二つ目物語のレビュー・感想・評価
全4件を表示
タイトルなし(ネタバレ)
今日(2025/06/14)観ました。
見放題ではなかったので、440ポイント使うハメになりました😩
第一印象は「安っぽい」のひと言に尽きます。が、クラファンで制作費を募り制作した映画だそうなので、寛容な心持ちは必須仕方ないですね😅
同監督の前作『落語物語』の方が、質が高いです。U-NEXTで見放題なので、あちらの方が断然お勧めです。
上席:貧乏昇進
柳家㐂三郎扮する主人公豆きちが、二つ目昇進の為の準備金を闇金から借り、それをなくしてしまうお話。橘家文蔵の集金業者姿がしっくりし過ぎでした(笑)途中、電車が走り去る音に登場人物のセリフがかき消されていたのは演出だったのでしょうか。非常に分かりにくかったです。高座で笑顔がとても素敵な春風亭一花の劇中では見る影もなく、キャストを見て軽くショックでした(笑)
中席:幽霊指南
柳家さん光扮する損保家光太郎が『お菊の皿』を幽霊に指南してもらうお話。
全編モノクロで観づらい演出に集中力が切れました。古今亭文菊の和尚さん姿、違和感ゼロです✨
下席:モテ男惚れ女
金原亭杏寿扮する桜屋てまり、柳亭市弥扮する富丸家恭太が綴る、落語家の恋模様。厳しい世界での色恋沙汰は、3つのエピソードの中で最も興味がそそられました。林家あんこと金原亭杏寿が気まずい男に関する話で、割とガッツリめに食べている姿が印象的でした(笑)
総合的に前作『落語物語』と同様、場面と場面の繋がりにギャップがあり、頭に「?」が浮かびますが、なんとか行間を読むように努めて、補正しながら観る必要があります。
低予算で制作しているので、シリアスな場面も滑稽に見えてしまうので、少し気の毒に思いました。
寄席の楽屋や、芸人のプライベートをなんとなく覗き見るような塩梅の、自主制作映画かと思います。
まむしの銀次が刺され、豆きちへ贈るつもりだった祝儀袋で命拾いしましたが、血が祝儀袋の表面に着いていたので、祝儀袋の血だと確信しました(笑)
この世にもあの世にも序列はあります。
北区の寄席、梶原いろは亭で高座に上がる二つ目の落語家達を題材にした3作のオムニバス。
貧乏昇進
二つ目昇進に際し支度に必要になる約100万円が用意出来ずトイチの闇金から金を借りた噺家の話。
取り立てに来た男との人情話でなかなか面白かったけれど、最後の展開はなんじゃそりゃ?そしこからの展開は良かったけれど、ちょっと中途半端な感じでチョイモヤッと。…と、思っていたら色々想像が膨らんで愉しくなった。☆3.0
幽霊指南
女の役回りが苦手な噺家が稽古をしていたら取り憑かれる話。
稽古をしてたら、というか最初から火の玉飛んじゃって、猫と骸骨と…。正に取り憑かれてというお話しで、実際に落語の演目をドラマ仕立てにした様な作品だった。☆2.5
モテ男惚れ女
モテモテな上に女癖も悪い噺家と、彼と交際している噺家の話。
同業同士の恋愛は御法度なんですね。知りませんでしたが…それが公になってしまったことと、過去のことから近親になってしまったという物語は、自分にはあまり刺さらず。噺家同士の漫才の様なトークは面白かった。☆2.5
ご祝儀だ~い!
全4件を表示