「どの場面を切り取っても救いのない作品。」ヴィレッジ キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
どの場面を切り取っても救いのない作品。
クリックして本文を読む
閉塞感のあるムラ。村長がごみ処理場を誘致し、反対派もいたものの、賛成派が殺され、殺した反対派の優の父親も自宅に火をつけて自殺する。
そこが根っこにありつつ、閉塞感のあるムラに住み続ける閉塞感たっぷりの家で育つ優。
村長の息子には壮絶ないじめを受けつつ、幼馴染の美咲とはお互い人生はみ出した者同士もあり惹かれ合っていく。
横浜流星の演技がすごい。
分けるならば、最初のうつむき気味の陰の人生、中盤のムラの広報担当としてメディアにも出るほどの押さえつつも明るい表情もあるターン、後半は封印したい事件の真相やゴミのような村長と対峙する復讐篇と、全体的に感情は抑えつつも伝わる演技をしてくれている。
2日に分けて配信で鑑賞したが、分けて観たとは思えないほど世界観にどっぷり浸かった。
コメントする