「ちゃんと原点回帰」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと原点回帰
インディ・ジョーンズ
(原題:Indiana Jones)
1981年から公開が始まった
ハリソン・フォード扮する
考古学者インディアナ・ジョーンズ
を主人公にした冒険シリーズ
ジョン・ウィリアムズの
メインテーマは誰もが一度は
耳にしたことがあるはず
以前4作までは
ジョージ・ルーカスが総指揮
スティーブン・スピルバーグが
監督という考え得る最高の
ゴールデンタッグ
であったが今回は
ルーカスフィルムが
ディズニー傘下に入って初の
シリーズ作品となり
「フォードvsフェラーリ」の
ジェームズ・マンゴールドが
メガホンを取った
でどーだったか
あんまりらしくないシナリオや
核爆発の荒唐無稽な描写で
割と賛否両論だった前作と比べると
真っ当にインディージョーンズ
してて良かったと思います
舞台が戦後に変わってそこに
ヘンに合わせてしまった前作と
違いナチを露骨に出すことで
やっぱインディジョーンズは
はナチがとことんひどい目に
合わないとな!っていう
つかみは上手くいったと思います
主役ハリソン・フォードも
もはや御年80歳
・・とは思えない溌溂した演技
確かに冒頭はCGで若返らせてたり
年齢相応に枯れた感じを出しつつも
脱いでもすごい(あれはCGじゃないですよね)
そういう技術でもって
こんな古いシリーズがまたやれる
というのも映画の面白いところです
悪役のマッツ・ミケルセンも良い
この人の悪役というとやはり
「カジノ・ロワイヤル」の
ル・シッフルですが
計算高く完璧に見えて
なんか抜けてる感じがほんと絶妙
そして今回予想外にアクションシーンも
豊富にこなすヒロイン(?)ヘレン役の
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
この方は役者ながら007NTtDの脚本を
担当したり多彩な方のようですね
今回は謎解きも
アンティキティラの機械とか
引っ張り出してきて
馬鹿正直にやっております
岩に追いかけられるとか
トロッコに乗るとかではなく
なんともゲーム的な謎解き
だったのが今っぽい
で虫地獄はやっぱりやるのかとw
お約束で楽しんじゃえばよく
結局インディとナチが
しっちゃかめっちゃか出来れば
何でもよいわけで
昨今押しつけポリコレ臭がきつく
敬遠しがちだったディズニー系
ですがこれに関しては
良かったと思います
劇場も中高年率高かったですが
楽しんでるようでした