二つ目物語のレビュー・感想・評価
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この世にもあの世にも序列はあります。
北区の寄席、梶原いろは亭で高座に上がる二つ目の落語家達を題材にした3作のオムニバス。
貧乏昇進
二つ目昇進に際し支度に必要になる約100万円が用意出来ずトイチの闇金から金を借りた噺家の話。
取り立てに来た男との人情話でなかなか面白かったけれど、最後の展開はなんじゃそりゃ?そしこからの展開は良かったけれど、ちょっと中途半端な感じでチョイモヤッと。…と、思っていたら色々想像が膨らんで愉しくなった。☆3.0
幽霊指南
女の役回りが苦手な噺家が稽古をしていたら取り憑かれる話。
稽古をしてたら、というか最初から火の玉飛んじゃって、猫と骸骨と…。正に取り憑かれてというお話しで、実際に落語の演目をドラマ仕立てにした様な作品だった。☆2.5
モテ男惚れ女
モテモテな上に女癖も悪い噺家と、彼と交際している噺家の話。
同業同士の恋愛は御法度なんですね。知りませんでしたが…それが公になってしまったことと、過去のことから近親になってしまったという物語は、自分にはあまり刺さらず。噺家同士の漫才の様なトークは面白かった。☆2.5
ご祝儀だ~い!
しん平師匠監督による久しぶりの落語映画!嬉しかった。思いがけず上映前の舞台挨拶。サプライズで感無量だった。
寄席通いから少し遠ざかっていたけれど、あ、あの師匠もあの若手(だった)師匠も・・・と知ってる落語家さん、そして知らない若手さん。知らない間にこんなに沢山の女性の落語家さん!とかなり感動しました。上席、中席、下席の三部構成。下席で使われていた昭和の音楽、素敵に内容に合ってました。女性噺家さんは皆さん演技が上手。
かなりディープな落語ファンでないと訳分からない箇所もあるかと思いますが、大丈夫!ちょっとでも落語好きな方ならお勧めです‼️
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