「女性1人でも観れる品のある作品」手 さくらんさんの映画レビュー(感想・評価)
女性1人でも観れる品のある作品
手を繋ぎたくなりました。
手を繋ごうって手を差し出してほしくなりました。
そんな恋の始まりや、若い頃のあんなことやこんなことを思い出しては懐かしくなったり、金子大地くん演じる森に惹かれちゃったりしちゃいました。
濡れ場も多いですけど、撮り方が丁寧で品があったのでとてもきれいに感じました。
おじさんコレクションなんてやってたのもお父さんに対する愛の代替行為だっただけで、彼女が唯一望んでいたことは、お父さんから自分への愛情確認だったんじゃないかな。さわ子はお父さんが大好きだったから。
お父さんが自分の名前をそれまでお姉ちゃんだったのに、さわちゃんって呼んでくれた時、すべて固まっていた心が溶けていったんですね。このシーンでは涙がポロリでした。
松居監督らしい世界観が生きていて、観終わったあと心があたたかくなる作品でした。
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