「のんちゃんのどこまでやるの」天間荘の三姉妹 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
のんちゃんのどこまでやるの
2022年映画館鑑賞63作品目
11月14日(月)イオンシネマ名取
ハッピーマンデー1100円
原作未読
監督は『あずみ』『スカイハイ劇場版』『ゴジラ FINAL WARS』『ルパン三世(小栗旬主演)』の北村龍平
脚本は『夕陽のあと』の嶋田うれ葉
現世と天国の間にある三ツ瀬町に天間荘という民宿旅館
交通事故で瀕死の重傷を負ったはずのたまえだが何事もなくピンピンしていた
タクシーに乗せられ天間荘には送られたたまえは腹違いの姉たちと会うことができた
三ツ瀬の住人はたまえと客以外はほぼ東日本大震災の津波で亡くなった犠牲者の魂だった
150分はマイナスポイントだがそれほど苦痛に感じなかった
これが演技もイマイチな無名俳優ばかりで監督が大川隆法ならこの世の地獄だったに違いない
死生観や宗教心が虚無的な無神論者にはこの作品は向いていない
僕は全く感動しなかった
津波の映像なんて今更トラウマはないしむしろ日頃のマスクによる護送船団方式にうんざりしている
臨死体験の記憶そのままで遺族に死者の言葉を報告するたまえの姿に興醒めしてしまうくらいこの世界観にマッチできなかった
濡れ場のシーンでなんで門脇麦が笑ったのか理由がよくわからない
そこは違うという意味かもしれないがこの場合演技のプランでそれはないだろう
高良健吾がアドリブでなんかやったのか詳しいことはわからない
ちなみに今回は門脇麦のヌードはない
大島優子と温泉に入るシーンがあるがそれもない
それで良い
イオンシネマだから良かったがチケットが対面販売だと「××荘の三姉妹」と言い間違えそうで怖い
絶対に言い間違いをしてはいけないという思いが強すぎるとかえって加山雄三の本番での「仮面ライダー」発言のようなミスをしてしまうものだ
「××荘の三姉妹」なんてソフトオンデマンドが黙っちゃいない
対戦相手に「お逝きなさい」と言いつつ××攻撃でスカイハイさせるという設定でケンコバがプレイボーイに投稿しそう
瀕死の重傷を負い仲居として天間荘で働くことになった三姉妹の三女・小川たまえにのん
水族館でイルカのトレーナーをしている三姉妹の次女・天間かなえに門脇麦
天間荘の若女将を務める三姉妹の長女・天間のぞみに大島優子
かなえの彼氏の魚堂一馬に高良健吾
イラストの盗作疑惑で飛び降り自殺を図り瀕死の重傷を負い天間荘にやって来た女子高生・芦沢優那に山谷花純
水族館で働く成長した早乙女海斗に萩原利久
水族館の館長を務める早乙女勝造に平山浩行
一馬の父・魚堂源一に柳葉敏郎
天間荘の料理人・宝来武に中村雅俊
天間荘に1ヶ月ほど滞在している客の財前玲子に三田佳子
天間荘に客を乗せてくるタクシードライバー小川清志に永瀬正敏
天間荘の大女将・天間恵子に寺島しのぶ
津波の犠牲者の一人に高橋ジョージ
津波の犠牲者の一人につのだ☆ひろ
津波の犠牲者の一人に不破万作
夫を津波で亡くした妻に大島蓉子
優那の母に藤原紀香
若い頃の玲子にとよた真帆
スカイハイのイズコに柴咲コウ
高橋かおりも出ていたけどなんの役だっけ
医者だったかな
玲子の娘だったかな