「松井大吾の普通に良い映画」手 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
松井大吾の普通に良い映画
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コレって「ちょっと思い出しただけ」と張ってませんか?
イヤイヤ、これは松井大吾の現時点のベストだと言っても過言じゃないってw
「ロマンポルノ」をタイトルに冠する映画です。エロエロと人間ドラマに期待してしまいます。期待通りに、性を生々しく描く脚本ですし、臆面も無く、惜しげなく、直接的な性描写が、物語りの重要な一部を形成しています。
で、主演女優が福永朱梨ちゃんなんですよ。「彼女はひとり」じゃJKだったのに。つい、この前の話なのに。いやーー。これには正直驚いた。身体を張った体当たりの演技、素晴らしかったです。と言うか、ありがとうございますw
最初の父の記憶が、その手であったと言う女子。父親の愛に飢えた結果、醒めたオジサン殺しへと進化。心理学的にも「アリ」な展開から、恋愛の失敗を経て、父親へのわだかまりを解消する。と言うだけの、謂わば女子が「自爆するだけ」の物語り。
エロく生々しい人物描写があるがゆえのリアリティある人物描写と説得力。そうですよ、「ちょっと思い出しただけ」も、結構、そういうとこありましたもん。
映画としては、妹ちゃんの性行為シーンは不要だと思いますが、「ロマンポルノ」としては必須なんでしょうね。と言うか、それがあるからポルノかw
これは、面白かったです。
良かった。
かなり。
と。サロンシネマさんで観たんですが、多分、同じ回に、前田多美さん(女優&監督)が居られました。研究、ですかね。女性目線で、こんなんを撮ると、どうなるんだろ。って思いました。
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