「AIの逆襲を止める2つで1つの鍵」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
AIの逆襲を止める2つで1つの鍵
パート1だけで満足感が凄いことになっています。
こんなに素晴らしい映画を見せてもらって言葉がない。
一瞬の緩みも退屈もしない。
途轍もなく面白い映画を観ました。
まずロシアの最新型の原子力潜水艦が制御不能な力により
爆発して沈没する。
これが序章だった。
《エンティティという名の新型AI》が全世界の、
防衛、情報、金融ネットワークに潜入する【脅威】
AIの逆襲・・・それを支配するものが世界の覇権をもつ。
IMFの任務はエンティティを唯一制御することの可能な
2つで1つになる【鍵】を手に入れて無効化すること。
今作は女性の活躍が目立つ。
特にスリと盗みの達人グレース(ヘイリー・アトウェル)。
引っ掻き回し、翻弄しそして最後にはとんでもない展開。
時代だですね、女性の活躍は。
女性はサポート役ではない、メインキャストでほぼ主役と同等なのだ。
意志を持ち行動して選択する。
男の言いなりにはならない。
グレースはかなりに手強い。
アクションはいつもながらに、いやそれ以上に素晴らしい。
なんといっても高速鉄道の天井のアクション。
そしてブレーキをガブリエラが壊したから、止まらない列車。
一車両、一車両と半壊した鉄橋を落ちて行く。
鉄橋の上、それも鉄橋は殆ど痕跡のみに破壊されてるのだ。
この列車墜落のシーンは凄い、凄過ぎる。
トム・クルーズはスタントを全部本人がこなしている?!
グレースと片手を手錠で繋がれたまま運転。
運転なんてもんじゃない!!
バックして車線変更して体当たりして階段も降りて・・・
ともかくカーチェイスもまともじゃない!!
100キロメートルで走行する列車の上のアクション。
断崖絶壁からオートバイもろともパラシュートをつけて落下して
走ってる列車に飛び乗る?!
それを全部トムがこなしている?!
61歳のトムが!!
特筆すべきは、今作のテーマ「AIの脅威」
クリストファー・マッカリ監督は制作の話の出た2019年から
既にAIの脅威を感じており「テーマ」にしようと考えていたそうです。
イーサンに指示を出すルーサーのコンピューターにまで、横入り。
衛星データも乗り移ってデータの改ざんまで、仕込んでくるのだ。
パート1でこれだけ集中して張り詰めたストーリー。
パート2の公開は予定では2024年6月28日。
期待は募る。
イーサン・ホーク(トム•クルーズ)いつにも増して格好良く、
ストイックで痺れた。
いつだってそうだけど、これはトム・クルーズのオレ様映画ではない。
監督・脚本・音楽・俳優の極上のアンサンブル。
トム・クルーズの30年を振り返ると、
《努力は報われる》
《ひとつの道をただひたすら努力することの美しさ》
それをトムの生き様から感じます。
それにしても変装マスクのシーンが4回位もある大サービス。
わざわざ今回は首からぐわっと剥がして見せてくれる。
マスクペリペリは兎も角楽しいお約束のシーン。
私は全くの映画の素人だから、あれよアレヨでワクワクして
【あり得ないアクション】に大興奮して、テーマ曲にウキウキして、
今も、ドキドキが止まらない!!
コメントありがとうございます。
このシリーズは、今が最も勢いのある時です。
次回のパート2で終わるのは残念ですが、
最盛期で終わるのも、また良しかもですね。
では、また共感作で。
ー以上ー
共感ありがとうございます。
本作、シリーズ中の最高傑作だと思います。
カーチェイス、走る列車上での格闘、などの定番のアクションを創意工夫をしてより迫力のあるアクションに仕上げています。最も難易度の高いやり方ですが、それに挑戦しています。
パート1を超えたパート2に期待します。
では、また共感作で。
ー以上ー
4DXは吹き替えになってしまいますが、キトリッジさんの声優さんが、トムハンクスと同じでした。
AIの脅威ですが、映画が始まる前の宣伝で、明日から公開のクリエイターが宣伝されてました。
こちらもAI絡みみたいですね。
今から40年以上前、CDステレオ、確かAIWAだったような…AI搭載のステレオが発売されて、お金を貯めて買った記憶があります。