザと中学生の不思議な友情を上手く表現していた
また原作だとあまり目立たなかった和田くんが非常にいい味を出していた。映画で1番よかったかも。
ただ、原作だとギャグシーンだった聡実くんがヤクザに怒鳴られて泣きながら謝るシーンなど、実写だと可哀想で見ていられなかった、、、
クソです
あの曲がこうなる
組のカラオケ大会で最下位を免れる為にヤクザが合唱部の中学生に歌唱指導を頼むというお話。漫画原作らしい設定の奇妙さが物語の中でも維持され、ヤクザ映画だからとコテコテせず、かと言って力を抜き過ぎる事もなく、物語と絶妙の距離を取りながら観る者をニヤニヤさせて積み重ねて行くエピソードが可笑しくて暖かく少し切ないのです。その距離感を絶妙に計って演じる綾野剛さんは流石だなぁ。
また、映画の骨組みとなる歌の選曲も絶妙で、綾野剛さんの歌声も、「決して下手ではないけど、微妙に上手くもないなぁ」というこれまたいい所を突いているのです。そして、エンドロールでの Little Glee Monster の歌声には「あの曲がこうなるのかぁ」とちょっと感動まで覚えてしまいました。
更に、映画ファンとしては部員がたった一人の「映画を見る部」の栗山君にどうしても肩入れしてしまいます。だから、劇中で彼が観ていた映画は、「それは、この作品のこの場面だね」と一人で勝手にフォローを入れておくのでありました。君は一人じゃないよぉ~。
ここのレビュー良き
岡くんかわいい
違う世界の二人
大坂ナンバー303 26-181黒のセンチュリーにご注意
ヤクザの若頭補佐・成田狂児と合唱部部長の男子中学生・岡聡実、接することがあり得ない二人が、実に他愛なく、くだらない動機によって歌唱指導の先生と生徒になって絡んでいく話ですが、どう考えてもそもそもの設定が無理くりであり、その後もかなり強引にスジが進んでいきます。
舞台は大阪郊外の住宅街です。
ともかく話が込み入っておらずシンプルな枠組みのままに、コミカルなヤクザ像を置き、登場人物が最小限に絞られ、而も性格も皆単純なので、観客には各々のキャラクターが分かり易く、自然に感情移入していきます。
その核心は、狂児と聡実の二人の会話でしょう。狂児の慇懃な話し方に対して、聡実の恐々と一言二言のみ発するぎこちない会話は、非常に間怠ろっこしいのですが、なぜか引き寄せられます。やはり大阪弁の二人が会話し続けると、老若男女問わず、自然にボケとツッコミが生まれ漫才のように聞こえてしまうせいでしょう。聡実のたどたどしい話し方は、結果的に上手く“間”の取られたボケ芸のように見えます。
また映像のカメラワークが、変な寄せアップが殆どなく、手持ちカメラは使わず、ほぼフィックスで撮っており、長回しも多く、とにかく変に凝らずオーソドックスな映像で作られているのも、観客が落ち着いて観ていられた要因です。
但し、細かい仕掛けが随所にあり、あちこちに伏線が張られています。しかし伏線に気づかなくとも話は分かり易いので、支障は全くありません。
中学の「映画見る部」、この存在そのものが不思議ですが、そこで男子中学生二人が並んでVHSビデオ観賞するのが『自転車泥棒』『カサブランカ』といったモノクロのクラシック洋画の名作です。
そして鮭の皮のアップ映像の長回し、そこには深い愛が詰まっています。
所々で笑い、その後で手に汗握り、また笑い、そして笑い、少し泣かせる、映画の娯楽三要素(笑う、泣く、(手に汗)握る)を兼ね備えた作品といえます。
ただあまり映画的なスケール感はなく、せいぜい半径1km圏の世界での出来事を、面白おかしく小ぢんまりと描いているに過ぎません。その点では映画館で観る映画としては評価し辛く、寧ろTVドラマ向きかもしれません。
大阪を舞台にしながら、大阪では一切撮影されていないようですが、いずれにしても大阪303の26-18ナンバーの黒のセンチュリーには近づかないようにしましょう。
シティーハンターを見るために入ったNetflixで見ました。夏休み...
安定の野木亜紀子脚本作品
原作の漫画を読んでから鑑賞。映画鑑賞部(?)や他の合唱部員との関係性など、原作にないエピソードも入れて、話が膨らませてあったが、原作の面白さを損なわせず、膨らませ方が実によかった。安定の野木亜紀子脚本。歌のうまさや下手さは漫画では想像するしかなかったが、映画では実際に歌われるのでより具体的になって、しかもそれが原作のイメージ通りで素晴らしかった。選曲がいい。聡実くんがヤクザの歌を酷評するシーンもキレがあった。
X JAPANの曲は聞いたことがなかったけど、サビのメロディには聞き覚えがあった。甲子園のブラスバンドで演奏される曲だった。歌詞の内容が野球と全然関係なくて、なんでこの曲がバッターの応援に使われるのかは謎だけど。聡実くんが変声期の辛さと向き合って必死に歌う姿は確かに胸を打つものがあった。映画ならではである。
これは歳の差ブロマンス映画ですな。 ヤクザと中学生とか大丈夫?!危...
紅だあああああーっ!もうええわ
チャーハン1つ。あとは愛…コメディ部分がちゃんと終盤のドラマにつながって生きてきているから、日本の多くの悪い"コメディ映画"みたいに脈絡のない印象を受けない。そして、最後は変わりゆく街を胸にちょっぴりエモい。
山下敦弘 ✕ 野木亜紀子 ✕ 綾野剛 = 勝利の方程式。「MIU404」に続いて野木亜紀子さん脚本作品で、綾野剛のノリノリな好演がまたしても光る!俺はこんな男だが、こんな狂った世の中を見過ごせない。君の歌声に乾杯。紅という選曲然り、『自転車泥棒』など昔の白黒名作をVHSで見ては巻き戻せないというのは、二度とやり直せない青春というものを端的に表しているようでよかった。
凸凹ミスマッチはいつも好タッグ。愛が足りへんのや、愛やで〜愛。米津玄師主題歌が続いていた野木亜紀子さんが書くから生きてくる"三代目米津玄師"。悩める年頃の夢か幻か?チャーハン2つ。あとオレンジジュースな。…おったやん。
掛け持ち幽霊部員制度
はぁ、学校でやらしい!
バディものでありコミカルに成長と展開にドキドキする
紅で泣くとは思わんかったぞ
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