「わかりやすくて爽快」ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
わかりやすくて爽快
過去作は全て視聴済み。
今回はある組織のキーアイテムを巡る物語となっています。これまでと比べてストーリーがシンプルになっていたので、ミッションの内容を理解しやすかったです。トムクルーズのアクションもマーヴェリックさながらの迫力で、バイクで崖から勢いよく飛び出す、列車内で繰り広げる肉体のぶつかり合いが素晴らしかったです。
一部の場面ではAIが登場し、昨今の時代を反映させている部分もありました。イーサンとその仲間たちがAIの情報に惑わされながらも、自分たちで考えて困難を切り抜けようとする様子は現代っぽさがあって斬新でした。
今回は、池袋の4DXScreenで観ました。激しく揺れる座席と、左右に映る映像と相まってスリルが倍増しました。また、あるシーンでは強い水しぶきがかかってきてびっくりしました。
その一方で、特殊効果が少なかったのが気になりました。例えば、乗り物で疾走する場面はただ座席が揺れるだけで、劇場内に風が吹いてこなかったです。私が座っていた位置もあるかもしれませんが、せっかくの見せ場なのに特殊効果をフルに活かされていなかったのが残念でした。また、視点をコロコロと変えるように3面スクリーンを見ていたためか、鑑賞後は少し酔ってしまいました。
追加料金が1,600円にも関わらず、この体験価値と釣り合っていないように感じました。ここから、映画自体は面白かったが、4DXScreenは個人的にイマイチだったという珍しい経験になりました。
来年公開予定のパート2ではどんな結末を迎えるのか、今からでも楽しみでワクワクしています。現在はストライキで問題になっていますが、無事に上映できることを強く祈っています。