劇場公開日 2022年10月28日

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「亡くなった人達と生きる人達に寄り添う」天間荘の三姉妹 いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0亡くなった人達と生きる人達に寄り添う

2022年10月29日
iPhoneアプリから投稿

臨死状態のたまえは現世と天国の間の三ツ瀬にやってくる。

三ツ瀬で出会う知らなかった家族、同じように街にやってきた癖のある人達との交流をゆっくりと描いている。
たまえによって皆んなの心境が変わっていく姿が観ていて嬉しくなる。
そしてこの町にいる人達に何があったかが分かり、たまえの役割が明らかになっていく。
唐突に命を奪われた人達の無念さは想像するだけで辛い。
三ツ瀬の人たちのように楽しく安らかにあってほしい。
そして残された人達の悲しみも…柳葉敏郎の静かな演技で伝わってくる。

のんは前向きでさかなのこのミー坊じゃんと思ったが、後ろ向きになったり本心が見えなかったり…読めない感じの役はのんにあってる。
大島優子綺麗すぎてびっくり。最初の画面アップに耐えられる人はあんまりいないよ。
柴咲コウの謎の美女役は似合いすぎ。今後一定の需要がありそう。

いたかわ