福岡のレビュー・感想・評価
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チャン・リュル監督の福岡アジア文化賞受賞記念の市民フォーラムで久々...
チャン・リュル監督の福岡アジア文化賞受賞記念の市民フォーラムで久々に観ました。ソウルの古本屋の店主のおっさんが客の若い女性に誘われて福岡に行き、大学時代の先輩に30年ぶりに会う話です。僕もいい歳したおっさんですが、この映画に出てくるおっさんのように、青春時代の事を思い出したり、またその時の亡霊に囚われている気もします。人生は過去の記憶から成り立っていて、それはこの映画の様に曖昧だったり、自分の都合のいい様に記憶が書き換えられたりしています。そんな風に人生を振り返ることができ、いつも通る近所の風景に新しい発見があったり、心がやすまる映画でした。
電波塔
韓国の閑古鳥が鳴く古本屋のオッサンが、21歳の女性客に誘われて福岡を訪れる話。 断りつつも店を出て歩き始めたと思ったら、えっ?もう福岡かよっ!! そして20年音信不通だった先輩の営む飲み屋を訪れて、古本屋と先輩の昔の恋話を話したり、近況を話したり…。 いきなり福岡とか、日本語は話せないけど言ってることは判るから大丈夫とか、何しに来たのか判らないけど女とか、これは霊か?それとも夢か? 何れにせよ特に知らない人の内輪話しをタラタラタラタラみせられただけという感じで、こういうのが好きな人にはハマるんだろうけれど、最初から最後まで冗長だった。
少し不思議で、とても素敵な映画です
慶州が好きだった方に、ぜひ観てほしいです!Zhang Lu監督の作品の中で、福岡はとくに好きでした。 色んな場面で死者の影がちらちらするのですが、不気味じゃなくて、なんとなく見守られてるような不思議な優しさと陽気さがあります。 慶州のろうそくのシーンのような、独特のユーモアというか、ブッ!と吹き出してしまうシーンもあります。 韓国や中国や日本や近くの国の人たちが、静かに少しだけ交流する雰囲気が、すごく好きでした。 とても素敵な映画なので、たくさんの方に観てほしいです!
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