ザ・ミソジニーのレビュー・感想・評価
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ホラーというより怪奇、怪奇というよりアート
オカルト映画ではなくカルト系寝落ち映画
学生演劇以下
失笑系コメディー
難解(いい意味)
あらすじ読まず、事前に入れた情報は、高橋洋さんの新作ホラー、それだけ。
個人的には、それが正解でした。
何が起きているのか?
一体、どっちだ?どっちだ?
と、頭をフル回転させて、物語に付いていくのが必死でした。
最後まで観ても、なんとなく分かったような感じ…
夢から醒めて、夢だったのか本当だったのか分からないような感覚に近い…
なんか、いまひとつ、スッキリしなかったけど、パンフレットを読んで…
解釈しだいなのかな?
何回も観たくなる作品です。
作品全体を貫く不穏な感じ不気味さが素敵です。
すごく残念なのは、他の方も言われてますが、少しだけある合成が安っぽく、ちゃちいトコ…
でも、それを凌駕する作品全体の良さがあります。
内容は、割りと、ポスターのイメージどおりだと思います。
中原翔子さんもだけど、特に河野知美さんの怪演がスゴイです。
とりあえず、もう1回観ます。
後半がついて行けませんでした
ホラー映画の更新
観やすい映画ではない。
観客に思考を促し、想像の果てにこわいものを描き出す手法は『霊的ボリシェヴィキ』を経て進化し続けており、だからわかりやすくこわいシーンが出てくることはあまりないし、怖いビジュアルや動きの幽霊が出てくることもほぼない。
低予算ゆえ荒っぽい合成もあるし、筋立ても後半からかなりカオスになっていき振り落とされる観客も大勢いるだろう。
でも、既存の手法を最大限に上手く使いこなすジェームズ・ワンやスコット・デリクソン、マイク・フラナガンといった監督たちの素晴らしく面白いホラー映画であっても、たどり着けないような境地に今作は至っている。
それは、エンターテインメントとして消費できるかどうかわからないレベルで「本当にこわいもの」を映画で描き出すための壮大な実験の連続であり、今作はこれまでの高橋洋監督作品でもっともそれに接近している作品である。
齢60を超えてなお、ホラー表現のアップデートと娯楽性を探求し続ける姿に感銘を受けるか、低予算のわかりづらい映画として切り捨てるか、どちらでも良いが、私は前者であった。
観客の想像力を信頼する作り手の映画であるから、シネコンでかかる映画より少しだけ前のめりに観て頂きたい思いはある。
炎はオーラですかね
呪われた母殺し事件を題材にした舞台劇の演技をつける為に山中の洋館にやって来た劇作家の女性と女優とそのマネージャーの男が、混沌に満ちていく話。
題材となった事件のあらましを説明的に語る会話からスタート…あらすじを読んでいたからまだ良かったけれど、イマイチ話しが入ってこない感じで期待値ダウン。
そして洋館にやって来て、臭くて食えたもんじゃないとい言いつつ同じ会話の中で今日は猪鍋にしましょうってなに言ってんだ?
そういうわざとらしい空気感の中始まっていく居るだ見えるだ降霊だ…ただのヒステリーか、取り憑かれているのか、はたまた霊か?と判り難いけれど、なんかとりあえず絶叫させて能書きタレさせて揉み合っておけばみたいな感じですかね。
低予算なのは仕方ないけれど、演技も演出も脚本も、全てが残念な感じ。。
上映後、理解が追い付かないところがオモシロイみたいなことを仰っていたけれど、自分的にはそういうところに至らなかった。
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