ペーパー・タイガースのレビュー・感想・評価
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張り子の虎?
子供のころカンフーを教えてくれた恩師が死んで葬式で再会した中年オヤジ3人が師匠の仇討ちに乗り出す・・。復讐アクションと思いきやとんだコメディでした。
もっとも、タイトルからして「張り子の虎」ですから、シリアスなアクションドラマは期待できませんね・・。
しかも、コメディとしても、さして可笑しくもなくテンポも遅いので退屈至極。
クォック・バオ・トラン監督は脚本をメジャーに売り込んだが断られたので自ら映画化、ブルースーリーへのリスペクトやカンフー愛はわかるし、ポストベスト・キッドを描くアイデアは良かったのかもしれないが、アクション、ドラマ、コメディの全てが中途半端、残念。
言う程敬意は感じられないのだがw
若かりし頃天才カンフー少年3人組「スリータイガース」として名を馳せたおっさん達が恩師の死に纏わる黒い噂を聞き立ち上がる話。
不義理をしてそれぞれ師父のもとから離れた普通のおっさん2人と、カンフーはほぼ忘れ柔術を教えている1人、というポンコツ3人組がドタバタするストーリーだけれども、師匠に関するドラマと一番弟子に関するドラマは案外?しっとりシリアスな方向。
モチロンコメディ要素もしっかりあるけれどね。
ストーリーとしては悪くはなかったけれど、師父のことを立てまくり、実はポイズンなんちゃらがとかもう1人…とかちょっと唐突だったし、いくら集中しても、パワーも反応速度も持久力もないおっさんが!?という意味ではコメディでしかあり得ないお話しですけどねw
つまらなくはなかったけれど、アクションに振るのか、ドラマに振るのか、コメディに振るのか、欲張り過ぎててこぢんまり纏まっちゃった感は否めないかな。
リアル張子の虎
タイトルの「張子の虎」。まさか、そのまんまの内容を見せられるとは思わなかった。
おじさん達が、若い頃にマスターしたカンフーで、悪党達を倒すストーリーを期待していたんだけど、笑えないコメディー主体でガッカリ。
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