銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章のレビュー・感想・評価
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過去最高の出来でした!
私はこれまでノイエのテレビ版、劇場版に批判的な意見を多く述べてきました。
今作も多くの期待を持たずに鑑賞したのですが、大きく良い意味で期待を裏切られました!
まずセリフ中のキャラの表情が以前より細かく変わり活き活きとなっています。
効果音含めた音楽、キャラと背景の構図、戦闘シーンも工夫が施されており、迫力、見ごたえが増しています。
お気に入りのシーンはユリアンとケッセルリンクのパーティー対話シーンで、緊張感がしっかり出てました。
ロイエンとシェーンコップの一騎打ちもアングルが最高でしたね。
細かい点では、フェザーンの街並み描写、ミッターマイヤーのフェザーン統治の初期苦労なども原作世界観に感情移入しやすかったです。
私は石黒版信者ですが、ノイエについても
今後も良かった点は良い、悪かった点は悪いと是々非々で見ていきたいと思います。
銀英伝前半のクライマックスに向けて、次作に期待値が今作を見て大きく膨らみました。
製作陣の方、お疲れさまでした、ありがとうございます!!
神々の黄昏を狸穴で笑う狐
一章で困惑させて二章の戦闘無しな(まぁ序盤にあるけども)スパルタンな作りに唸りをあげて今回。良いバランスのちょっと豪華な幕の内弁当のようでしたね♪ご馳走さまでした。でも、バランスの偏った感じに馴れてきてたので、ちょっと物足りないかも笑。
まぁ、あくまでもスタートからお付き合いしている方々への作品なので、映画としてどーのこーの言うのも何だかななので割愛しますが、特別興行料金だけはキライ。この作品だけじゃないけども、「そ~じゃないでしょうに…」って毎回感じちゃうし、お代わりは絶対にしません。したくても。
結構居ると思うのよねそんな人達。興行主の頭が古過ぎると感じるのは私だけなのでしょうか。無論、正当な理由はあるのでしょうけども。
「フレデリカ・グリーンヒル好き」
動きは出てきたが。。
動きのない回が続いていましたが、今回はなかなか。
しかし、それでも眠気がきてしまうのは、果たして疲れのせいだけか。。
戦闘は、「その手があったか!」といった驚きがなく、大艦隊の撃ち合いは見飽きてしまった。
また、そこが醍醐味でもあるのでしょうが、登場人物が多すぎて一人ひとりが薄味なのは否めない。
各キャラの思惑やら心情、そしてその交錯を楽しむべきなのだろうが、間隔があくこともあり、うまくいかない。。
終演後に予告もなかったので、次作までよりインターバルが出来そうで不安です。
美中年2人による剣戟は見もの
ロイエンタールを急襲するシェーンコップとローゼンリッター連隊。
成り行きとは言え2人とも古典的なサーベルでの
一対一の対決!
この戦いでの見せ場の一つだろう。
イゼルローン要塞を攻撃するシーンも久々の戦闘で気合い入っているようだったな。
若干早足気味で話が進んだので各所でちょっと物足りない感じもあるが、旧作より見せ方が良くなっている所もあり一概に悪いとも言えないけど
その辺が少し微妙に感じるかな。
ただ駆け足ながらもマインカイザーと叫ぶ兵士たちの高揚感とそれに応えるラインハルトの姿はやっとここまで来た、と言う感慨すらあり震えた。
自ら皇帝と宣言しなくても部下の方から貴方こそ皇帝だと言う絶大な信頼感、こんな人がいたら素晴らしいだろう(まあ血は一杯流されるけど)。
それとイケメンのルパート君の退場シーンの新兵器は次に使う為の伏線かな?色々使い道がありそうで今後に期待。
フェザーンは抵抗もできずミッターマイヤー艦隊に瞬殺されたがあまりにもサクサク過ぎて物足りない感じだな。
何もできない圧倒的な物量に襲われたから仕方ないとは言えるが、もっと陸戦隊をドカドカ投入する描写や同盟の弁務官事務所を襲う所も何だかな。それと見た目がセコいオフィスビルの様でなんとも…帝国弁務官事務所よりは劣るにしてもせめて庭付きの近代的な邸宅みたいな感じにして欲しかったな。塀も門もないビルでは威厳も何も無さすぎる上に安全上の問題もあるだろう。
最後に気になったのが次回予告が無かった事かな。直ぐに続編は作る予定が無いと言う事か。
また1、2年掛かるかな?これからラグナロック作戦が本格化し面白くなるのに尻切れにはなって欲しく無いな。
ルパートくんイケメンで野心家だったのに惜しいな…
やった待ちに待った艦隊戦!短かったけど^^;
イゼルローン攻略にロイエンタールを差し向けたラインハルト
ロイエンタールvsヤン戦ではロイエンタール有利かと思いきや互角!
