「自然な笑いが場内に湧き起こる」カラオケ行こ! bionさんの映画レビュー(感想・評価)
自然な笑いが場内に湧き起こる
こういうコメディ好きだわ。笑ってくださいじゃなくて、自然に笑いが漏れてしまう感じ。
中学校の合唱部の部長が、ヤクザの若頭と交わるはずがないんだけど、プロットが上手い。組長主催のカラオケ大会で歌下手王に輝いた組員は、絵心ない組長に手彫りされてしまう。そりゃ、真剣になるよね。
キティ兄さんの手がアップになるシーンがあるんだけど、出すタイミングもいいし、キティ兄さんを演じる役者のチョイスも抜群。
合唱部の部長を演じる斉藤潤。この子、ただもんじゃない。緊張と緩和のタイミングがわかっていて、わざとらしさもなく、全てがパーフェクト。あの曲を熱唱する場面では、声変わり期の苦しさを見せながらも、皆を感動の渦に引き込んでしまう。
度を越した真面目の2年生男性部員と、その部員を上手にあしらう副部長の女の子も上手い。男女間の精神年齢のギャップに笑ってしまう。
僕も若い頃、『紅』が大好きで周りに迷惑をかけていました。ニワトリの断末魔か?、とツッコミがくるような汚い裏声で熱唱。
そんな苦い記憶も笑いに昇華してくれる作品でございます。
合唱部の女の子たちがいいですよね。
「なにしてるの?」
「子守」っていう会話、絶妙です。
男子は子供、女子は母ですね~。
男の子も、映画をみる部の一人正規部員の子が良かったです。
キティちゃん、話に出たとき「インサートで見せてほしい」と思ったら、後出しできました。笑
外しつつ拾う脚本が本当に上手かった。
そして、聡実くんの『紅』が上手で綺麗なものじゃなく熱の籠もったものなのも最高です。
こんにちは。
本作、面白かったですね♪
bionさんのレビューにも笑ってしまいました。
「紅」、、聞きたいですw
そして、キティちゃん。ないはずの口がありましたw イヤだぁw
齊藤潤君も天才でした。同感です!一瞬でファンになってしまいました♪是非ヒットして欲しいです!