二つ目物語

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二つ目物語

解説

落語家の林家しん平がメガホンをとり、2010年製作の監督作「落語物語」以来に手がけた落語映画第2弾。真打昇進前の二つ目落語家たちが織りなす人間ドラマを、「上席」「中席」「下席」の3話オムニバス形式で描く。要領が悪く落語の仕事もないまめ吉は、闇金融と知らずにお金を借りてしまう。しかし、大金を手にして気が大きくなって深酒した挙句に、大金を落としてしまい……(上席「貧乏昇進」)。女が主軸の噺が得意でない古参二つ目の光太郎に、師匠は親心で女主体の噺ばかりをかけさせるが、うまくいかない。そんな光太郎が、女と幽霊が題材になっている「お菊の皿」の稽古をしていると、本物の幽霊が現れ……(中席「幽霊指南」)。色男を自負する恭太は、落語が好きで女も大好きなお調子者。あちらこちらで女を口説く恭太にうんざりした元カノの噺家・梅花が、恭太の女性問題を楽屋仲間に暴露。そこから問題はどんどん大きくなっていく(下席「モテ男惚れ女」)。キャスト、スタッフに落語協会所属の落語家や色物が多数参加し、本職たちの手によって落語の世界が描き出された。

2022年製作/126分/日本
配給:クロスロード
劇場公開日:2022年6月24日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
林家しん平
総合プロデューサー
綱川敦子
撮影
和田正樹
林家しん平
編集
和田正樹
林家しん平
VFX
和田正樹
林家しん平
助監督
林家あんこ
金原亭馬久
三遊亭歌彦
お囃子
松尾あさ社中
主題歌
東京大衆歌謡楽団
スペシャルアドバイザー
寺脇研
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映画レビュー

2.5この世にもあの世にも序列はあります。

2022年7月2日
Androidアプリから投稿

楽しい

北区の寄席、梶原いろは亭で高座に上がる二つ目の落語家達を題材にした3作のオムニバス。

貧乏昇進
二つ目昇進に際し支度に必要になる約100万円が用意出来ずトイチの闇金から金を借りた噺家の話。
取り立てに来た男との人情話でなかなか面白かったけれど、最後の展開はなんじゃそりゃ?そしこからの展開は良かったけれど、ちょっと中途半端な感じでチョイモヤッと。…と、思っていたら色々想像が膨らんで愉しくなった。☆3.0

幽霊指南
女の役回りが苦手な噺家が稽古をしていたら取り憑かれる話。
稽古をしてたら、というか最初から火の玉飛んじゃって、猫と骸骨と…。正に取り憑かれてというお話しで、実際に落語の演目をドラマ仕立てにした様な作品だった。☆2.5

モテ男惚れ女
モテモテな上に女癖も悪い噺家と、彼と交際している噺家の話。
同業同士の恋愛は御法度なんですね。知りませんでしたが…それが公になってしまったことと、過去のことから近親になってしまったという物語は、自分にはあまり刺さらず。噺家同士の漫才の様なトークは面白かった。☆2.5

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Bacchus

4.0一弥と安寿が良かった

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿

3つ目の話が良かった!
ひとつ目の文蔵さんも
なかなか強面で、適役☆彡

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共感した! 4件)
花丸

4.0ご祝儀だ~い!

2022年6月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

しん平師匠監督による久しぶりの落語映画!嬉しかった。思いがけず上映前の舞台挨拶。サプライズで感無量だった。

寄席通いから少し遠ざかっていたけれど、あ、あの師匠もあの若手(だった)師匠も・・・と知ってる落語家さん、そして知らない若手さん。知らない間にこんなに沢山の女性の落語家さん!とかなり感動しました。上席、中席、下席の三部構成。下席で使われていた昭和の音楽、素敵に内容に合ってました。女性噺家さんは皆さん演技が上手。

かなりディープな落語ファンでないと訳分からない箇所もあるかと思いますが、大丈夫!ちょっとでも落語好きな方ならお勧めです‼️

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talisman