白兵戦でのシェーンコップvsロイエンタール中々の見ものでした。
ユリアンはミッターマイヤーによるフェザーン占領で拿捕されそうでしたか
危ういところで免れ事なきを得ました。
フェザーン側ではルパートは父を殺し自治区を乗っ取るつもりだったがルビンスキー自身、彼の謀反は織り込み済みだったので逆に返り討ちにし占領で迫る帝国の手から逃れました。正直ルパートは残念、個人的にはサイボーグ化でもしてルビンスキーに反逆してほしいところですが死亡確定ですね。
ただ結局のところ、全体的に見どころが多かった割に今回の戦争の決着は次回に持ち越しと言う事で楽しみやらもどかしいやら複雑な気持ちです。
今回はラインハルトのドヤ顔UPやミッターマイヤー、ロイエンタール、シェーンコップ等の活躍で女性ファンは満足されたのではと思いますw
私も三期の中では一番良かったです
神々の黄昏
安定した面白さ、だけど不可解な部分も
本シリーズも「邂逅」「星乱」「激突」そして「策謀」と展開し第3章目となりました。
今回はいよいよ帝国軍の軍事侵攻と相成る訳ですが、本章ではハッキリと1億軍人という、今の日本国民総軍人に匹敵する計り知れないリソースを謳っています。シーンの中に軍属だけど間接的な部署で軍務を担う兵の姿がチョットだけ出てきますが、そう云う人々も含めての数と言うことでしょう。
ソレを一心にまとめ上げる若き宰相・ローエングラム公‥‥。
風呂敷の壮大さと、ソレをシッカリと支えるストーリーの練り込み・展開はまずまずと言えそうで、第3勢力の政略とか混沌をやり過ごしてしぶとく駒を進める描写なども精密で、変な言い方ですが玄人好みと言えましょう。
そして今回はワリと大規模な戦闘のシーンもやや少なめながら描写がありましたが、まずはソコにチョッと微妙な箇所がありました。ネタバレを避けるため、敢えて別の作品・宇宙戦艦ヤマト2202を “出汁” に使わせていただきますが‥‥
土星よりもデカいガトラン本体へ突入したヤマトとクルーが、何の苦労もなくズォーダーの面前にたどり着き、そしてサッサとヤマトとともに退散、の一連が十数分で展開したあの問題のシーン。
ソコまで酷くはないにしても、万の桁の艦船を縫って揚陸艇が〜‥‥の部分はチョッと微妙です。ソレは原作+物語の都合上そうなったシーンでしょう。でも今までのリアルな物語描写が寧ろ違和感を煽った形に‥‥。モビルスーツ戦だったら‥‥w
もう1つは、ルビンスキー親子の確執描写がワリと淡白だった事。サスガにストーリーのカオス化を避けたのかも知れませんが、当初から展開がバレ気味だったことや、そのせいで『自分の悪いところばかり似てしまった』セリフがあまり説得力がなくて、そのシーンだけヤケに歌舞伎じみてて違和感があった事でしょうか。
さらにもう1つ、ヒョッとするとヤン以上に利発そうなユリアンが、あの公共の場での発言。後の伏線だとしてもチョッとトートツな感が‥‥。若気の至りと処理させる空気もありながらも、その時のユリアンの表情など描写含め、演出上チョッと不可解でした。コレは個人的にも些末な事ではありますが。
とは言え今章もキッチリと楽しませて頂けたので大満足な上映回でした。蛇足ながら、隣のお客さんの、上映中の飲食音が結構耳障りだったのは不運でしたが。
てか今回に限らず、炭酸飲料のペットボトルの蓋を開ける音がするのは、色んな意味でマナー違反だと思うのですが‥‥ 。スマホの明かりとか、今回は昼の回の鑑賞だったせい?
終わりの始まり、、、なの?
策謀の最終章に相応しいてんこ盛り!
ノイエからの新参者で原作はノイエ分まで。
「策謀」は第一章の開始早々に出鼻をくじかれてしまった感があり銀英伝のこれからは大丈夫!?と不安になりましたが一気に巻き返してきました!
ユリアン独り立ち
腐敗した自由惑星同盟
要塞戦→艦隊戦→白兵戦
きつねの親子喧嘩
フェザーン制圧
と勿体無いくらいてんこ盛りの内容となっております。(詰め込みすぎ感も…)
個人的には、あの小さかったユリアンが立派な青年に成長した姿を見ると感慨深いものがあります。
それなのに叶わない恋を選んでしまうのも…
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