「原作を活かす改変」カラオケ行こ! またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を活かす改変
原作既読。爽やかでちょうどいいドキドキもあり、一冊に収まる快作。どうやって2時間に膨らませるのかに興味を持ち鑑賞。部活や映画鑑賞など学校側のディテールが追加されていたが、それらがスジを邪魔することなく物語を豊かに膨らませている。芳根京子もナイス助演ながら、特に八木美樹演じる副部長の存在がいろいろな意味で最高じゃった。これらはやっぱり野木亜紀子脚本の効果なのか。
歌を沢山盛り込むのは映画として冒険なのだが、「花腐し」に続いての綾野剛のカラオケは、絶妙にうますぎず下手すぎず飽きさせない。
齋藤潤演じる聡実も自然な演技だが流石にヤクザの真ん中で愛を叫ぶのはちょっと映像で見るのは厳しかったかな。
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満塁本塁打さんのコメント
2024年1月14日
イイねありがとうございました。おっしゃるとおり脚本がほぼ原作と体感的に95%同じ忠実ですが、5%くらいの改変
が 本作を昇華させたような気がしました。副部長も良かったですが 反発して葛藤する後輩 後任部長の❓の和田くんの涙にもやられました。