劇場版 荒野に希望の灯をともすのレビュー・感想・評価
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海外事情が良くわかる。自分の事より他人の事を優先してしまう、本物の日本人の「生き方」の一つ
情報操作により、様々な意味で良く報道されていない
中東・アフガニスタンと、米国や世界の関連事情が良くわかる!
世界の事情は連動しているから
海外と少しでも関係している人
将来海外でビジネス、留学、資金を数億円調達したい人
は、是非見ておきたい。
彼が命がけで救った、中東・アフガニスタンの人命は
●初期の医療行為で、約2万人
●初期の灌漑事業で、約16万人(だっけ)
●水路により農業可能にして、約30万人
農業で生きていけるなら
戦争の兵士として稼がなくてもよくなり
戦争に行く人が減った!
たった一人でも
「強い意志と愛」があれば、不可能を可能に出来る事を体感できる。
医師であったが、土木を一から勉強して事業に臨んだ。
粘り強く現地と交流し
見捨てないと約束し
何度打ちのめされても向き合った。
自分の事よりも他人の事を優先してしまうのは、日本人の遺伝子特性とも。
世界や、社会の中で、どうやって不可能を可能にしていくか
一人の日本人の生き方
是非、子供たちに観て頂きたい。
映画は、人生の疑似体験が出来る、魔法の参考書だ。
「世界一貧しい大統領」など
1900円で世界中に訪問できる。
子供でも、50年分の人生体験が何回も出来る
私は映画に育てられたから。
目頭が何度も熱くなった
彼を突き動かすのは、怒りなのだと思った。
不条理に一矢報いる、という言葉を口にされていて、凄まじいまでの信念に基づいた行動の根底にはこの不条理な現実への怒りがあることがよく伝わってきた。それを支えたのは火野葦平の甥であり、花と龍のモデル玉井金五郎の孫でもある彼の並大抵ではない根性、心意気、強さなのだと思う。筋を通す生き方というのは、強くないとできないことで、病を解消するには抗生物質では足りない、貧困であり、水だ、と気づいた時、井戸を用水路を掘ろうとできる医師がいったいどれだけいるかと思う。稀有な筋の通し方に、心を洗われる思いがした。
現在でも灌漑地域の農業は順調だという。小麦の収穫や酪農の光景、そして中村哲医師の亡き今も新たな灌漑水路工事がすすめられていることが、彼が残すことができた「なにか温かいもの」なのだ。そう思うと胸にぐっときた。
ハンカチは忘れないでください…
正直この方存じておりませんでした。
ネタバレになるので内容はあまり申し上げませんが、所々でこの方の書籍の一文が記されます.
言霊に胸を打たれ、苦労も厭わず、国も人種も関係なく、ただただ人を助ける事に尽力されます。
正直自分の人生は?と凄く考えさせられる内容でした。
私はこの方を一生忘れません。
同じ日本人として。
価値ある映画を制作してくださった方々に感謝の念を送りたいと存じます。
教えていただきありがとうございます。
誇るべき勇者
テレビのドキュメンタリーを見て、中村医師のことを知っているつもりでいました。しかし、映画館でアフガニスタンの広大な自然の風景を目の当たりにして、これまで知っていたと思っていたことがいかに限られたものだったのかを思い知らされました。
特に、用水路を作る取り組みがどれほど無謀なアイディアであったか。完成までの想像を絶する困難もそることながら、完成後の氾濫で用水路が流域の人たちの生活をおびやかすことにもなりうるということ。自然に比べて人間がいかに無力か、ということが大きなスクリーンによって実感することができました。
巷では元総理を国葬にするかそうでないか、と言う議論をしていますが、もし国葬というものがあるとしたら、中村医師のような方こそがふさわしいと思いました。各国の代表が中村医師の業績を共有し、中村医師の平和に対するメッセージを改めてかみしめる、そんな儀式になったらいいのに。
アフガニスタンに入っていった国の中で唯一武器を持たずに入った日本、そして中村医師のグループ。ここに、日本のこれからの国際社会における生き残りのヒントがある気がしました。
上映後の谷津監督のお話で、中村さんの人柄を知ることができてよかったです。そして、ひとことで表すと、仁義の人であった、と。自身を振り返って、そうありたいと思いました。
何度か泣いた 何度も憤った そして希望をもらった
淡々と、ただ淡々と記録映像に中村哲医師の言葉が朗読され、その行動が映し出される。
なのに、なぜか涙が溢れる瞬間が何度も訪れる。その理由は映画として良いとか悪いとかを超えた何かだと思った。
この殺伐とした地球に生きる辛さや苦しさという誰もが持っている"心の荒野"に「あきらめることは無い、人間もまだ捨てたもんじゃない」という希望を見せてくれる。映像美でも映画的技巧でもなく、愚直な21年間の"実録"のすごみに、90分の中で何ども突き動かされ、揺さぶられる。
よろよろと映画館を出ると、自分の目の前に広がるいつもと変わらぬはずの風景にキラキラと光が差し、道行く人たちを愛おしく感じた。そんな映画だった。
ありがとう、中村哲医師。
種を蒔き、舵を切り、託した人
国籍も人種も宗教も超えて、命燃え尽きるまで、人を愛し、偉人としてではなくただ1人の同じ人間として患者や難民と真摯に向き合って、未来を信じひたすら前に向かって歩き続け、アフガンでテロにより殉死なさった中村哲医師の記録
知ってるようで知らなかった、その取り組みと人柄が10数年、千時間に及ぶ撮影から90分間の作品に無駄の無い的確な構成、編集でまとめ上げられ、まるで中村先生の人柄のような飾り気なく、決して感動を強要することはカケラもないナチュラルな演出に、その感動はさざなみみたいに私の中にジンジンと染み入るように入ってきて、気づけば、たくさんの勇気をもらいました。
上映後の谷津賢二監督とサヘル・ローズさんのトークセッションもとても深く感じ入る考えさせられるものでした、感謝します
この殺伐とした時代、娯楽映画でストレス発散も悪くはないけど、同じ映画料金払うなら、多くの気付きが得られるだろう、この映画を見たほうがいいと思うよ、マジで🥲
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