「B級ホラー映画」SPELL 第一章 呪われたら、終わり いまはママさんの映画レビュー(感想・評価)
B級ホラー映画
いろいろと残念な映画。主役の2人以外は演技経験の少ない出演者の人が多いのか、國光真耶さんを筆頭に必死に演技してます感がすごくて却って白々しく見ているこちらが恥ずかしくなってくるレベル。
ストーリーや設定も説明不足で唐突感がありなかなか感情移入出来ない。
小道具に全く気を使っていないようで、例えば馬飼野家と水谷家双方電話がかかってくるシーンが出てくるが全く同じに見える電話の子機を使用ししかもどちらも充電器もなく子機単体で机に伏して置いてある状態だったり、普通の主婦であるはずの水谷良美が服は着替えても毎日毎日同じ変なネックレスを付けていたり、リビングや地下のデスクの棚など不自然に空っぽの空間が多いなどなど。
また水谷家リビングで話し合っているシーンでは緊張感を高めるためかカメラがとてもゆっくりと登場人物にズームインしていく手法がとられているが、発言する人間が変わるたびに同じ手法が繰り返し何連続も出てくるのでまるでコントを見ているような気分になってしまう。
とまあいろいろと残念でチープ感漂う映画ではあったが見終わった後には何故か謎の満足感が(笑)。多分いろんなタイプの粗がありツッコミどころ満載で逆に最後までダレずに見られたからかも。それが監督さんの狙いだったとしたなら流石。あとエンディングで流れる主題歌は普通に良かった。わざわざ映画館に観に行くほどのものではないがB級映画が好きという方にはオススメ。
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