「黒い穴に吸い込まれませんか?」ヴィレッジ ***さんの映画レビュー(感想・評価)
黒い穴に吸い込まれませんか?
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登場人物が多かったので、人物の背景もそこそこに脚本も色々と揃えていたのであっという間の2時間でした。人物像はもう少し見たかったな。冒頭の父親の絶望感などもう少しあっても良かったような
能面を見る楽しさは見るものによって表情が変わるので、自分がどういう顔しているかわかるアイテム。
能面のアップが出てくると、すぐそばで自分がその光景を見ているかのような感覚に襲われます。
また演出なのか、役者さんそれぞれが感情を押し殺した表情をされていて、「怖い、何を考えてるの?」と感情を揺さぶられました。特に母親。悲壮、憤怒、諦め、安堵など。
最後の対峙も、その後の結末も観者に委ねられたかな?
当然、無表情ではありましたが、優は笑みを含んでいた気がします。終焉、達成、謝罪など。
美しい景色とともに光を感じながら外部へと続く道は希望。
そして「どんな形」であれ、彼はまたこの村に戻って変化をもたらすであろう…
追記
横浜流星の悲愴感漂う歪んだ顔は見ものです。
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